くるめっこ

本日、宮部みゆき「この世の春（下）」（新潮文庫2019年刊）を読み終えました。北見重興を苦しめた狭間（忍びの者）の九蛇・桐葉親娘は重興の中の鬼の人格が既に倒していることが明らかになり、湖に捨てられた生け贄の子どもたちの骨も引き上げられました。多紀をはじめ重興を慕う周囲の人々の力により、重興の多重人格は本来の人格に収斂し、大団円を迎え安心した次第です。