シアトルからこんにちは

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お勧めの本ー境界線”バウンダリーズ”



確か次女が15歳、長女が17歳のころだったと思う。

愛らしかった2人が急に攻撃的に豹変してしまって、私は、途方に暮れていた。

あのころ私は、M社でリサーチアシスタントをしていた。

多くの人からデータを集める仕事だったが、ある日、20代の女性がオフィスに来たとき、”父にも参加して欲しいから電話するね。”と言った。

電話での話し振りをききながら、この親子関係はなんと微笑ましいのだろうと、驚いてしまった。

そこで次回お父さんが来られたとき、私はたずねた。

”あなたと娘さんはとてもいい関係を持っておられるようですが、いったいどうしたらそんな関係が持てるのですか?”

すると、彼は、”バウンダリーズ”という本を読んだからだ。
と教えてくれた。

仕事がおわって走るようにして本屋へ駆けつけた。

ハードコピーーだったので、安くはなかったけど、お金は惜しくなかった。

まもなく本を完読した。

わたしは全般的に本を読むのが遅い方だが、英語の本はとくにおそい。

おぼれそうになった人が藁でもつかむような気持ちでいた私は必死だった。

バウンダリーズがやっと身についたと思えるこのごろ。

あれから7年間たった~

本を読むのは簡単だけど、人間は習慣の生き物なので、何度も古いパターンにもどってしまった。

今では、大人になった娘たちと、私の関係は、尊敬と愛に満ちたものとなっている。

毎朝感謝。

夫婦関係、親子関係、友達関係、上司関係などで悩んでいるひとにおすすめ。

今まで英語版のみだったが、やっと日本語に訳され、9月中旬に出版されることになった。

訳者は、”ヤコブの祈り”の訳で有名な中村左知さん。

わたしは中村さんに一度も会ったことがないけど、ネットでクリスチャン交流するようになり、彼女とご主人の日記を愛読している。

中村ファミリーのHP

今回はご主人の昇さんも応援活躍

著者は心理学博士

ヘンリー・クラウド氏

ジョン・タウンゼント氏

この二人は、カウンセリング・クリニックをもつかたわらニュー・ライフという
ラジオ番組をもっている。

毎日午後1時からなので、聴けない日がおおいが、一度、クラウド博士が、近くでセミナーをしたとき、主人と一緒に参加した。

本にサインまでしてもらったのを覚えている。

結婚して10年くらいたったとき、私は結婚問題で悩んでいた。

助けてくれたカウンセラーもこのトレーニングをうけたひとだった。

あの時学んだことは、”Noboday makes me mad"

I have a choice.

”主人がこういったから腹がたつ”のではなく、自分がどのように反応するかはあくまで私の選択である。

腹を立てるという選択

無視するという選択

相手をかわいそうだと思う選択

といろいろある。

あれから夫婦間のコミュニケーションがかなり良くなった。

アメリカで100万部超えた売り上げの、ロングセラー

あの本のおかげで私の人生は変わったといって過言でない。


みんなに一読してほしい。

読んだ後の感想もきかせてね。


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