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2009.09.20
テーマ： 好きなクラシック(2316)
カテゴリ： 音楽～クラシック
とっても素敵なクラシック・コンサートに行ってきました
「世田谷芸術百華2009」という 世田谷区文化芸術振興補助事業主催の
区内各地で多才な芸術イベントを行うフェスティバルの一環で
下北沢にある東京都民教会で開かれました
ステンドグラスが とっても綺麗です…
わたしはキリスト教信者ではないのですが
クリスチャンの友達のお誘いで 今まで何回か教会に行ったことがあります
その静謐かつ明るい雰囲気・・・
オルガンの合奏にあわせて 聖歌を歌ったりして
今回のコンサートは フルート＆チェロ＆ピアノ三重奏です
ピアノ：瀬川 玄さん
フルート：葛西 賀子さん
チェロ：金木 博幸さん（東京フィルハーモニー交響楽団主席奏者）
設置されたステージ 教会ならではの演出でとても素敵でした
演奏が始まる前に撮りました
床に敷いてある木の板は フルートとチェロの音響効果を考え
わざわざ置かれたものだそうです
♪ プログラム ♪
*C.M.ウェーバー「三重奏曲 ト短調op.63」
全四楽章から成る曲です
ちょうど古典派からロマン派に移りゆく時代だったそうです
この曲の第三楽章にはゲーテの詩が引用されています
小さな教会の２列目に座ったわたしたち
ピアノとフルートには日ごろから接していますが
チェロ演奏にそんな至近距離で触れるのは初めてで
物哀しい旋律を奏でるチェロにフルートが追随し ピアノは静かに流れ…
長い曲でしたがすっかり惹きこまれてしまいました
*J.S.バッハ「ソナタ ニ短調BWV.1028」
やはり教会には バッハの音楽は断然あいます
さきほどのウェーバーとは違って穏やかな演奏が とても素敵でした
*アストル・ピアソラ「オヴリヴィオン（忘却）」
最近ピアソラが大好きなので 『ピアソラ』の名前が告げられたときすっかり興奮してしまいました
この曲 初めて聴いたのですが…
演奏を聴きながら
涙がでてきてしまいました
音楽を聴いていて幸せなことに 涙がでてくることがあります
なんでなのかな…？旋律が物哀しいから？いいえ…
どこかその曲なり演奏なりが 魂の琴線に触れてくるからなんだと思います
振り返ってみると今まで 音楽を聴いていてわけも分からずに涙を流したときって
記憶している限り
・ 平原綾香が「ジュピター」を歌っているのを初めてテレビで見たとき
・ 元上司のＴ澤さんのライブ
・ 今年の春に行った沖縄で見た ネーネーズのライブ
今回 このピアソラの曲を聴きながら
涙を流せるほどの素晴らしい演奏にまた出会えた幸せを
しみじみと噛み締めてしまいました…
*メンデルスゾーン「歌の翼に」
今年はメンデルスゾーン生誕200年ということもあり
各地で彼の曲が演奏されることが多いみたいです
この曲は 実はにぃにぃが現在レッスンを受けている曲
わたしもいつもにぃにぃが練習しているのを聴いていたので曲は覚えてしまっていました
コンサートでのフルートとピアノのコラボ とっても素敵でした
にぃにぃの曲が仕上がったら わたしもピアノを練習してみようかな？
*Ph.ゴーベール「ロマンティックな小品」
フィリップ・ゴーベールは1879年生まれ
フルートのヴィルトゥオーソや威厳ある指揮者として知られ
また主にフルート曲の作曲家としても活躍されていたとのことです
フランスっぽい感じの曲調で 素敵でした
☆ アンコール ☆
* 山田耕作「からたちの花」
この曲から チェリストの金木さんの軽快なトークが始まりました
金木さんは長年 東京フィルで活躍されている方ですが
この日本の名曲を 正直あまりうまく歌える方はいません…とのこと
なぜかというと いくら歌が上手でもイタリア語訛りなどが出てしまい
この曲に 赤とか緑とかの華やかな色合いが入ってしまう…
日本文化の素晴らしい部分である黒と白の部分が表現できていない
・・・私もまだまだ未熟ですが その部分を精一杯表現できるように
今夜はがんばって演奏します とおっしゃったとおり…
演奏は 日本人の心にとても染み入るものでした
* イタリア カンツォーネ
正式な題名はよく分からないのですが…
ここでも金木さんの軽快トークが
ＮＨＫの長寿番組「名曲アルバム」は 金木さんが所属する東京フィルの演奏も多いそうです
「名曲アルバム」で要求される演奏時間は ４分52秒…
どんなに演奏が素晴らしくても それを大幅に下回ったり上回れば 没になるそう
その『４分52秒』の理由は その長さがオーディエンスが集中力を持続させ得る最大の長さからだとか…
「今から演奏する曲は いわばイタリアの演歌であるカンツォーネ
『４分52秒』以内に収まります
十分にお楽しみいただけると思います！」
チェロとピアノのデュオ
耳なじみのある曲でした
とっても軽快かつ迫力があり ノリノリになってしまったらあっという間に
４分52秒が過ぎてしまった感じ…
今夜初めて客先から 「ブラーボォー」という声援が起こりました
* エルガー「愛の挨拶」
あまりにお客さんたちがノリノリになってしまって
「アンコール・アンコール…」の嵐になってしまったこともあり
「この曲をもって僕たちの今夜最後の『挨拶』とさせていただきます」
と とどめを刺されてしまいました
なじみのある名曲です
フルートとチェロの主題が とっても素敵でした
会場を出たあと 涼しげな秋の夜風が心地よく…
本当に素敵なひとときを過ごせました
「世田谷芸術百華2009」という 世田谷区文化芸術振興補助事業主催の
区内各地で多才な芸術イベントを行うフェスティバルの一環で
下北沢にある東京都民教会で開かれました
ステンドグラスが とっても綺麗です…
わたしはキリスト教信者ではないのですが
クリスチャンの友達のお誘いで 今まで何回か教会に行ったことがあります
その静謐かつ明るい雰囲気・・・
オルガンの合奏にあわせて 聖歌を歌ったりして
今回のコンサートは フルート＆チェロ＆ピアノ三重奏です
ピアノ：瀬川 玄さん
フルート：葛西 賀子さん
チェロ：金木 博幸さん（東京フィルハーモニー交響楽団主席奏者）
設置されたステージ 教会ならではの演出でとても素敵でした
演奏が始まる前に撮りました
床に敷いてある木の板は フルートとチェロの音響効果を考え
わざわざ置かれたものだそうです
♪ プログラム ♪
*C.M.ウェーバー「三重奏曲 ト短調op.63」
全四楽章から成る曲です
ちょうど古典派からロマン派に移りゆく時代だったそうです
この曲の第三楽章にはゲーテの詩が引用されています
小さな教会の２列目に座ったわたしたち
ピアノとフルートには日ごろから接していますが
チェロ演奏にそんな至近距離で触れるのは初めてで
物哀しい旋律を奏でるチェロにフルートが追随し ピアノは静かに流れ…
長い曲でしたがすっかり惹きこまれてしまいました
*J.S.バッハ「ソナタ ニ短調BWV.1028」
やはり教会には バッハの音楽は断然あいます
さきほどのウェーバーとは違って穏やかな演奏が とても素敵でした
*アストル・ピアソラ「オヴリヴィオン（忘却）」
最近ピアソラが大好きなので 『ピアソラ』の名前が告げられたときすっかり興奮してしまいました
この曲 初めて聴いたのですが…
演奏を聴きながら
涙がでてきてしまいました
音楽を聴いていて幸せなことに 涙がでてくることがあります
なんでなのかな…？旋律が物哀しいから？いいえ…
どこかその曲なり演奏なりが 魂の琴線に触れてくるからなんだと思います
振り返ってみると今まで 音楽を聴いていてわけも分からずに涙を流したときって
記憶している限り
・ 平原綾香が「ジュピター」を歌っているのを初めてテレビで見たとき
・ 元上司のＴ澤さんのライブ
・ 今年の春に行った沖縄で見た ネーネーズのライブ
今回 このピアソラの曲を聴きながら
涙を流せるほどの素晴らしい演奏にまた出会えた幸せを
しみじみと噛み締めてしまいました…
*メンデルスゾーン「歌の翼に」
今年はメンデルスゾーン生誕200年ということもあり
各地で彼の曲が演奏されることが多いみたいです
この曲は 実はにぃにぃが現在レッスンを受けている曲
わたしもいつもにぃにぃが練習しているのを聴いていたので曲は覚えてしまっていました
コンサートでのフルートとピアノのコラボ とっても素敵でした
にぃにぃの曲が仕上がったら わたしもピアノを練習してみようかな？
*Ph.ゴーベール「ロマンティックな小品」
フィリップ・ゴーベールは1879年生まれ
フルートのヴィルトゥオーソや威厳ある指揮者として知られ
また主にフルート曲の作曲家としても活躍されていたとのことです
フランスっぽい感じの曲調で 素敵でした
☆ アンコール ☆
* 山田耕作「からたちの花」
この曲から チェリストの金木さんの軽快なトークが始まりました
金木さんは長年 東京フィルで活躍されている方ですが
この日本の名曲を 正直あまりうまく歌える方はいません…とのこと
なぜかというと いくら歌が上手でもイタリア語訛りなどが出てしまい
この曲に 赤とか緑とかの華やかな色合いが入ってしまう…
日本文化の素晴らしい部分である黒と白の部分が表現できていない
・・・私もまだまだ未熟ですが その部分を精一杯表現できるように
今夜はがんばって演奏します とおっしゃったとおり…
演奏は 日本人の心にとても染み入るものでした
* イタリア カンツォーネ
正式な題名はよく分からないのですが…
ここでも金木さんの軽快トークが
ＮＨＫの長寿番組「名曲アルバム」は 金木さんが所属する東京フィルの演奏も多いそうです
「名曲アルバム」で要求される演奏時間は ４分52秒…
どんなに演奏が素晴らしくても それを大幅に下回ったり上回れば 没になるそう
その『４分52秒』の理由は その長さがオーディエンスが集中力を持続させ得る最大の長さからだとか…
「今から演奏する曲は いわばイタリアの演歌であるカンツォーネ
『４分52秒』以内に収まります
十分にお楽しみいただけると思います！」
チェロとピアノのデュオ
耳なじみのある曲でした
とっても軽快かつ迫力があり ノリノリになってしまったらあっという間に
４分52秒が過ぎてしまった感じ…
今夜初めて客先から 「ブラーボォー」という声援が起こりました
* エルガー「愛の挨拶」
あまりにお客さんたちがノリノリになってしまって
「アンコール・アンコール…」の嵐になってしまったこともあり
「この曲をもって僕たちの今夜最後の『挨拶』とさせていただきます」
と とどめを刺されてしまいました
なじみのある名曲です
フルートとチェロの主題が とっても素敵でした
会場を出たあと 涼しげな秋の夜風が心地よく…
本当に素敵なひとときを過ごせました
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