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ひさしぶりにチュンサンは母の病室でみずきに会った。
ちょうど、みずきが自宅に戻る所だったので、
ミヒに自宅まで送るように頼まれた。

車中、みずきはほとんど口を開かなかった・・・。
「ほんと、久しぶりでしたね、みずきさん・・・」
チュンサンが話しかけても、小さい声で返事をするのがやっとだった。
「疲れが貯まってないですか?ずっとみずきさんに甘えっぱなしになってしまって・・・」
「いえ、そんなこと・・・」
みずきの呼吸があらい・・・・

ほどなく、ミヒの自宅に到着し、チュンサンがミヒに頼まれた荷物を持って、
みずきと一緒に家にはいっていった。

みずきの足下がふらついている・・・・。
「みずきさん、具合悪いんじゃないですか・・・」
そういって、おでこを さわるとすごく熱かった。
みずきの顔も熱のせいで紅潮している。

みずきはたっていられず、その場に倒れそうになった。
チュンサンは、すかさずみずきを抱きかかえた・・・。
そして、ひとまず近くにあったソファーに横たわらせた。
その日はメイドももう帰っていなかった。
チュンサンは毛布を持ってきてみずきに掛けた。
そして、体温計で熱を測っている間に
かかりつけの近くのドクターに電話をして
往診に来てもらうようにした。
ミヒが普段使っているベッドにみずきを運んだ・・・・。

みずきは高熱のせいで、
自分が今誰に抱きかかえられているのかさえわからなかった。
チュンサンは氷を割って水枕の用意をしたり、手際よく看病の準備をしていた。
少し経ってからドクターがやってきた。
診察を終え、風邪の様だと伝え、2,3日高熱が続くかもしれないといって 、
解熱剤等の薬を置いて帰った。

チュンサンはタオルを取り替えたり水枕を取り替えたり一晩中
みずきの看護をした。そして、薬が効いてきたのか、
みずきの呼吸が少し静かになった。

チュンサンはほっとした・・・。そして、みずきの顔をじっとみつめた。
目の前に眠っているみずきがユジンに見える。
思わず、みずきの髪をなで、「ユジン」と囁いてしまった・・・・。

みずきはその声で気がついた・・・・。
それなのに目を開けようとはしなかった。眠っているフリを続けた・・・・。
辛くて涙があふれてきた・・・。
「みずきさん、苦しいのかな、涙が出てる」
そういって、チュンサンはやさしく手で涙をぬぐった・・・・。

時折おでこに当ててくれるチュンサンの手のぬくもりがうれしかった。
このまま時が止まって欲しいようなきがした。

やがて、夜が明けた・・・・。
8時になると、いつものようにメイドさんがくるはずだった。
しかし、その日は8時になってもやってこない。
不思議に思ったチュンサンだったが、日曜日だったことに気がついた。
チュンサンはみずきのために軽い食事を用意する事にした。
キッチンで支度をしていると、
みずきが着替えをすまして、下りてきた。

まだ足下がふらついている・・・。
「あ、みずきさん大丈夫ですか?もうすぐ出来ますから
もう少し横になっていてください・・・」

チュンサンがそういうとみずきは頷いて、ベッドに戻った。
まだ、自分でも起きていられないのがわかった・・・。
枕元にチュンサンが食事を運んでくる。
高熱の後なので、ほとんど食べられなかったが、
みずきはうれしかった・・・・。
まだ、熱はあったが、一時のような高熱ではなく38度台に落ち着いた。

チュンサンは一度ミヒのところに顔をだして
また後で来ると伝えて家を後にした・・・・。
ひとりになったみずきは、考えた。
チュンサンはユジンさんと幸せになってもらいたい。
チュンサンを愛していても叶うはずのない恋だとわかっていた。
自分の愛した人が幸せになってもらいたい
、純粋にそう願える心のきれいな女性だった・・・。

数日後、すっかり回復したみずきはミヒの病院へ向かっていた。
歩きながら、チュンサンに看病してもらった思い出を
大切に覚えておこうと思った。
そして、そんな思い出をプレゼントしてくれた風邪という病気に
お礼が言いたい気分だった。
to be continue・・・・・・・・ by keema
日刊スポーツ・・・・・^^; April 20, 2010 コメント(20)
帰国の公知です~(>_<)。。。 April 18, 2010 コメント(14)