meiのあったかほ~む

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世界のたび

まぁ、お茶でも如何?
tea

考えたら、デザイナーになって◎十一年。

まだ学生の時に『新宿の母』に観てもらったら、貴女は世界に行くよ!って言われた。へぇ~海外進出かぁ~って嬉しかったのだ!

暫くしてニットメーカーに新入社員で入社半年後にニューヨーク在住の日本人アーティストのブランド担当になったのだ!
そのお方、単身でNYに渡り、自分で編んだかぎ針モチーフのアクセを有名百貨店に売り込みに行き見事に成功されたのだ。
ジャパニーズモダンの走りでニューヨーカーにはとっても受けていた。
その日本支部であった。
かなりの個性的な方で、彼女が来日してもみんな遠巻きにしており、とても気を使われていたのだ。無理もないか。
でもなぜか?私は可愛がられたのだ!
確かに彼女とは親子くらい歳の差があるし、まだ純朴な見習いな私にホッとしたのだと思う。
私もあまり変な気負いもなく、休みに浅草行きませんか?とかお好み焼きに連れて行ったりと下町に連れて行ったのだ。
とっても喜んでね。愉しい愉しいを連発。

だから、次回からニューヨークへは貴女一人でおいでと言ってくれた。

それが、初めての海外デビューの始まりだった!!
初めてのアメリカそれもニューヨークマンハッタンである!!
今のような、治安も安定しておらず、あっちこっちでパトカーがワンワン走っているのである。
乗った飛行機も『パンアメリカン航空』である。通称『パンナメ』

スッチーが凄かった。。。通路いっぱいいっぱいのお尻の黒人の方だった。
歩きながらシートをお尻でボインボインっとはたきながら行き来するのである。
『ウッジューライカァーヂュリンク~?』って聞かれ『ビ、ビァ~、プリ~ズ。。。』って言ったら『ホレッ!』ってミルクを置いて行った。。。。
となりに座っていたニューヨークなおばさんに『ッククク。。。初めてぇ~』っと聞かれ、『はぃ。。。』って言って見た時、心臓が止まりそうだった。
真っ黒のサングラスをずりあげた目元が,ロイヤルブルーのアイシャドーで真っ青だったのだ。。。
それから延々13時間、おばばと一緒だったのだが、かなり良い人だった。
空港について、おばばは『はぁ~~~い、だぁりぃ~ん』っと外人さんと
熱きハグをしながら、私をちらっと横目で見て『グッドラック~』っとウィンクしたのだった。。。

つづく、、、


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