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2020年01月20日
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カテゴリ: 佐賀
地元では負けなしのミスカゴシマ。その存在を追い掛けるトップレベルとの一騎打ちムードでしたが、前哨戦の「佐賀若駒賞」より着差が開き、全国レベルの実力をまざまざと見せつけました。

 ミスカゴシマは、まずスタートセンスが良いことが強調できます。今回もトップスタートを切り、難なくハナへ。前半5Fが68秒3と「超」が何個もつくようなスローな逃げとなりましたが、折り合いがつくこと自体はセンスの証明であり、向正面でペースアップした時に、ついてこれる馬が1頭もいませんでした。バラけた時にトップレベルが追い上げを開始しますが、その段階でミスカゴシマは遥か前方。実力の違いは明らかです。

 ミスカゴシマは、佐賀では無敵ですが、やはりこのレベルの馬になると、全国で通用する実力を備えているかがポイントになると思います。「金沢シンデレラカップ」で、ミステリーベルンに肉薄しましたが、門別では先行することが多かったミステリーベルンに差し切られた点に課題が見え隠れしました。

 ホッカイドウ競馬は、全国でもデビュー頭数が多く、2歳の番組が充実している点で、しっかりとした勝ち上がり制と、距離の多様性が作られています。屋内坂路の効果は確かに大きいと思いますが、本質は番組体系だと思います。それには、多くのデビュー馬が必要であり、北海道と南関東はそれが可能となります。

 佐賀は、ホッカイドウ競馬から移籍し、それもさほど目立った活躍馬ではないレベルの馬でも重賞をあさり勝ち上がることが多かった地区です。その中で、待望とも言える生え抜きのシンデレラ候補が登場しました。大事に育てていくことはもちろんですが、全国で通用するレベルを求める場合、他の出走馬に合わせるようなレースではなく、例えば勝ち時計にこだわるとか、このペースで行ったら直線での反応はどうなるかとか、もっと自分自身にテーマを課したレースをして欲しいというのが、個人的な感想です。

 「花吹雪賞」の勝ち時計で言えば、今年の1分59秒3は、昨年のスーパージンガより0秒5速く、水準以上の時計と言えます。ただ、門別1800mで行われる「北海道2歳優駿」は、北海道勢の最先着だったアベニンドリーム(2着)で、1分56秒5をマークしています。馬場の広さから、時計の出やすさなどの違いはもちろん承知の上ですが、門別も砂厚で言えば全国でかなり深いレベルの競馬場であり、結構タフな舞台設定です。時計の違いは、やはりペース配分に依るところが大きく、少なくとも1800mであれば、小回りコースでも前半5Fは65秒前後で行って欲しいというのが、個人的な感想です。

 いずれにせよ、ミスカゴシマには大きな期待を持ちたいが故に、あえて厳しくレースを振り返りました。全国レベルの実力は、間違いなくある馬であり、多くの方々に注目して欲しいと思います。





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最終更新日  2020年01月20日 01時55分04秒


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