暴れん坊土建屋とスイカカップ!?


8月5日
   土建屋のオヤジさんから頻繁に電話が掛かってくる。このオヤジさん、昔は相当暴れん坊で、記録にも傷害暴力で数回あがっている。

怒らせると本当怖いタイプらしい。しかしながら滞納額もタップリある。
社の近くのパーキングを2台借りているのだが、その2台分の合計が40万を超えている。なかなか、そのオヤジさんに会えないので電話によるやり取りになる。

当然、あちらも私に会いたくないだろうが・・・。
彼は土建業のほかに飲食店も経営している。土建業のほうはまあまあらしいが、飲食店は今ひとつみたいである。

しかしその土建業も手形はあるが現金がないという土建業特有の形態である。今彼は会長の肩書きを持つ。

 「Tさん、もう少し待ってくれんかいのう?」
 「●●さん、すでに伸び伸びになってこの状況ですよ。」

 「金は入って来るんじゃが、わしらも手形なんで、時間が掛かるんじゃ。」
 「先日もお話しましたが、当社は現金でないと困ります。」
 「前にも言ったけどその手形のコピーは間違いないのだが。」

彼はFAXで手形のコピーを私に送ってきていた。

 「会長、確かその手形が現金化されると聞いたので先日もお伺いしたらお会いできませんでしたね?」

 「あの時はうちの社のバカたれが893に監禁されて警察までいっていろいろ対応しとったもんで。」

 「お宅の●●さんですか?090金融でも手をだしたんですか?」
 「そうらしい・・・。」

ろくな奴がいない。困ったもんだ。
   「Tさん、盆前に必ずなんとかするから頼みます!」
   「何日の何時ですか?」
   「11日の午前中に必ず。」

   「わかりました。会長!携帯にも出てくださいね!」
   「絶対大丈夫や!」 多分また相談が出てくるかもしれない。


 あらかた、ビッグ滞納者は処理が終わりかけている。私の処理が入っていない、もしくは入ったがダメな奴はもう裁判しかない。

3件が弁護士を通じて処理を依頼している。裁判になったらまた美人弁護士と打ち合わせだな。

 この美人弁護士独身で、また美しい。別のある担当者がお会いしていっぺんにまいってしまったらしい。話題になった山形スイカの美人アナを思い浮かべていただくといい。

スイカまでいかないがかなりの大きさらしい。私とお会いするときは春先だったのでそんなに思わなかったが、別の担当者は興奮状態だった。


しばらく、更新していないとお叱りのメールがバンバン入る。

お盆の間は戦士の休息であった。このまま平和な時が流れてくれればいい・・・。
「トゥルルルルー」

「ン?」青い海と白い砂浜、サマーベッドに横たわる美女?

「仕事ですか?」

「また、君の力が必要になった・・・。」

「コノテープハジドウテキニショウメツ・・・・。」ッてなわけないです。




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