N,S川口総合車両センター

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涙の青空 3


「どこだよしおり?」
僕は聞くと
「知らないよ」
そんなあっさりした答えが返ってきた
そんなしおりを怒ることがなかなかできない。
怒ったら嫌われる。そんな気持ちがあったからだ
「どうする?」
今度はしおりが聞いてきた
[えっ?どうするって?」
僕はしおりにきいts
「海でも行こうか」
しおりが言った。
「いいよ」
僕はそういうとしおりは笑いながら僕の手を引っ張った。
「こうしてるとなんかほっとするんだ」
しおりが言った。
「俺もだよ」
思わず照れ笑いをしながら僕は答えた
5分もしないうちに海についた
白い白浜、抜けるような青空。
学校なんていかなくてよかった。そうとも思えた
「きれいだねぇ」
しおりが海を見ながら言う
「うん」
僕はこんな返事しかできなかった
「ねぇ泳ごう」
しおりが予想もしないことを言った
「はぁ?無理だよ!水着ないし」
僕がそういうとしおりは海の家のほうを指していた
「しおり買うの?」
そう聞くとしおりはうなずいた
「まったく」
僕はそういってしおりと海の家に向かった


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