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ばぁちゃんの伝説4です。ばぁちゃん伝説1~3←まだの方は是非お読み下さい。まだばぁちゃんと別々に暮らしていた頃の話です。ばぁちゃんの家は昔の作りでいろんな害虫(蜘蛛、ゴキブリ・ヤモリ・その他)が出没していました。幼い頃、その害虫が怖くてゴキブリが出ればすぐにばぁちゃんに泣いてしがみついていました。あの時代のゴキブリは現代のゴキブリみたいにコソコソなんかしていませんでした。ご飯を食べてる最中でも豪快に目の前を羽ばたいていきます。(命の危険も顧みず 堂々たるものです。)豪快に羽ばたき、一時期流行った手乗り文鳥のようにばぁちゃんの手にとまった事もあります。手乗りゴキブリです。いくら手乗りゴキブリだとしても、一度ばぁちゃんに睨まれたゴキブリは生きて台所のすみに帰る事はできませんでした。ばぁちゃんのゴキブリを見付けて叩くまでの絶妙なタイミングはピカイチでした。目でゴキブリを追いながら、手は叩くものを探し、叩くものが見つかればゴキブリの動きを読んで追い詰めた所で滅多打ちにします。その滅多打ちにすべく叩くものに 兄の教科書が使われた事があります。ゴキブリを倒すためなら、手に触れたものは何でも使う・・これがばぁちゃんクオリティです。叩くものがなければ、足で殺します。叩くものがなければ素足でも踏み殺す・・これがばぁちゃんクオリティです。ばぁちゃんに睨まれた害虫は生きのびる事は不可能だったのです。
2011.02.19
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前回に引き続きまたまたばぁちゃん伝説です。ばぁちゃん伝説1でばぁちゃんの鼻の穴について紹介しましたが今回もばぁちゃんの鼻の穴の伝説話をしたいと思います。私は、ばぁちゃんが「うろたえた姿」というのは一度も見たことがありません。それはどんな時でもです。ばぁちゃんはいつもどっしりとしていました。今でも鮮明に覚えている、忘れられない出来事があります。じいちゃんの墓参りに行った日の事です。夏の暑い日でした。とても蒸し暑い日でじいちゃんの墓はいろんな虫が飛び交っていていました。蚊にもたくさん刺されうす暗くなったお墓は不気味で怖くて気持ち悪くて早く帰りたくて「急いで帰ろう」とばぁちゃんの手を引っ張った時の一瞬の出来事でした。緑色の少し大き目の物体が目の前を横切りました。なんだろうと目を凝らして物体の行方を追いました。そして 次の瞬間自分の目を疑いました。その緑の物体はカナブンでした。(多分)何の迷いもなく何かに導かれるかのようにばぁちゃんの鼻の穴へ入りました。その一部始終を見ていた私は虫が鼻に入ったばぁちゃんよりも情けない事に、私の方がビックリして泣いてわめいていました。虫がばぁちゃんの鼻から体の中に入ってしまう!とあの一瞬でいろんな心配をしたのを覚えています。それなのにそれなのに!ばぁちゃんは顔色一つ変えず片方の鼻の穴を押さえて実に冷静な対処法でした。ばぁちゃんがカナブンごときでうろたえるはずがありません。(カナブンかどうかはいまだ謎ですが)あれから30年ほど経った今も、忘れる事ができない出来事でした。ばぁちゃん伝説4に続く・・・・かも?
2011.02.18
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前回のばぁちゃん伝説1に引き続きばぁちゃんネタです私のばぁちゃんはプロレスが大好きでした。私が小さい頃は夜8時くらいにワールドプロレスというものがありました。ばぁちゃんは毎週プロレスを楽しみに観ていました。ジャイアント馬場も好きでしたがばぁちゃんは特にアントニオ猪木が大好きでした。(音楽と一緒にお楽しみ下さい)私はプロレスを見ている時のばぁちゃんを見るのが大好きでした。猪木の卍固めが決まるとばぁちゃんのスタンディングオベーションが部屋中に響き渡りました。明治生まれのばぁちゃんは外国人選手(悪役)を憎んでいました。ばぁちゃんにとって金髪で彫が深かったら例えオランダ人であっても、カナダ人であってもアメリカ人でした。なので、外国人選手(悪役)が登場すると「アメリカ人のこんわろが!(アメリカ人この野郎!)」と妙に興奮していたのを覚えています。猪木がピンチに陥るとばぁちゃんは決まって「猪木!!金を蹴れ!金を蹴れ!!金を蹴れ!金を蹴らんかぁ~~~~!」と力の限り叫んでいました。昔のプロレスは外人選手(悪役)に捕まってコーナーで急所を 蹴られるという場面がよく見受けられました。猪木にも相手の金〇を蹴ってピンチを切り抜けてほしいというばぁちゃんの魂の叫びが「金を蹴れ~~~!」だったのだと思います。私は今でも猪木さんを見るとばぁちゃんが言っていた「金を蹴れ~~~!」を思い出します。
2011.02.17
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私のばぁちゃんは二年前に100歳目前にしてこの世を去りました。大好きだったばぁちゃん。↑↑じぃちゃんじゃありませんち~らし~♪ずしぃ~~~な~~らぁ~♪♪ちょいと寿司太郎~♪北島三郎でもありません。ばぁちゃんです。ばぁちゃんの耳たぶは大きかったそして何故か頭はパンチパーマのような頭をしていました。チャームポイントは鼻の穴でした。ばぁちゃんの鼻の穴は特に大きかった。500円玉サイズは軽くありました。ペットボトルの蓋も軽く入ったかもしれません。(ごめんばぁちゃん)でも、鼻の穴が大きすぎてケガも絶えませんでした。顔を洗う時勢いで指を突っ込んでしまい鼻血を出しながら食卓に現れることはしょっちゅうでした。ばぁちゃんは小指の爪を鬼の爪ように伸ばしていました。何故かというと耳くそをほじくる為です。爪がばぁちゃんの耳かきになるのです。ばぁちゃんはその鬼の爪でよく鼻くそもほじくっていました。だから、鼻くそをほじくって鼻血を出して食卓に現れる事もしょっちゅうでした。ブラックホールのようなばぁちゃんの鼻の穴は常にケガが絶えませんでした。
2011.02.14
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