RA~道の途中~

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≪薬の話≫

≪薬の話≫

関節リウマチに投与する薬剤

講座スライド18

リウマチの薬に関して理解して欲しいこと

☆ 20年前よりずいぶん進歩した。
☆ 患者さんにより効き目が違う。
☆ 複数の薬が必要になる場合が多い。
☆ 飲む量を自己調節してよい薬とするべきでない薬がある。
☆ 「半分のめば、半分効く」は間違い。
☆ 服用の頻度は比較的多い。



講座スライド19


講座スライド20

薬の副作用についての知識

☆ どの薬にも副作用の可能性はある。
  ★ 「副作用をゼロに」は不可能。
☆ リウマチの薬の副作用は比較的多い
☆ 薬により瀬安い副作用のパターンがある
  ★ 可能性は高いが、軽い副作用 
  ★ 可能性は低いが、重い副作用
☆ 患者さんにより、出やすさは違う
☆ 効いている人ほど副作用に注意


講座スライド21

非ステロイド抗炎症薬

☆ ロキソニン、ボルタレン、モービックなど
☆ いわゆる消炎鎮痛剤
☆ NSAIDと略されることが多い
☆ 薬としての歴史は古い
  ★ 19世紀初頭:サリチル酸、アセチルサリチル酸
  ★1899年:バイエル社がアスピリンを登録
☆ 鎮痛作用のため広く使われている
☆ より安全な薬剤が開発されている



講座スライド22

副腎皮質ステロイド薬

☆ プレドニン、デカドロンなど
☆ 炎症を押さえ、腫れ、痛みをとる
☆ 即効性があり、誰でも荷としく効果がある
☆ 関節破壊の進行は防止できない
☆ 長期服用で副作用がある
  ★ 骨粗しょう症(閉経後)、糖尿病、高血圧、
    ムーンフェイスなど

・・・ムーンフェイスはステロイドの量が多いと出るので、
   他の薬で効いている時には、ステを減らす。
   →ムーンフェイスも改善される。

☆ おおよそ50%の患者さんが服用している


講座スライド23


抗リウマチ薬

☆ リマチル、アザルフィジン、リウマトレックスなど
☆ リウマチの進行を抑制することが目的
☆ 服用期間から効果が出るまで時間がかかる
☆ 個人差が大きい
  ★ 効く人と効かない人がいる。
  ★ 副作用の出る人とでない人がいる。
  ★ 少量で効く人と、大量が必要な人がいる。
☆ 飲み続けると効果が落ちる場合がある


<講座スライド24

患者さんがどんな抗リウマチ薬を服用しているのか?

△ 第11回IOORRA調査より(2005年10,11月)
△ 東京女子医大附属高原坊リウマチ痛風センター
△ 抗リウマチ薬を服用中の患者さんの数(総患者数4827名)
 ▲MTX・リウマトレックス 2831名
 ▲アザルフィジンEN    1143名
 ▲リマチル          967名
 ▲シオゾール         226名
 ▲メタルカプターゼ      197名
 ▲モーバー          134名
 ▲リドーラ          103名
 ▲プレディニン        107名
 ▲アラバ            32名
 ▲プログラフ          26名



講座スライド25

メトトレキセート (抗リウマチ薬の代表)

☆ 商品名 : リウマトレックス 2mg、メトトレキセート 2、5mg
☆ ジェネリック薬:メトトレキサート錠 2mg田辺、メトレート 2mg
☆ 関節リウマチ治療の中心的役割
☆ もっとも有効性が高い抗リウマチ薬
☆ 規定の8mg以上必要な場合も。
☆ 妊娠、腎不全などでは服用できない。
☆ 副作用:胃腸障害、口内炎、肝障害、白血球減少、間質性肺炎
☆ 必要により葉酸(フォリアミン)を併用する
☆ 禁酒が必要な場合もある
☆ 月1回血液検査、年1回胸部X写真撮影


≪生物学的製剤≫


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