ken2137のワイン記録(たまにワインじゃないのもあるけど)

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2009/12/11
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カテゴリ: ワイン会・オフ会
前編の続き


2009.12.09 Offkai-05.jpg
5:ムーラン・ナ・ヴァン レ・ルショー2002 ジャン・モルテ
 Moulin-a-Vent 「Les Rouchaux 2002」 Jean Mortet

今回自分が持ち込んだボトル。 単独で飲んだ時の感想はこちら

香りはインク、ブラックベリー、プラム?鉄?
味は苦味を伴う渋味と酸味。

・・・ダメだ。
味も香りも引きずられて、全く別物に書き換えられてる。
完全に先ほどのコンドリューに喰われた。

フルーティーな香りも、穏やかな酸も、ほのかな甘味も軒並み潰された感じ。


味構成も少々被ってるし、前のワインの印象を取り払うにはグラスが出される間隔も短すぎた。
純粋にタイミングの問題だな。


2009.12.09 Offkai-06.jpg
6:ジュブレイ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ2005 ジェラール・セガン
 「Gevrey-Chambertin Vieille Vigne 2005」 Domaine Gerard Seguin

このワインが出されたのは5番の後だけど、しばらく放置し7番のワインの後に飲むことに。

香りはバラ、チェリー、フランボワーズ。
味は渋味と酸味。余韻に甘味と軽い苦味。

少々酸味が強く出そうになるが、余韻の流れが上手くブレーキをかけて突出を適度に防ぐ。
万人向けの分かり易いピノノワールで、料理も飲み手も選ばない良いバランス。

もう少し甘い香りが膨らんでくれれば化けそうなんだが、まだ発展途上な気がする。
味もバランスは良いが、ナチュラルな感じに乏しく、どこか構成の強引さが見られる。
単体で完成するにはもう少し時間がかかると思う。


2009.12.09 Offkai kaki-Risotto .jpg
   ★牡蠣のリゾット



2009.12.09 Offkai-07.jpg
7:シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ・モルジョ1989 ジャン・ノエル・ガニャール
 Chassagne Montrachet 「1er Cru Morgeot 1989」 Domaine Jean-Noel Gagnard


香りはグレープシードオイル、蜂蜜、枯れ草。時間経過で黒砂糖の香りも。
軽い苦味と苦味を伴う酸味。

ミネラル感を据えつつ、穏やかに酸味を出してくる。
時間経過で黒砂糖っぽい香りが出てきて、香りが厚みを演出しようと動きも見られる。
透き通った印象で余計な味がほとんど無い。


ところが、牡蠣リゾットのクリーミーな味がこのワインに足りない濃厚さを上手く補填してくれて、
押しの弱さの点が全く気にならなくなった。
さらにワインがリゾットの口内の粘性を綺麗に流してくれて、何度口に運んでも飽きない。

これは良いコンビだ。予期せぬマリアージュ。
提供が遅れたのは確かに手違いだったろうけど、今回はそれが逆に功を奏した。


2009.12.09 Offkai-08.jpg
8:バルバレスコ リオ・ソルド2001 ブロヴィア
 Barbaresco 「Rio Sordo 2001」 Brovia


香りは胡椒、カカオ、アイラ系ウィスキー?
味は渋味と酸味。余韻に酸味と甘味。

分かり易い味。
やや軽やかな味わいだが、香りと酸味のコクはなかなか。

酸味が過度に強く出てしつこさが出そうになる時があるが、香りと余韻がそれを逆に利用してワイン自体のパワーに転換している。
少々しつこさを感じる位がこのワインのベストの味なんだろう。

最初は普通のイタリアか?と思ったが、後からその完成度と計算高さに気付いて見直した。
味にしつこさが必要なつくりという、面白いワイン。


2009.12.09 Offkai-09.jpg
9:オーストラリア ジアコンダ・カベルネソーヴィニヨン2000 ジアコンダ
 「Giaconda CabernetSauvignon2000」 Giaconda


オージーワイン会からの参戦。通常の2倍以上はありそうなボトルの重厚さ。
香りはクローブ、黒胡椒、パセリ、クミン。
味は穏やかな渋味と軽い酸味。余韻に酸味を伴う軽い甘味と薄い苦味。

スパイスの香りが強く、何とも個性的。
味はパワーがあるのに、スムーズに口を通り飲み易い。

2000年だからそこそこ熟成が進んでて、パワーの割りに口内で味が暴れない。
そのため余韻も綺麗で良いが、思ったより早くに退いて意外に伸びないな。

香りは人を選びそうだが、味はなかなか完成されてる。
オーストラリアの実力を見せられた。
ステーキと合わせる事を考えれば、この香りも必要な要素と受け取れる。
実際、相性は非常に良い。スパイシーな赤ワインに肉厚なジビエステーキが合わない方がおかしい。


   ★蝦夷鹿肉のステーキ、リンゴとセロリのピューレ添え
自宅でカメラを確認したら画像が無かった。不覚にも撮り忘れ。



2009.12.09 Offkai-10.jpg
10:オーストラリア RWT・シラーズ1998 ペンフォールド
 「RWT Shiraz1998」 Penfold


香りはポートワイン、カラメル、カモミール、黒蜜?
味は甘味と渋味。余韻に甘味と軽い苦味。

サンジュリアンワインに近いジワ~ンとくる感じの味で、こちらもパワーとスムーズさが両立。
ジアコンダ同様、鹿肉ステーキとよく合う。
シラーズでもスパイスの香りはあまりしないな。むしろジアコンダ・カベルネの方がシラーズっぽい。
香りも味も甘味の感覚が強く、こちらの方がもう少し取っ付き易い印象。

サンジュリアンと違って、あまり余韻は伸びない。
味はかなりの水準に達してるが、やはり細部まで注視するとフランスに一日の長があるのが見える。
でもこれはこれで美味しい、一つの事に集中して一つの答えを追求出来る、フランスよりも身近に感じるワイン。


2009.12.09 Offkai-11.jpg
11:ポイヤック シャトー・ラトゥール1980
 Pauillac 「Chateau Latour 1980」


ついに登場。死ぬまでに一度は飲んでみたかったボルドーワイン。それも1980年!
香りは杉、土、カカオ、コーヒー、煙草?
味は酸味と苦味を伴う渋味。余韻に苦味と渋味。

味だけで言えば、決して美味いわけではない。
大分前に峠も越えて、今や何も無い荒野をひたすら突き進むだけの捉え所の無い味。
29年古酒だし“分かってる人向け”の味になってるのは理解出来てるつもりだったので、およそ想像通りではあった。

口に含んでみると空気を噛む様な特殊な印象で、味も平坦な領域に入っている。
だが独特のパワーをまだ秘めてるかの様で、この味の状態になってもまだ不思議と存在感と勢いを感じさせる。

全体的に味や香りに苦いものが絡みつき、スモーキーなインパクトを残す。
ハードボイルドな大人の世界の印象。
このワインでなければならない理由のある人だけが飲む特別なワインって感じ。

これは全盛期のシャトー・ラトゥールの味をどうしても知りたくなってくるな・・・。
こういうワインがどんな過程を経てこうなっていくのかをもう2~3本飲んで確かめたい。
いつの事になるかは分からないが、出来れば死ぬまでに飲みたいワインが一気に増えたw


2009.12.09 Offkai fromage.jpg
   ★最後のフロマージュ
脇に置かれたメモのお目汚しはどうか御勘弁をw

2009.12.09 Offkai-12.jpgOWLさん得意の段ボールボトルw
12:ペルナン・ベルジュレス1978 ドメーヌ・ラルール
  「Pernand-Vergelesses 1978」 Domaine Laleure 


香りは芋焼酎、イチゴ、プラム、ココア。
味は酸味と甘味を伴う苦味。余韻に軽い酸味と薄い甘味。

ボーヌのマイナーな村名古酒。30年以上経ってもまだ明確に味と香りを残してる。
香りはユニークだが味は全てが中庸。でも口内での通りの存在感は健在。
時間経過で酸味が強まる傾向に。

これはなかなか綺麗で特徴もしっかり理解できる。
特にこの香りがとても面白い。
前回のオフ会のシャンベルタン はよく分からなかったが、この古酒は素直に美味いと思える。


以上、9人で計12本を19時から3時間半程度で。
ふぅ、文章としてまとめるのに思ったよりも時間がかかったな。
でも楽しかった。
書きながら味や香りを思い出して、もう一回飲んでる気分に。




途中の3番から9番までのグラスがやたら駆け足で運ばれ、テーブル上がグラスでごちゃごちゃしてきてどれが何やらワケが分かんない事に。

この辺のステーキが運ばれてきた前後で、空きグラスを回収にきたソムリエさんに少し質問。

ーーー何だかグラスの提供スピードが随分早くないですか?
   1杯辺りの間隔が5~6分も経ってないのでは?ーーー

ソムリエ「ああ、確かにそうですねぇ。3分少々位でしょうか。」


ーーーそんなに!?やはり早かったんですね。
提供スピードに我々の飲むスピードが追いつかないので、もう少しゆっくりでお願い出来ませんか?
この後はラトゥールも控えてますんで、ラトゥールが沢山あるグラスの中の一つになっては残念ですし、“満を持して登場”みたいな気分も味わいたいので。ーーー

ソムリエ「ええw、ではそのように。」



元々そのつもりだったのか、自分の一方的な申し出を考慮して頂けたのかどうかは分からないけど、この辺りでもう少し時間にタメを作ってくれる様にしてくれた気がする。
メインディッシュを提供した後だったから、多少聞き入れられる余裕も出来たからかもしれない。

やはり料理の提供と連動してると、調理時間の問題で理想的なタイミングというのも難しいし、会話と食事も込みで全12本となると1本辺りにかけられる時間も限られてくるからその辺の兼ね合いもある。

さらに他の一般のお客さんの注文も同時進行だろうし、流石にこれは仕方ないか。
出来れば1杯に10~15分はかけてじっくり飲んでみたかった。
良いワインだったからなおさらに。

前回参加のオフ会の企画でOWL1925さんが「8人で8本がベスト」と言ってたのは、こういう事態を想定しての事もあったのかな!?


OWL1925さん、Bouchetさん、マセトさん、オージーワイン会の方々、OWLさんのブログ読者のみなさん。
お疲れ様でした。またお会い出来る機会を心待ちにしております。





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最終更新日  2009/12/11 07:54:35 AM
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