お子ちゃまのいる生活

お子ちゃまのいる生活

2010年01月16日
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カテゴリ: 震災
毎年、やってくる1月17日。

誕生日やクリスマスという楽しい記念日ではないけれど、どうしても、特別な日になります。

毎年、年が明けると新聞には、『震災関連記事』が掲載され始めます。

いつの頃からかなぁ~そういう記事を読むだけで、どうしても涙が出てしまうようになりました。泣いてしまうのは、分かっているけれど、どうしても読んでしまう。そして、あの日やあの後の日々を思い出してしまうのです。

そういう状況の中で、今日は、震災関連のドラマを見てしまいました。

子ども達には、『おかあさん、いっぱい泣くと思う』とあらかじめ宣言して、タオルも用意してテレビの前に。。。


開始直後に、当時の映像が流れるだけで、涙がこぼれてしまいました。


ドラマの中で、何度も伝えられていた、『情報がない』状況。


本当にそうでした。何も分からなくって、自分たちの周りだけがすごいことになってるの??という思いもあったのですが、当時住んでいたマンションは、六甲の高台にあり、夜が明けるころ、下のほうの街並みから立ち上る煙や炎。



何度も、何度もある余震のたびに、悲鳴があがる真っ暗な避難所となった小学校。

日々の生活の中では、思い出すことがほとんどないあの頃の日々。でも、やっぱり忘れることはないあの頃です。

大阪の叔父の家に避難させてもらったその日に、祖母と叔父の訃報が届き、急遽神戸に引き返した日。途中までしか電車が走っていなくって、西宮からはひたすら歩いて祖母の安置されている場所を目指した時。降り出した雨の中、途中で頂いた雨具を着ようと立ち止まっていたとき、カメラのフラッシュが光りました。嫌で、嫌で仕方なくって、『撮らんとって』と叫んだ私。

今日、あのドラマを見て、初めて、カメラを向けていた人の気持ちを知りました。



親戚が神戸新聞に勤めていたこと、高校時代の友達が新聞の販売所をやっていたこともあって、わが家は、この新聞に対する愛着があるので、今回のドラマは、やっぱり見るのがつらかったかな・・・


ドラマが終わるころ、よぅが一言。


『おかあさん、なんか飲まな、体の水分、全部なくなるで』


よぅのそんな一言に、思わず泣き笑いしてしまった私。

平和な一日に感謝です。


明日、両親は、5時46分に合わせて、三宮である慰霊祭に参加します。私は、いまだに、参加するどころか、亡くなった方の名前を刻んである石碑を見に行けないです。





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最終更新日  2010年01月21日 11時20分23秒
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