ココ の ブログ

春と夏の間(7)



春と夏の間(7)

 春の盛りを過ぎ、初夏の前の蒸し暑さには少し物足りない中途半な暑さを感じる午後だった。それでも朝は肌寒さを感じていたのだ。だからウールのブレザーを着こんでハンティング帽まで被って出掛けた。お陰で日中は街を歩いただけで汗ばんでしまい何時もの快適なウオーキングにはならなかった。万歩計が1万歩近くなった時点でダウンしてしまい、たまたま目にした馴染みの饅頭屋に入って小休止をした。昔から好みの蕎麦饅頭を買い求め、床几に腰かけて雑談をしながら出された黒豆茶をすすっている内に元気になった。ボクの街中のオアシスだ。店を出る時に目にした柏餅もついでに買った。妻が好きな餅なのだ。餡はコシ餡だ。ボクはツブ餡の方が好きなのだが彼女への土産だからそちらにしたのだ。

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 子供時分はボクもコシ餡の方が好きだった。知らない間に好みが変わっていた。想い起せば、羊羹の場合、夜の梅が好きになった小学生の頃からツブ餡に好みが移ったようだ。今川焼きにしてもツブ餡が似合う。しかし、桜餅の場合はコシ餡の方が似合う。その時々の体調にもよるのだろうが種類によってどちらかを選んでいる。が、妻は何故かコシ餡しか好まない。ツブ餡は小豆が歯に絡むのが嫌なのだそうだ。一寸した違いなのに好みというものは味覚で大きく左右されるものである。それは味覚だけに限らない。趣味にしても一寸したきっかけで変わる。好き嫌いというよりも体調による影響が大きいのだろうか。そう言えば進化論よりも住み分け論の方が理にかなっているように想う。つまり環境で体調が変化し、環境に適応した身体になって行くという理論だ。

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 恐竜が絶滅した原因は今では火山の大噴火により火山灰が永く地球を覆い尽くしたことによる気候の激変で真冬状態になり食物が枯渇したせいだとされている。それまでは珍腐な理論が大手を振ってまかり通っていたのだ。つまり、恐竜はその身体の大きさに比べて脳が極端に小さな為に神経が全身に行き渡るには時間が掛かり過ぎ、敵から攻撃されても反応が遅い為に絶滅したのだというものだ。何か変な理屈だと思っていた。それが科学的調査の結果、天候異変のせいだと分かったのだ。地球温暖化推進論者の理屈も何か変な理屈だと思っていたのが結局は間違いだったことが証明され、むしろ地球は寒冷化に向かっているというではないか。ここ数世紀で平均気温が摂氏2~3度下がっているという。

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 すると最近の温暖化現象はどう説明がつくのかと反論が出るだろう。しかし、それは天候異変のせいで地球温暖化のせいではない。例えば内陸部の夏の異常な暑さについてはヒート・アイランド現象によるもので空調機の排熱や車の排気ガス、工場の排煙などが大きく作用して都会を温めているせいだ。アスファルト舗装の道路も太陽の輻射熱で都会を暑くしている原因になる。空気中のゴミや粉じんがアルプスやヒマラヤ、それに北極・南極の雪や氷に付着し太陽熱で温められ溶け出しているのも証明されている。総て人為的なものだ。だから地球温暖化を主張するには何か裏があるのだろうと勘繰られてしまう。事実、地球温暖化を主張することで金儲けをする連中が居る。例えば原発推進論者である。CO2を発生させないから大丈夫だという理屈である。

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 だが、一寸待て、と言いたい。原発の核燃料の廃棄処理に1万年も掛かって半減期を待つ現代の未熟な技術力の不安定さと原発を造るのに要する工事中のCO2の排出量を全く無視してゼロとしている点だ。遠くのへき地から都会へ電力を送る際の莫大な電力のロスや巨大な建設費・維持費など多くのロス要素がある。今や燃料電池や風力発電、太陽光発電と様々な手法が開発されクリーンで無駄の無いCO2を出さない方法があるのに敢えて危険な原発に頼ろうとする理由は何故なのだろう。その辺りを市民は冷静に考えるべきだ。一部の政治家や評論家は原発業者から金を貰って声高にクリーンだクリーンだと言って市民を洗脳している。無知な人々はそれがベストな方法だと信じ込まされて、反対派を国賊のように言う。怖い話だ。

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 最近では大不況のせいでそういった話題は片隅に追いやられている。遠い先の話よりも今の生活の方が大事という庶民の悲しい立場のせいだ。金持ちと貧乏人との極端な二極化が益々進み、人は金持ちに近づこうともがく。アメリカの金融ブローカーの詐欺商法でアメリカ経済が破たんし世界もその煽りを喰っている。しかし、誰かが儲けていることは事実だ。富は一瞬にして消えた風に言われるが、実際は何処かへ流れ込んでいるのだ。それが目に見える金塊であったり、ダイアモンドであったり、レア・メタルであったとしても、システムによる富の方が莫大な利権や富を隠し持つことに一般市民は気がつかない。今やBRICを動かすことで富を得ようとする連中が虎視眈々と世界の様子を眺めている。そういう連中に睨まれたら大変という怖さを市民はネット連携して跳ね返さねばならない。

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