GoogleErthによるＵＦＯ画像？（１）
ＵＦＯの話は、大分世間に認知されるようになったが、まだまだ興味本意にしか語られないようだ。ＳＦ映画は興業だから面白おかしく、本物らしく撮影すれば良いだけの事で、興業成績が上がれば成功という訳である。誰も信じなくても面白く興味をもってくれれば売り上げが伸びる。伸びれば亦次回も同様の作品で稼ぐ事が出来るかも知れない。つまり、それで喰っている人々の一つのジャンルであって、啓蒙の為にやっている訳ではない。撮影している人は案外醒めていて、ＵＦＯなぞ信じていないのだろう。金にさえなれば良い訳だから、科学的な裏付けがあろうが無かろうが一向にお構いなしという訳である。それでもネットにはＵＦＯの情報が氾濫している。
１．GoogleEarthによるＵＦＯ画像（オーストラリア西部）。
その情報の中から、たまたまグーグルアースの写真があったので、嘘だろうと想いながらその撮影された場所を探し出して見てみた。ところが本当にそのＵＦＯらしき写真があったのだ。場所はオーストラリアの西部、パースという街の北部にある砂漠の中である。南緯３０度３０分５０秒・東経１１５度２２分５０秒の位置にあって、大きさは一辺が１１６ｍ程の正三角形である。此処には風力発電の風車が沢山あって、撮影された６年前にはまだそれらが無かったのか映っていない。別の最近のスナップ写真にはある。砂漠のど真ん中にあるから車で飛ばしても小さく見えるだけで他には何もない。そんな中からＵＦＯらしき物体をよく見付けたものだと思うが、多分、偶然の産物だろう。
２．GoogleEarthによるＵＦＯ画像（オーストラリア西部のパース市北部の砂漠地帯）。
日本からパースまではジェット機で９時間ほど掛かるそうで、昔行った事のある友人の話では「嫌と言うほど飛行機に乗らなければならない遠いところだ」と言っていた。「あちらは広すぎるので、国内でも飛行機で移動するのが常識だ」とも感心していた。３０年ほど昔の話で海外旅行が今程一般的ではなかったから、更にはパソコンやインターネットが無かった頃だから珍しく聴いていたが、今では地球の何処でも情報が得られるからオーストラリアのパースと言っても「ああ、西部の田舎街ネ」と女の子でも言う時代だ。オーストラリアのお上りさんが日本観光に来れば、農協の団体旅行のようなもので陽気な小父さんや小母さんが肥った身体でゆったりと歩いているのでアメリカ人と見分けが直ぐ付く。
３．GoogleEarthによるＵＦＯ画像（南緯３０度３０分５０秒・東経１１５度２２分５０秒の位置）。
さて、グーグルアースでＵＦＯらしきものを観ると、確かに正三角形のものがあるのだが、真昼の頃の撮影で影が真下になっているにしても蔭のズレが映っていず、地上にある物体か、それとも何かのエリアなのかも知れないとも想える。ちなみに近くの樹木の影を見れば、少しズレて映っている。だから影が映っていないという事は地上に降りているのか、それともＵＦＯでは無く正三角形の位置関係の何かの施設なのかも知れないと想ったりもする。更に拡大してみると、正三角形の頂点辺りに白くぼやけた白いものがある。ひょっとすれば風力発電の最初の基地なのかもしれない。しかし、風車は風道に対して直角に平行に設置されるから正三角形に配置するものではない。だからよく分からない。
４．GoogleEarthによるＵＦＯ画像（三角形の物体が見える）。
ＵＦＯに観えない事もないし、他の何かの施設なのかも知れない。断定は出来ない。オーストラリアのパースに知り合いでも居れば、メールで訊けば何か分かるかも知れない。３０年前は、先述の友人とよく飲み廻ったから彼の知り合いのオーストラリア領事館の連中とも付き合っていた事があったが、何せ古い話で、今は付き合いも無いし、その友人は数年前に亡くなってしまった。未だ早い死であった。あと２０年は頑張れたと想うと惜しい気がする。語学に達者な男だったから数ヶ国語は母国語のように話していた。学生時代は寝ても覚めても英会話の練習をし友人にも英語で話しかけ、中国語もマスターしていたから中国にも駐在していた事もあった。
５．GoogleEarthによるＵＦＯ画像（正三角形のＵＦＯ？２００４年３月８日撮影）。
そう言えば、香港でゴルフをプレイした時は彼が総て手配をしてくれて助かった。専属の個人タクシーを廻してくれた車はベンツだった。運転手に訊けば「日本の車は安いが、３年で駄目になる。しかし、ベンツは倍はもつ。均せば、ベンツの方が安い」と言う事だった。なかなか商売人だと想った。日本でもそういう個人タクシーがたまに居るが、めったに見掛けない。日本人は国産車よりも外車が好きだから不思議な気がする。多分、税制が違うのだろう。ところで、ボクは青年時代にＵＦＯを観た事がある。巨大な（一辺が５００ｍほどあった）四角い座布団のようなＵＦＯだった。当時は、そういう事を言うと白い眼で見られたものだったから、長い間沈黙を保っていたものだった。時代も変わったものだ。（つづく）
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