最近、テレビで見たことだが、クラスターを発生させた病院の医者が、病院内で陽性者が見つかったあと、「きちんとPCR検査をして、院内には発見された陽性者以外にコロナウイルスに罹っている人はいないと確認した。」という発言をされていた。
病院では色々防御策は取られたと思うのだが、この発言を聞いていると、このお医者さんは、PCR検査をしたのだから、確実にコロナウイルスを抑えることができたと考えているように思える。
しかし、本当にPCR検査を病院内の人全員に行ったから、安全なのか?
まず、PCR検査を全員に行ったとしても、(このブログの後ろの方で説明しているように)PCR検査を検査で見逃す可能性が30%もあるということだ。ということは、大きい病院なら、3人陽性者がいて、2人がPCR検査で見つかったとしても、1人は見逃しているということである。2人の陽性者が見つかったということは、コロナウイルスを発症するまで院内に撒き散らしていた可能性があり、見つかっていない一人はまだ撒き散らしている可能性がある。
もう一つの問題は、PCR検査では、喉や鼻から粘液を取り出して、その中にコロナウイルスがいるかどうかを判定しているに過ぎない。ひょっとすると既に体内に入り込んでいる可能性もある。たまたま、喉や鼻から取り出した僅かな量の粘液の中に見つからなかった可能性もある。
この場合、体内に入り込んだコロナウイルスがその人を発病させるのに1週間ほどかかるとすると、はっきりと感染するまでにコロナウイルスを病院内に撒き散らしている可能性もある。
こういう考え方で、単純にPCR検査をしたから大丈夫とせず、徹底したコロナウイルスの対策を行わない限り、一旦病院で発生したコロナウイルスの院内蔓延を防げない。
例えば、陽性反応が出た人と接触した人にPCR検査をして陰性だからといって安心していてはだめなのだ。接触した人はたとえ陰性であろうと、陽性になる可能性がある人とみなして、それなりの対策を打たないといけない。極端に言うなら、そういう陽性者に接触した人たちは、それぞれ別々に隔離し、しばらくの間は発症しないかどうか確認するのが良い。
最近、PCR検査でググると、PCR検査を提供する病院のサイトが沢山表示される。こういう病院はPCR検査をすることで稼いでいる。ただ、コロナウイルスの影響で病院に来る人が減ってしまっていることを考えると、批判することはできない。
PCR検査というのは、上でも述べたように現在検査を受けた人がコロナウイルスに罹っていないかを判断するだけであって、それ以降コロナウイルスに罹らないと保証するものではない。
更に、PCRの検査の正確さは70%と言われており、30%の人は本来陽性のはずが、陰性と判断されてしまう。
今PCR検査を受けたとして、その時点ではコロナウイルスに罹っていないと判断されても、その直後に感染している可能性もあるということだ。そして、本来は感染しているのに、陰性として見逃されていることもあるということである。
さらに、どのくらいの割合かわからないが、体内にコロナウイルスが入っているのに、しばらくの間は発症しない人もいると考えられる。
つまり、PCR検査をしたとしても、これで安心というわけではないのだ。ところが、一部の人はこれでもう安心というばかりに、人に「自分はPCR検査で陰性だった」と言いまわっている人もいるようだ。そして、もう自分はコロナウイルスに対しては安全だと思っている。これは大きな間違いだ。
PCR検査については、以下のところの説明がわかりやすい。
chrome-extension://oemmndcbldboiebfnladdacbdfmadadm/ http://mtk-cl.com/pdf/CoronavirusVer12.pdf
この説明に使われている資料は、JAMA Networkに出ている記事のものを使っている。以下のものである。えいごでかかれている。詳しくは上のリンク先の日本語の説明を読んでもらいたい。
PCR検査の精度などに関しては、この記事以降、追加情報を流しているところがない。ひょっとするとこの精度などに関しては、新しい情報があっても良いように思うのだが、見当たらない。PCR検査を錦の御旗のように考えて、それに疑問を持つ人が多くないからだろうか?
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