覚え書き

覚え書き

幼稚園年中


母子同伴で、内容はお遊戯やお話。
園になれるためにも通う事にした。
部屋には入るが、あまり関心はなさそう。強制じゃないのでそんなに嫌がることも無い。
新入園児対象にクリスマス会というのが催されるということで、行く。
バスから降りる際、降りたくないと大泣きされる。暴れる長男を抱えやっとの思いで降りる。乗客は多かった。人の目が気になり落ち込む。
療育教室で、暗がりと大きな音、集団という環境がだめということはわかっているのでとても不安。。。
建物に入るのに数分。ホールに入るのに数十分。何とか入ったが、催し物はほとんど見れなかった。でもまあ、何とかクリア。。
帰りはいつもご機嫌。

体験保育。
母子同伴で、クラスごとにおおよその流れを体験。
とりあえずは、一人でいすに座り、パニックを起こすことは無く過ぎる。

入園式。
クリスマス会のとき、嫌がった公民館のホールでの入園式。
しがみつき、そわそわはあったけど、泣き喚くことなく過ぎ、主人も私もほっとする。

通園。家から遠いのでバスで通園。
あれ、嫌がらずに乗っていくじゃない。よかった。
でも、実は園では違ったみたい。

入園して程なく仲良し遠足。家からは近くのグリーンセンターへ。
次男をバギーに乗せて、現地集合で待っている。
どこからか泣き喚いている声がする。。
やっぱり、うちの子だ。。。
園長先生に手を引かれている。。。
すぐさま引き取りに行く。
うちでは手に負えませんって言われないだろうか。。。心配するも、特にそぶりなし。
集団でお遊戯やミニゲームをするも参加できず。
他の保護者も知り合いもなく、その後も次男の今に至るまで、母の交友関係も広がることはなかった。。。実は人見知りで人付き合いの苦手な母でもある。。。

それでも、何とか通園していたが、GWという長期の休日で事態は変わった。
猛烈に嫌がるようになってしまったのだ。。。
起きて着替えるところから拒否してなく。
それでも、叱咤激励しながら着替えさせ、バスに乗せる。
幼稚園から呼び出しがあったのは6月に入ってから。
ついにきたか。。。と思いつつ、園長先生、理事長先生と話し合い。
状況を聞いて、それでも、引き受けてくれた。
もっとひどい子供を預かったこともあるらしい。
一緒に育てて生きましょうといわれ、うれしかった。。。。

幼稚園での生活は詳しくは聞かなかった。同伴できない以上、割り切りも大切。
それでも、療育教室に通ったり、園に行く回数は多く、園での様子を先生たちは良く教えてくれた。
長男は職員室がお気に入りで、先生たちは徐々に教室に入れるように促してくれていたらしい。わたしが迎えに行くと、職員室で何か書いていて待っている。
担任の先生は新任の女性の先生。
親でも困難と思う子供を新任で任せられてさぞ大変だろうって思った。
生真面目そうな先生で、きっと悩んだろうなあ。

1学期が終わり、長い夏休みが終わり2学期になる。
少しよくなってきていた拒否反応が元通り。。。
それでも何とか過ぎてゆき、2学期最大イベント、運動会。
入場は担任の先生に手を引かれていた^^;
年中児による演技がある。バルーンでいろんな形を作るのだが、集団演技はもっとも苦手な長男、参加できるのだろうか。。。
園長先生に手を引かれ、一緒に行進ーー;
やるそぶりを見せていたし、逃げ出していない。。。進歩だ!
それでも、年長のマーチングの演技を見ていたら、来年長男が出来るとは到底思えなかった。。。

運動会の後は発表会
歌とお遊戯。
演目は「3匹のヤギのガラガラドン」
歌の発表。
担任の先生に手を引かれて、端っこで落ち着かなくいた。泣き喚かなかっただけ良しだ。
演技。
長男が大丈夫だろうタイミングが1箇所だけある。
大きいがらがらドンを励ますところ。
ほーら出てきた。がんばれーってやっている。終わったらさっさと退場しちゃった。
後で先生と話したら、先生もそのタイミングしかないと思い、構えていたら、自分で出て行ったとの事。面白ーい。

2学期が終わり、冬休み。3学期が始まったらまた登園拒否。
長期休みの後は仕方がない。
でも、少しづつ嫌がる期間が短くなっていっている。

長男は、園にいるといろんな先生に声をかけてもらっていた。
園の先生方みんなが担任みたい。
その中で、本当に担任でもないのに、長男が良くなついている先生がいた。
その先生が、年長時の担任になった。


後日談だが、長男が1年のとき、幼稚園の思い出という作文を書く授業があった。
長男はこの先生のことを書いていた。
どちらかというと、教室にいられずに、先生に対する思いは薄いかと思っていたのに、私はすごく意外だった。
この先生は、昨年退職されてしまったが、保護者の有志で送別会を開くというお誘いを受けた。そのとき、ぜひみてもらいたいとその作文を持っていった。
どんな思いで読んだだろうか。

結果、長男はこの1年があったからこそ年長時にものすごく伸びた。


この1年の間で、療育教室に行く態度にも変化が出てきた。
帰りがご機嫌なのはいつものことだけど、入るときにも、徐々にだけど嫌がらなくなり、そのうちに、元気に挨拶できるようになってきた。



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