ウィルスに感染しないように

ウィルスのお話
    ネットワーク生活だって病気には注意が必要です!!

ウィルスとかワクチンとか以下にも伝染性のある病気を想起させる名称が使われていますが...ウィルスは確かにコンピュータを病気にします。
が、コンピュータが感染するウィルスの正体はれっきとしたプログラム。現在は世の中に6000種類以上も出回っていると言われています。
ウィルスの持つ主な機能は、 1. 自分自身のコピーを作ってばらまく機能
2. 特定の時期までパソコンの中に潜んでいる機能
3. データなど破壊する機能  
など。
ウィルスの怖さは一見、普段と何にも変わらなく使用できるPCの中に時期が来るまで、じーっと潜伏していて、ある日突然ボンと
すべてがパーになる。なんてことをやってくれちゃうところにあります。
データがすべて吹き飛んでしまう以外にも特定のメッセージを画面に表示するなど、いろんな形の被害をもたらす悪者です。
普段の生活でも、自分の不摂生で、病気になるのはまだ仕方なくても、愛する家族にたとえばインフルエンザのような病気を移してしまったらとても悲しいですよね。
 コンピュータウィルスやワームもこれに似ています。不注意で感染すると、あなたの名前を騙って、あなたの大事な人達にも同じ被害を与えるようにプログラムされているいやらしいヤツです。ぜひとも感染しないように、万が一感染してしまったら、他の人に移さないように、ポイントを押さえておきましょう。


感染しないために注意しなければいけないことを日常生活との比較で整理してみます。

♪まずは予防
ネット生活
日常生活
外出したら手を洗いうがいをする
PCを起動すると同時にウィルス監視ソフトを起動する

風邪が流行ったらマスクをつけるなどの予防策を講じる
定期的に監視ソフトのパターンファイルを更新する

規則正しく生活し、栄養をきちんと取る

攻撃されやすいMy Documents配下にファイルをおかない


♪病気になってしまったら
医者に行き、原因を調べ、薬を飲む

ウィルススキャンソフトのパターンファイルを最新に更新した上で、スキャンを実行する。ウィルスが発見されたら駆除する。 Symantec社が無償で配布している駆除ツールは ココ からダウンロードできます。

ちょっとした投薬でなおらない病気は手術も必要となる

ウィルスが駆除できない場合には、感染したファイルはあきらめ、感染していないファイルのバックアップを取って、ディスクをフォーマットし、OSから再インストールする


♪人に伝染さないために
なるべく家族から離れたところで寝起きする

ネットワークから切断する。プロバイダーを経由してINTERNETに接続している場合にはモデムの電源を落とす、または電話線やケーブルを抜くなど。

入院して徹底治療する

特定のメーラーを利用している場合にはアドレス帳を削除する。
面倒でもメーラー添付のアドレス帳は使用せず、他のソフトウェア(たとえばExcel)にデータを保存する。

2001年夏から秋にかけて猛威を振るった悪者はワームと呼ばれるものでした。ワードマクロウィルスのような、コンピュータウィルスは他のプログラムに寄生して増殖したり被害を与えたりしますが、ワームは自家増殖してどんどん感染仲間を増やしていくイヤなヤツです。
感染の90%はメールだといわれていますが、今回は感染したホームページを見ただけでReadme.exeというファイルが届き被害を拡大させました。
またパソコンに侵入すると、すべてのドライブのすべてのフォルダに自分のコピーを作成し、これらが実行されるとPCを感染させます。
感染すると、勝手にメーラーを起動し、アドレス帳にリストされた人にコピーを送りつけます。
特にOutlook、Outlook Expressの場合、添付ファイルをクリックしなくても感染してしまうのであっという間に被害が拡大しました。

これらはマイクロソフト製のブラウザーやメーラーのセキュリティホールをついて被害をもたらすものだったのですが、これは非常に普及しているソフトウェアであるため、犯人が中身を熟知しており攻撃しやすい上、ユーザ数が多いことから被害が拡大することを喜ぶ愉快犯なのでしょう。

家だって、水周りや消防設備は定期点検しますよね。PCも購入して必要なソフトをインストールしたらそれでおしまいではなく、メンテナンスが必要です。家に火災警報器をつけるようにウィルス監視ソフトをインストールしましょう。



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