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2006.11.16

『くるぶしに秘密の鎖』秀香穂里著

テーマ：ボーイズラブって好きですか？(1557)

カテゴリ：ボーイズ・ラブ

『くちびるに銀の弾丸』の続編です。
だいぶ遅いですが、やっと読むことができました。

　キャラ文庫　２００６年８月３１日発行

水嶋がナイトシステムに移籍してから１年半が過ぎました。
澤村と恋人同士になって早１年。
最近の澤村は以前よりもっと「オレ様」に拍車がかかってケロは不満です。
いくらなんでも、３歳年上で、上司で、すごいキャリアを持ってる水嶋に対して、それはないんじゃないかと思います。（ケロは水嶋ファンなので）
しかし、水嶋本人が、そういう澤村が好きなのだから仕方がないけどね・・。

業界トップのゲームディレクター・水嶋がナイトシステム移籍後初のゲームソフト「ぼくらのおやすみ」が大ヒット。

今回の広報担当も自分だと思ってた澤村は、水嶋が今回後輩の瀬木を指名したのが許せない。
水嶋に直談判して、担当を自分にしてもらったのはいいけれど・・、何故か水嶋の反応がスッキリしないのが気にかかる。
その理由はすぐに明らかになります。
水嶋と前の会社で同僚だった男・烏堂が、今回の制作の音楽を手がける事になったのですが、初めての会議で澤村は、水嶋と烏堂との間にただならぬ仲を感じてしまいます。
澤村は会議が終ると、水嶋に「あの人、知り合い？　前の会社での同僚だったいう以外にさ。」と、詰め寄りました。
そこで冗談で言ったつもりの「元カレ説」が、実は図星だったという事に大ショックを受けます。
嫉妬して、水嶋と言い合いになったところを烏堂に見られていたとも知らずに・・・。
澤村は、どうして二人は別れたのか理由が気になって仕方がありません
何も語ろうとしない水嶋に腹を立て、烏堂に近づき水嶋との過去を聞き出します。
澤村は、大人で魅力的な烏堂と比較し、自分が水嶋にとってどういう存在なのか知りたいと思うが・・、水嶋が自分の気持ちを口にしてくれないので、何を思っているのか分からなく不安になっていく。
ある晩、水嶋がやっと自分の気持ちを告げ、お互い気持ちを確かめ合った二人は、一緒に暮らすことに・・。

『くびすじに未来の約束』
水嶋が仕事でトラブルを起こし、澤村は恋人として水嶋に苦言を与える。
一緒に暮らすことの意味、自分の役割・立場を今回の事で深く考えさせられるのであった。
楽しいばかりの時は過ぎ、今二人は成熟の時を迎える。
こうして二人の愛はさらに深まっていくのでしょう！

最後に祭河ななをさんの『こめかみに甘い引き金』
ゲームの舞台となった奄美大島を二人で旅行しますっ。
水嶋のエプロン姿もいいです

私の満足度★★★★☆

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