2006.11.27
カテゴリ： ＢＬ外コミック
『リアル ６巻』井上雄彦著
集英社 ２００６年１１月２２日発行
リハビリもさぼる日々。
自分に生きている価値はあるのか・・・と考えていた。
何もかもが嫌になって、母親に「死ね。」と言ってしまった。
母親はショックからノイローゼ気味となり、看病疲れ、過労も重なって倒れ、入院してしまう。
高橋は、８年ぶりに父親と会った。
８年前に離婚して家を出て行った父親。
先生の勧めで、高橋は父親の家に外泊する事になった。
８年ぶりの父親との生活。
父親は変わってしまった息子に「君自身の声を素直に聞け。思いを表せ。」と言う・・。
高橋は思い出していた・・父親に教えてもらったバスケット・・上手になったから見てほしかった・・誉めてほしかった・・でも、父親は出て行って帰らなかった・・。
高橋の心の叫び。
帰って来たら見てほしかった・・。
しかし、もう遅い・・・車イスになった自分の何を見てもらうって言うんだ！
高橋は初めて自分の思いを父親にぶつけた。
そこから何かが変わると私は信じている。
チャランポランに生きてきた野宮は戸川、ナガノに影響されて「俺の道」を探し始めていた。
「ヌケ！」と怒られながらも、真面目に働き始めた野宮。
何を目指すのかは、まだ見つからない・・。
だから「今」を生きるのだと言う。
「俺の道」は今と地続きになっているから。
野宮の心がやる気のない仲間の心を動かした。
そこから、また何かが変わっていく。
でも現実に逃げていては、そこから一歩も進めはしない。
それが、どんなに辛い現実だったとしても・・・。
作者は、あえてそこを『リアル』に描いている。
すごく現実的で、暗いコミックです。（笑）
でも、この本には作者のメッセージが沢山込められています。
でも、それと向き合い、現実を受け入れてこそ、また人は歩き出せる。
作者はみんなにメッセージを送っている。
しかし・・次はまた一年後だ。
集英社 ２００６年１１月２２日発行
リハビリもさぼる日々。
自分に生きている価値はあるのか・・・と考えていた。
何もかもが嫌になって、母親に「死ね。」と言ってしまった。
母親はショックからノイローゼ気味となり、看病疲れ、過労も重なって倒れ、入院してしまう。
高橋は、８年ぶりに父親と会った。
８年前に離婚して家を出て行った父親。
先生の勧めで、高橋は父親の家に外泊する事になった。
８年ぶりの父親との生活。
父親は変わってしまった息子に「君自身の声を素直に聞け。思いを表せ。」と言う・・。
高橋は思い出していた・・父親に教えてもらったバスケット・・上手になったから見てほしかった・・誉めてほしかった・・でも、父親は出て行って帰らなかった・・。
高橋の心の叫び。
帰って来たら見てほしかった・・。
しかし、もう遅い・・・車イスになった自分の何を見てもらうって言うんだ！
高橋は初めて自分の思いを父親にぶつけた。
そこから何かが変わると私は信じている。
チャランポランに生きてきた野宮は戸川、ナガノに影響されて「俺の道」を探し始めていた。
「ヌケ！」と怒られながらも、真面目に働き始めた野宮。
何を目指すのかは、まだ見つからない・・。
だから「今」を生きるのだと言う。
「俺の道」は今と地続きになっているから。
野宮の心がやる気のない仲間の心を動かした。
そこから、また何かが変わっていく。
でも現実に逃げていては、そこから一歩も進めはしない。
それが、どんなに辛い現実だったとしても・・・。
作者は、あえてそこを『リアル』に描いている。
すごく現実的で、暗いコミックです。（笑）
でも、この本には作者のメッセージが沢山込められています。
でも、それと向き合い、現実を受け入れてこそ、また人は歩き出せる。
作者はみんなにメッセージを送っている。
しかし・・次はまた一年後だ。
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