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Aポロ
気の抜けたコーラが好きです。 そんなアタイに五里霧中
December 12, 2004
カテゴリ： カテゴリ未分類
今日は自動車学校に行ってきました。
応急救護って3時限連続講義に出たんですよ。
1時限目は普通に学科教習のように
テキスト開いてビデオみて・・・
昨日五時まで起きてたから
教員の話が軽快だったので
テキストの時間はまだ幾分が起きてられましたが
ビデオの時には意識飛んでました。
2時限に入りまして
先生は「2人１組になりなさい」と告げたので
隣にいた男の子を見たのですが
彼は無反応でした。
なんとなく彼を心の中でマスオ君と名づけました。
先生「じゃあ、君は彼（マスオ）とペアね」
マスオ君はシャイらしく、
僕の顔をまともにみようともしません。
こちらが話を振るために目を合わそうとしても
気づかないフリをします。
「オマエなどに話しかけられたくない」オーラが
全面に出ておりました。
人工呼吸とか、心臓マッサージとかを練習するための人形
心肺蘇生人形を２人で担ぎました。
マスオ君はこのときも無言でした。
目をあわせる気配すらありませんでした。
先生「じゃ、ペアで人形の前に座ってください」
なんだか不安になってきました。
今日の学科は３時限連続です。
つまり、ペアになった以上
あと２時限は彼と一緒にいなきゃいけないわけです。
なにより
「全く打ち解けてない人間と
同じ人形を使っての人工呼吸の実習など無理」という
人間としてごく真っ当な感情
が僕にはありました
重い空気で２時間過ごすのだけはどうしても避けねば。
つとめて明るく振舞えば空回りそうだし、
かといって彼と同じテンションではどうしたって会話など生まれぬ
ま、ペアになったんだし
会話するチャンスはある程度あるだろう
と思い、その時は取り立てて何もしませんでした。
実習はペア同士で先に実習する人と後でやる人が居て
僕は先に実習する人でした
応急救護の仕方には順番がありまして
まず
↓
全身の確認
↓
意識確認
↓
助けを呼ぶ
↓
応急処置の開始
の順番で行うわけです。
実習ですから
人形に向かって呼びかけ
意識の確認をしなければなりません
意識不明な可能性もあるのでなるべく大声での呼びかけとなります
十人前後が人形に向かって
「もしもし、大丈夫ですか？」と
大きな声で呼びかけるわけです。
十人前後がいっせいにね。
想像してください
はたから見るとちょっと
自己啓発セミナーっぽい感じが
否めません。
が、
そこは人命を救うための訓練ですから
恥ずかしさを堪えてやってました。
僕「もしもし、大丈夫ですか！？」
人形「・・・・・。」
ちょっぴり切ない。
意識の確認をすると、次は
「助けを呼ぶ」に移ります。
実際には遠くの人に
「助けてください！」
「手伝ってください」
「救急車お願いします！」などの言葉をかけるのですが
先生が「じゃ、今日はペアの人に『救急車呼んでください』と声をかけてください。」
といわれました。
ついに、
マスオ君（仮称）と打ち解けるチャンスが来ました。
これで重たい空気を打ち砕けるかも知れない。
だって
「救急車呼んでください」ですよ？
あまりにも気恥ずかしくて
ニヤニヤしてしまいそうじゃないですか。
初めて交わす言葉が
「救急車呼んでください」なのもどうかと思いますが
なんとかコミュニケーションをとるチャンスが出ました。
先生「それじゃ、隣の人に声をかけてください」
よし、
いくぞ、
言いながら彼を見た時、口が止まりました
おま、
おまえ、
なんで、
「頭のおかしい人に声かけられた」
みたいな顔で目そらしてるんだ。
言っとくけど
「救急車呼んでください」って
話しかけられるお前より、
呼びかける俺のほうが
百倍はずかしいぞ？
時が止まってしばらく、
なんとか続く言葉を出す僕
僕「救急車、呼んでください」
マスオ「・・・・。」
ちょっぽり切ない。
ほどなく僕は
大衆の面前で人工呼吸をなんなく済ませ
ようやく
マスオ君と交代です。
凄い楽しみです。
いったいマスオ君は
どんなふうに
「救急車呼んでください」と
僕に呼びかけてくれるのでしょうか？
なんて思ってることは
おくびにも出さず、
交代しました。
素直に
先生の言われたとおりに実習するマスオ君。
やはりシャイなのか、
人形に呼びかけるところで戸惑ってしまうマスオ君。
先生に「おいおい、声かけてくれよ」と突っ込まれ
初めて照れ笑いするマスオ君。
マスオ君の照れ笑いで
つられて数人が笑いました。
実習部屋の空気が一瞬温まりました。
さらにニヤニヤするマスオ君。
なんだ、
緊張してただけだったのね。
そうだったのか。
まぁ、それなら仕方ないよね。
初対面の人にいきなり声かけられても困るしね。
うんうん。
君は僕と話したくないって思ってたんじゃない
話しかけるのが怖かったんだね。
大丈夫だよ。
僕はノーリアクションなんてことはしない。
先生「じゃ、次はペアの人に『救急車呼んでください』って呼びかけてください」
おう、マスオ君、呼んでくれ。
どんな小さな声でもいい
そしたらぼくもいくらか反応するよ
そこから踏み出そう
そこから知り合おう
な。
そして、
ようやく口を開くマスオ君
マスオ君「すいません、救急車呼んでください。」
だからオマエ、
なんで目ぇそらしてんの
どこ向いてんだよ。
せめてこっち向けよ。
この日、彼と僕との間で会話が交わされることは一度も無かった。
応急救護って3時限連続講義に出たんですよ。
1時限目は普通に学科教習のように
テキスト開いてビデオみて・・・
昨日五時まで起きてたから
教員の話が軽快だったので
テキストの時間はまだ幾分が起きてられましたが
ビデオの時には意識飛んでました。
2時限に入りまして
先生は「2人１組になりなさい」と告げたので
隣にいた男の子を見たのですが
彼は無反応でした。
なんとなく彼を心の中でマスオ君と名づけました。
先生「じゃあ、君は彼（マスオ）とペアね」
マスオ君はシャイらしく、
僕の顔をまともにみようともしません。
こちらが話を振るために目を合わそうとしても
気づかないフリをします。
「オマエなどに話しかけられたくない」オーラが
全面に出ておりました。
人工呼吸とか、心臓マッサージとかを練習するための人形
心肺蘇生人形を２人で担ぎました。
マスオ君はこのときも無言でした。
目をあわせる気配すらありませんでした。
先生「じゃ、ペアで人形の前に座ってください」
なんだか不安になってきました。
今日の学科は３時限連続です。
つまり、ペアになった以上
あと２時限は彼と一緒にいなきゃいけないわけです。
なにより
「全く打ち解けてない人間と
同じ人形を使っての人工呼吸の実習など無理」という
人間としてごく真っ当な感情
が僕にはありました
重い空気で２時間過ごすのだけはどうしても避けねば。
つとめて明るく振舞えば空回りそうだし、
かといって彼と同じテンションではどうしたって会話など生まれぬ
ま、ペアになったんだし
会話するチャンスはある程度あるだろう
と思い、その時は取り立てて何もしませんでした。
実習はペア同士で先に実習する人と後でやる人が居て
僕は先に実習する人でした
応急救護の仕方には順番がありまして
まず
↓
全身の確認
↓
意識確認
↓
助けを呼ぶ
↓
応急処置の開始
の順番で行うわけです。
実習ですから
人形に向かって呼びかけ
意識の確認をしなければなりません
意識不明な可能性もあるのでなるべく大声での呼びかけとなります
十人前後が人形に向かって
「もしもし、大丈夫ですか？」と
大きな声で呼びかけるわけです。
十人前後がいっせいにね。
想像してください
はたから見るとちょっと
自己啓発セミナーっぽい感じが
否めません。
が、
そこは人命を救うための訓練ですから
恥ずかしさを堪えてやってました。
僕「もしもし、大丈夫ですか！？」
人形「・・・・・。」
ちょっぴり切ない。
意識の確認をすると、次は
「助けを呼ぶ」に移ります。
実際には遠くの人に
「助けてください！」
「手伝ってください」
「救急車お願いします！」などの言葉をかけるのですが
先生が「じゃ、今日はペアの人に『救急車呼んでください』と声をかけてください。」
といわれました。
ついに、
マスオ君（仮称）と打ち解けるチャンスが来ました。
これで重たい空気を打ち砕けるかも知れない。
だって
「救急車呼んでください」ですよ？
あまりにも気恥ずかしくて
ニヤニヤしてしまいそうじゃないですか。
初めて交わす言葉が
「救急車呼んでください」なのもどうかと思いますが
なんとかコミュニケーションをとるチャンスが出ました。
先生「それじゃ、隣の人に声をかけてください」
よし、
いくぞ、
言いながら彼を見た時、口が止まりました
おま、
おまえ、
なんで、
「頭のおかしい人に声かけられた」
みたいな顔で目そらしてるんだ。
言っとくけど
「救急車呼んでください」って
話しかけられるお前より、
呼びかける俺のほうが
百倍はずかしいぞ？
時が止まってしばらく、
なんとか続く言葉を出す僕
僕「救急車、呼んでください」
マスオ「・・・・。」
ちょっぽり切ない。
ほどなく僕は
大衆の面前で人工呼吸をなんなく済ませ
ようやく
マスオ君と交代です。
凄い楽しみです。
いったいマスオ君は
どんなふうに
「救急車呼んでください」と
僕に呼びかけてくれるのでしょうか？
なんて思ってることは
おくびにも出さず、
交代しました。
素直に
先生の言われたとおりに実習するマスオ君。
やはりシャイなのか、
人形に呼びかけるところで戸惑ってしまうマスオ君。
先生に「おいおい、声かけてくれよ」と突っ込まれ
初めて照れ笑いするマスオ君。
マスオ君の照れ笑いで
つられて数人が笑いました。
実習部屋の空気が一瞬温まりました。
さらにニヤニヤするマスオ君。
なんだ、
緊張してただけだったのね。
そうだったのか。
まぁ、それなら仕方ないよね。
初対面の人にいきなり声かけられても困るしね。
うんうん。
君は僕と話したくないって思ってたんじゃない
話しかけるのが怖かったんだね。
大丈夫だよ。
僕はノーリアクションなんてことはしない。
先生「じゃ、次はペアの人に『救急車呼んでください』って呼びかけてください」
おう、マスオ君、呼んでくれ。
どんな小さな声でもいい
そしたらぼくもいくらか反応するよ
そこから踏み出そう
そこから知り合おう
な。
そして、
ようやく口を開くマスオ君
マスオ君「すいません、救急車呼んでください。」
だからオマエ、
なんで目ぇそらしてんの
どこ向いてんだよ。
せめてこっち向けよ。
この日、彼と僕との間で会話が交わされることは一度も無かった。
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ξ*´∇｀) んで。
もも★いちご
さん
その後はどうかしら(笑)。
ちょっぽり 気になります。
ちょっぽり の表現の方が気になります。
これ、
お持ち帰ります。
ξ*´∇｀) 救急救命士の資格持ってますが叫べませんでした。 (December 25, 2004 04:21:35 AM)
ちょっぽり 気になります。
ちょっぽり の表現の方が気になります。
これ、
お持ち帰ります。
ξ*´∇｀) 救急救命士の資格持ってますが叫べませんでした。 (December 25, 2004 04:21:35 AM)
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