旅行2日目

9月8日(水)

AM9:00 ホテル出発
AM10:30 李白博物館到着・観光
AM11:30 李白博物館発、暫く山道を走る
PM12:30 きのこ料理のレストランで昼食
PM13:30 報恩寺観光
PM? 白馬チベット族の村でトイレ休憩
ずっと山越え・途中トイレ休憩
PM20:30 ホテル着

上のタイムスケジュールを見てもわかる通り、この日は移動日でした。
しかもずーーーーーーっと山道。まっすぐ座っていられる方が少ないくらいの揺れ。
多分、車酔いしやすい人だと、死にます・・・^^;

朝ホテルで朝食を済ませ、9時には出発。
どこもそうなんだけど、中国で食べた朝食って、本当に印象に残っていない。
大体どこも内容は似たような感じで、お粥、マントウ(肉入り・肉無し)、ザーサイなどの漬物、何やらエタイのしれない炒め物、たまに卵料理(茹で、目玉)、お菓子等でした。
バイキングが多かったけど、テーブルに運ばれてくることもあった。つまりそういう時は、朝食はツアー客全員で一斉に取らなければならないと・・・。
で、飲み物は無い場合もあり(お粥があるからいいと思っているのか)、ある場合は、牛乳、ジュース、コーヒーがありましたが、どれも甘かったのだけは覚えている。
アジアって、どうして何でも飲み物を甘くするんだろう。
私は飲んでいないけど、韓国ではトマトジュースも砂糖入りだとか(--;
以前香港で飲んだジュースも激甘だった。
ついつい海外に行くと、商店などで現地ものの変なジュースとか、買ってしまうんですよね。
意外にチャレンジャーな私。

とりあえず、そんな印象に残らない朝食を済ませ、ホテルを出発。
前日のうちから、ガイドの李さんに「水を買いたい」と伝えていたので、小さなお店に寄ってくれた。



李さんいわく、「ホテルの水は高い」とのこと。実際、ホテルで水を買おうとすると、レストランで買うしかない状態で、外の売店で買う場合の5倍くらいの値段だったと記憶しています。
外の売店で買うと、水は大体1.3元くらいだったかな?
で、お店で水とお菓子を買い求め、最初の観光スポット「李白博物館」へ。
李白博物館


ここはかなり新しい施設なのだと思うのだけど・・・。何しろまだあちこち造成中&建設中だったから。
ガイドブックにも載っていない。
お客様は100%中国人って状態でした^^;
入り口を入ると、李白の漢詩の碑が立ち並び、それを抜けていくと高台に朱塗りの塔が立っていた。


↑入口すぐ

↑碑林

↑朱塗りの塔

まだブルーのビニールシートがあちこちにかぶっているような状態。
ここは李白の漢詩のほかに、李白の旧宅の再現、妹月園の墓、なども広い敷地の中に点在しており、完成したらさぞ立派な観光施設になるだろうと思われた。
四川省の観光化に力入れてるな~と、ひしひし感じる。


ここのお土産やさんで、竹の繊維で織り上げた絵(額)を旦那のご両親へののお土産に購入。
そう、一応「新婚旅行」なんぞという名目で来ていたので、両家の両親にはそれなりの土産を買っていかなければならないのだ。
最初170元と言っていたそれを100元に値切ったのは勿論私。
海外(特にアジア圏)において、値切りは基本。
これは高い買い物だったのか、どうなのか??
ま、少なくとも「値切った」という達成感は有ったので、良しとしよう。

李白博物館を出ると、この後はひたすら走っての山越えとなる。
途中、とうもろこしを干している家を、数多く見かけた。
とうもろこしを軒下からぶら下げていたり、ばらしたものを庭いっぱいに広げていたり。
日本で見るとうもろこしよりも、かなり黄味がかって見えるのは、種類が違うせいか、日差しが強いせいか。


↑黄色いのはトウモロコシ

のどかな田園風景を楽しんでいるうちに、車は山道に突入。

・・・一応、舗装はされているんだけど、すっごい悪路。
いや、過去に中国に来た時は、舗装もなく、更にそのときは中国製の車に乗っていたため、本当に辛かったのを覚えているから、その時に比べれば全然マシなのだが、とにかく車が跳ねる跳ねる。
そしてそんな悪路なのに、荷物満載のトラックとか、人満載の観光バスとかが、割と走っている。
で、遅い車は、とにかく追いこしにかかるのだ。追い越す間は、クラクション鳴らしっぱなし。
がったんがったん山道を走りながら、クラクション派手に鳴らしながら、ヘアピンカーブを曲がりながら・・・そんな道中でも、意外と寝てしまうから不思議だ。
ゆらゆらウトウトしている間に、車は昼食のレストランに到着。
山の中のきのこ料理のレストランとのことで、まったく期待はしていなかったのだが、思い返してみても、ここの食事がツアー中一番美味しかった。
油が少なく、薄味という事が、これほど身体に優しいとは・・・。
ちなみにこのレストランの外には、観光客目当ての出店が並んでいたんだけど、そこでツアーの方が甘栗を買って、分けてくれた。
・・・正直、日本の甘栗のほうが美味しかった。てか、渋皮がすっきりと剥けてくれなくて、苦労した。

ここでの食事を済ませると、車で10分ほど走り、「報恩寺」に到着。
本日2番目の観光スポットである。

報恩寺


ここもガイドブックには載っていない。
成都~九寨溝間をバス移動しなければ通らない場所だからだろう。
周囲を見回すと、やはり中国人ばかり。
李さんから聞いたこのお寺の謂われは、こうである(うろ覚え)。

昔、この土地の地主が、皇帝になりたくて、故宮を模した宮殿を建てた。
が、それが皇帝の耳に入り、怒りを買った地主は軍を差し向けられる。
軍が攻めてくると聞いた地主は、宮殿を寺に造り替え、皇帝の怒りの矛先を反らしたということだ。
が、元々が故宮を模しているため、作りのあちこちにその名残が偲べる。


と、こんな感じの説明だったでしょうか。
実際の所、入り口から門をくぐるまでの広場とか、門に上る階段の辺りは、故宮を思い出させる作りで、かなり面白かったです。


しかし向こうのお線香はおっきいですね~。



この後、更に山を走り、途中チベット族の村に立ち寄り、トイレ休憩とバスの給油。


トイレはもちろん有料(5角)でした、ハイ。
(その割に、汚かった記憶が)

この後もとにかく山の中を走る走る。
本当に素晴らしい景色だったのですが、さすがの私も高山病+車酔いで気分が悪くなりました。



山道は、まさに「山を削りました」という状態で、すごい大きさの落石が有ったりして、かなりスリリング。
笑ってしまったのは、時々そんな荒れた道の石をどけたり、清掃したりしている人を見かけたこと。
こんな高山の、こんな場所を、人海戦術で清掃するとは、さすが中国!
この山道は、九寨溝近くになると更に酷くなり、未舗装の落石だらけの道を、土煙を上げて走るといった状況でした。
更に、山道の途中で、エンジンが焼けてしまって(煙が出てた^^;)、立ち往生しているバスも見かけました。
お客さんは全員バスの外。
でも、平然としているんですよね。あれは換えのバスが来るのを、待っていたのかしら。

そして九寨溝のホテル街が近くなると、とある場所で、それまで土埃にまみれていた車たちは、水をかけられて、水洗いされます。
水は九寨溝からの支流と思われる、異常なほど水量豊富な川から、汲み上げていました。
バスに乗ったまま洗車なんて、初めての体験。デンジャラスだ、中国。
そして、車もさっぱりして、ようやく舗装された道へ。
ここからは、道もきれいならば、町並みも急にきらびやかになる。
ネオンサインきらめく、夜の街とでも言いましょうか。
世界遺産に指定され、オリンピックも招致したから、それにむけて観光地整備に必死なのだろうな、という印象を受けました。

そうして、くたくたの状態でホテル着。
くたくたのまま、食事をし、お風呂に入るので精一杯。
明日はいよいよ九寨溝だ!


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