◆おそるべし新生児、りく兄

 ◆おそるべし新生児、りく兄◆

  いやぁ、ほんと手のかかる子だった。

  まず寝ない。

  おっぱいするとすぐウンチ→オムツ替え→寝れないから泣く→おっぱい・・・

  と毎日グルグル(@_@)

  仕舞いにはソファでうたた寝する私・布団で寝る私の上に乗せて寝かせていた(笑)。

  今思い出しても、笑える場面。

  頭が異常に大きかったものだから、

  産婦人科に小児科の先生が来る日には何度も「来てください」、

  と言われ受診した。

  「水頭症かも」と言われてエコーで診てもらう。

  でもいつも「水じゃなくて、脳みそがいっぱいみたいだね」

  でもほんとこの新生児、泣き出すと私が抱っこしないと泣き止まない。

  ひどい時は私でも泣き止まなかった。

  実家では「普通誰かに抱っこされると泣き止むのにね、こんな赤ちゃん初めて見たよ」

  と言われる始末。

  だから夜中に入る私のお風呂の時間も、

  眠ったのを見計らってるのに、すぐ起きては泣き通し・・・

  ある日、試しにうつぶせにして寝せてみた。

  すると寝る寝る!!

  突然死が騒がれていたご時世だったけど、

  赤ちゃんに適した寝方があるのだと実感。

  でも泣き虫は治らなかったけど。

  お陰で(?)首のすわりは早かった。

  2ヶ月の時にはうつぶせで寝てて起きたら、

  亀のように頭を持ち上げていた。

  「あ、カメだっ!」と叫んで写真に収めた母でした。

  実姉が今もよく

  「あんなに泣いててよく育てたよね、私には無理だって思ってた。

  きっと頭が重くてどうかあったんだよ。」と慰めて(笑)くれる。

  そうだね、きっとどうかあったんだ。

  今は時々知らない人にまで

  「外人さんみたいでかっこいい頭の形ね~」

  と褒められるようになった。

  今ではあの頃も笑い話。

  私の身近な人は、当時の私の相当なやつれ具合を知っているのだった(笑)

                            2002.8.1記


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