キータンのひとりごと~昭和せつなく懐かしく

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2007.01.29
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最近、昔の遊びをよく思い出すとは先日書いた。
書いたけれど、またまた、思い出した。
これも男の子の遊びだ。

屋根に向かってボールを投げる。
ボールは屋根に投げられると、一旦、姿を消す。
四、五秒後、どこからともなくボールが落ちてくる。
それを上手にキャッチできるかという単純な遊びだ。

どこから落ちてくるか。わからない。そこに遊びの妙があった。

上級生には投げる方向でおおかたの落ちてくる位置がわかった。

下級生の私達にはわからなかった。
投げた位置でじっと待つだけだ。
これでは勝てるわけはなかった。

自分たちが上級生になってその要領を覚える。
下級生に教えたかって?教えなかった。
自分で学ぶ。それも遊びだった。

屋根にボールを投げる。ボールが姿を消す。
青い空、コロコロとボールの転がる音、しばしの沈黙で耳を澄ませる。
突然現れるボールに歓声があがる。

そうだろう。単純といったらこれほど単純な遊びはない。


遊び友達がいない場合はひとりでやった。
ひとりで投げてひとりでボールを待っていると、次第に、ボールの出てくる方向がわかる。
それを知った瞬間の喜び、それが「学習」ということだろうね。

そして、時たま、ボールが落ちてこない時がある。
屋根瓦のどこかに止まったか、雨樋に落ち込んだ場合だ。


屋根から見るその風景にしばし見とれたものだ。
それはそれは、瓦屋根の美しい故郷の家並みが広がっていた。


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Last updated  2007.01.29 09:22:57
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