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くまくま15 @ Re[1]:胃カメラは 楽になったと 信じたい(ヘボ川柳)(02/10) aki05247さん、こんばんは♪ご無沙汰してま…
2005年07月17日
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9月からの授業では、「ゲルマン人」が主役になります。 「ゲルマン民族の大移動」 でおなじみの彼らですが、名前ほどにその実像は知られていないので、自分の授業のためにもちょっとメモ書きしておくことにしました。
前々回のを引きずって、文化人類学っぽい話になりそうです。よかったらお付き合い下さいませ♪


ゲルマン人は北方のバルト海沿岸を原住地としていたが、ケルト人を追いながら南下し、紀元前後には、 ローマ帝国と境を接するライン・ドナウの両河まで進出 した。(宮崎正勝『早分かり世界史』より)


古代の覇者・ローマ帝国を悩ませたのが、勇猛なゲルマン民族の人々でした。ローマ人たちとはあまりに違う彼らの生態に、やはり相当好奇心がくすぐられたようでして、 ローマ人の手によるゲルマン・レポート がいくつか残されています。

カンタンに入手できるのがこちらの二冊です。

ユリウス・カエサル(紀元前100年ころ~紀元前44年)『ガリア戦記』講談社 1994年
(本屋さんでこれを探してもらおうとしたら、 「ゲーム本ですか?」
「賽は投げられた」「ブルータス、お前もか!」 など名台詞を多く残している、ローマを代表する軍人&政治家のカエサルですが(昔はシーザ-って言いましたよね~)、 文章家としての才幹も相当なもの で、これほど簡潔かつ的確に表現できる作家は少ないのでは…と思います。


タキトゥス(紀元後55年~120年ごろ)『ゲルマニア』岩波文庫
ローマの歴史家タキトゥスのゲルマン人レポート。退廃した同胞に嫌気がさしていた彼は、 ゲルマン人を「高貴な野蛮人」 ととらえていたらしく、この『ゲルマニア』にもローマ社会への批判が多分に入っていたのではないか…と思われます。といっても、実際に彼自身がゲルマン社会に直撃取材したワケではないよーで、したがって記述もあんまり正確ではないらしいです。ちょっと悲しい……。


まず ゲルマン人の外見 をピックアップしてみましょう♪
『ゲルマニア』によれば、彼らは 「ただ自分みずからだけに似る」種族 、つまり 身体の特徴がすべて同一 ということになります。日本人みたいなものですかね~?
(ひっくり返せば、ローマ人はいろんな外見の集まりだったのかな…って気もしますよね。今で言う多民族国家だったのかなあ?)

タキトゥスはこのコトバのあと、くわしく容貌や体質を語ります。

鋭い空色の眼、髪はブロンド、長大
寒気・飢餓にはよく慣れている が、逆に乾きと暑さはてんでダメ。
皮膚は白い。
男女ともにあらい毛織の布または獣皮を外套の代わりにする。裕福な者は内側に衣を着て、下半身も覆うようなズボン?みたいなのもはく。ただし男の場合は、 戦時となると裸になるのがフツー だったらしい(そんなんじゃケガしちゃうよ~!!と心配になっちゃいますが、それだけ戦闘に自信があったのかもしれませんね)。


夜も更けてまいりました。ゲルマン人レポートはまた次回。



artaxerxesさんから戦時についてのコメントをいただきました。こちらに引用させていただきます。どうもありがとうございました。

「戦いのときに裸になるのは、ゲルマン人とローマ軍の挟み撃ちにあったケルト人もそうでした。彼らにとっては自分の勇気を誇示するための行為だったようで、中には素っ裸で長剣一本を振るって敵陣に躍り込む者もいたようです。
 戦争をビジネスのように考えていたローマ人(カエサルなどはそうでしょうけど)に、あくまで個人的武勇の発露と考えていたケルト人が敗れたのも仕方ないようです。ゲルマン人は森に潜んでいてローマ軍が得意の戦術を発揮できなかったので撃退できたようです」







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最終更新日  2005年07月23日 23時21分20秒
コメント(12) | コメントを書く
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Re:ゲルマン★レポート(第1回目)(07/17)  
それってターザンとかスーパーマン役にピッタリ!3昔くらい前の、西洋の典型的2枚目タイプ?‥‥‥現代に持ってきても、ちょっと売りにくいかな?(~_~;) (2005年07月18日 02時43分02秒)

Re:ゲルマン★レポート(第1回目)(07/17)  
artaxerxes  さん
 ゲルマニアから今晩は。
 くまくまさんは世界史も教えていらっしゃるのですね。くまくまさん流のゲルマン・リポートが新鮮で楽しみです。

 戦いのときに裸になるのは、ゲルマン人とローマ軍の挟み撃ちにあったケルト人もそうでした。彼らにとっては自分の勇気を誇示するための行為だったようで、中には素っ裸で長剣一本を振るって敵陣に躍り込む者もいたようです。
 戦争をビジネスのように考えていたローマ人(カエサルなどはそうでしょうけど)に、あくまで個人的武勇の発露と考えていたケルト人が敗れたのも仕方ないようです。ゲルマン人は森に潜んでいてローマ軍が得意の戦術を発揮できなかったので撃退できたようです。 

 「ゲルマーニア」は現代のドイツ人を思わせる箇所もあって読んでいて笑えます(寒気・飢餓・乾きと暑さのくだりなど)。原文そのものは言葉少なで簡潔で、あまり笑いを誘うようなものではないのですが。 (2005年07月18日 06時40分05秒)

Re[1]:ゲルマン★レポート(第1回目)(07/17)  
くまくま15  さん
Tom-Mamaさん、こんにちは★

>それってターザンとかスーパーマン役にピッタリ!3昔くらい前の、西洋の典型的2枚目タイプ?‥‥‥現代に持ってきても、ちょっと売りにくいかな?(~_~;)

ターザンは見たことないんですけど、スーパーマン役の方は、ガタイがよくて彫りが深くて、濃いハンサム~って感じでしたよね。あれで金髪だったらゲルマン人になるかしら?
でも確かにご指摘のように、最近ではウケないタイプかもしれませんね。今は少しクセがあるほうがいいのかなあ?
(ちなみに私の好きな俳優さんはユアン・マクレガーです。スターウォーズで若きオビワン=ケノービを演じている方です。な~んて聞かれてもないのに、スミマセン^ ^;)
(2005年07月18日 17時07分02秒)

Re[1]:ゲルマン★レポート(第1回目)(07/17)  
くまくま15  さん
artaxerxesさん、こんにちは★
ゲルマニアから今晩は、というあいさつがとっても素敵でした。まさにゲルマニアの地にいらっしゃるんですものね。昔この本を読みながら、書き留めていたメモを頼りに記事にしているので、何か間違いがありましたらご指摘くださると助かります(勝手なお願いですみません^ ^;)。

> 戦いのときに裸になるのは、ゲルマン人とローマ軍の挟み撃ちにあったケルト人もそうでした。彼らにとっては自分の勇気を誇示するための行為だったようで、中には素っ裸で長剣一本を振るって敵陣に躍り込む者もいたようです。
> 戦争をビジネスのように考えていたローマ人(カエサルなどはそうでしょうけど)に、あくまで個人的武勇の発露と考えていたケルト人が敗れたのも仕方ないようです。ゲルマン人は森に潜んでいてローマ軍が得意の戦術を発揮できなかったので撃退できたようです。 

戦闘に自分のプライドすべてを賭けていたからこそ、出来る行為ですよね~!私なんかは、防弾チョッキを何重にも着て雪だるま状態になったとしても、とてもとても戦場には行けそうにありません…。
戦闘に対する考え方の違いは、元寇のときの日本軍バーサス元軍と似てるなあと思いました。ゲルマン人が森を利用したのなら、日本は海と台風に救われたのかな?

> 「ゲルマーニア」は現代のドイツ人を思わせる箇所もあって読んでいて笑えます(寒気・飢餓・乾きと暑さのくだりなど)。原文そのものは言葉少なで簡潔で、あまり笑いを誘うようなものではないのですが。

今でも乾きや暑さに弱いんですか?面白いですね~!でも気候がそんなに変わらなければ当然の話なんですけど^ ^;
artaxerxesさんは原文で読めるんですか?うらやましい限りです。私は訳文に頼るしかないので、ちょっともどかしい時がありますね。
(2005年07月18日 17時21分10秒)

Re:ゲルマン★レポート(第1回目)(07/17)  
こんにちわ!ちょー、お久しぶりです。諸事情により更新することも、さまようこともままならず、今日に至りました。

さてさて、ヨーロッパ史も楽しくて好きなので、ついつい関連グッズを無駄遣いしてしまう私が、最近買ったのは、PS2の「シャドウ・オブ・ローマ」です。カプコンから出てるんですが、カエサル暗殺のなぞを解くために、グラディエイターとオクタヴィアヌスの二人で戦ったり、捜査したりと、なかなか楽しいです。
とかいいながら、クリアできてないですが^^;

カエサルでしたっけ、ブリテン島まで攻め入ったのって?ちょっとうろ覚えなんですが、そんな昔にあの距離をどうやって兵站を維持しながらなのか、略奪しながらなのか、とにかくすごいなぁ、なんて思ったりしました。

また、遊びにきますね。 (2005年07月18日 18時06分20秒)

Re[1]:ゲルマン★レポート(第1回目)(07/17)  
くまくま15  さん
samurai fishermanさん、こんにちは!
お久しぶりです。とはいえ、私もけっこう更新がごぶさたになっていた時期がありました^ ^;
バタバタしているとやっぱり更新しづらくなりますよね~。

>さてさて、ヨーロッパ史も楽しくて好きなので、ついつい関連グッズを無駄遣いしてしまう私が、最近買ったのは、PS2の「シャドウ・オブ・ローマ」です。カプコンから出てるんですが、カエサル暗殺のなぞを解くために、グラディエイターとオクタヴィアヌスの二人で戦ったり、捜査したりと、なかなか楽しいです。
>とかいいながら、クリアできてないですが^^;

「シャドウ・オブ・ローマ」は私もチェックしていました!欲しいんですけど、とうとうニンテンドーDSも買ってしまって、今はそっちの方にハマッています。大合奏バンドブラザーズというソフトが面白いですね~~♪
私は戦闘が苦手なので、オクタヴィアヌスの方なら楽しめそう…と思ってます。それにしてもカプコンってほんと色んなゲームを出しますよね。底力がスゴイです!

>カエサルでしたっけ、ブリテン島まで攻め入ったのって?ちょっとうろ覚えなんですが、そんな昔にあの距離をどうやって兵站を維持しながらなのか、略奪しながらなのか、とにかくすごいなぁ、なんて思ったりしました。

「ガリア戦記」を読んでいると、戦争にあまり興味のない私でもワクワク感が抑えられませんでした。三国志などに通じるような面白さがありますね。まあ、ホントは戦争だから、面白いというのは不謹慎なんですけど…。
兵站はどうしていたんでしょうかね?全然チェックしていませんでした。再読するときはそういう点にも気をつけてみます。

ではまた! (2005年07月18日 18時20分50秒)

Re:ゲルマン★レポート(第1回目)(07/17)  
jasmintea7  さん
ゲルマン★って言うとどうも青池保子さんの世界とリンクしてしまいます。
ちょっと古いかなぁ??
あとは典型的ゲルマン魂オリバーカーン!!
彼って本当にドイツ人!って感じですよね。
次回も楽しみにしていまーす! (2005年07月18日 21時30分55秒)

Re[1]:ゲルマン★レポート(第1回目)(07/17)  
くまくま15  さん
jasmintea7さん、こんばんは♪

>ゲルマン★って言うとどうも青池保子さんの世界とリンクしてしまいます。
>ちょっと古いかなぁ??

分かります~!「エロイカより愛をこめて」、とっても好きな作品でした。少佐がとにかく素敵~♪♪
少佐もそうですけど、Zくんとかもゲルマン系っぽいですよね。彫りが深いハンサムくん。と言いながら私は地味なアーくんが好きだったりします^ ^;

>あとは典型的ゲルマン魂オリバーカーン!!
>彼って本当にドイツ人!って感じですよね。
>次回も楽しみにしていまーす!

カーンはごついですよね~。でも好きです。ベッカムよりもずっとカワイイと思ってしまうから不思議だなあ。
ドイツに行ったとき、ドイツ人にとても親切にしてもらったので、今でもあの国の人たちにはいい印象を持ってます♪
(2005年07月18日 23時50分44秒)

Re:ゲルマン★レポート(第1回目)(07/17)  
NAO さん
文化人類学って分野を意識したことなかったんですが、おもしろいですね~
一時、日高敏隆さんや竹内久美子さんの本にはまりました。(動物行動学だそうです)無駄なように見える機能や生態も、合理性やメリットがあったから生き延びてきたって考え方、歴史にも通じますよね (2005年07月19日 09時30分40秒)

Re[1]:ゲルマン★レポート(第1回目)(07/17)  
くまくま15  さん
NAOさん、こんにちは!

>文化人類学って分野を意識したことなかったんですが、おもしろいですね~

ご意見やご質問の内容が文化人類学と通じているところがあったので、勝手にそう拝察していました^ ^;私は大学のときにちょっと勉強して、あとは自分で本を読む程度だったのですが、今でも好きな学問のひとつです。もっとも昔はバリエーションが豊かで調べがいがあったそうなのですが、最近では滅んでいく文化があまりに多くて、調査も困難だそうです。なんかさびしいです…。

>一時、日高敏隆さんや竹内久美子さんの本にはまりました。(動物行動学だそうです)無駄なように見える機能や生態も、合理性やメリットがあったから生き延びてきたって考え方、歴史にも通じますよね

動物行動学というのはほとんど知らないんですけど、なんか面白そうですね~♪動物のすがたや行動には人間の常識が及ばない不思議なものがたくさんありますけど、その背景が分かると、ますます興味深くなりますね。
確かに歴史と似ているなあ…成り立ちを丹念に調べていくと、ほんと楽しいんですよね。
(2005年07月20日 16時29分59秒)

Re[2]:ゲルマン★レポート(第1回目)(07/17)  
NAO さん
くまくま15さん こんばんは!
新潮文庫の「ワニはいかにして愛を語り合うか」は歴史好きの人はまず手に取らなさそうなタイトルですが、おすすめですよ♪
文化人類学でおすすめの本があったら、教えて下さい
(2005年07月21日 00時02分34秒)

Re[3]:ゲルマン★レポート(第1回目)(07/17)  
くまくま15  さん
NAOさん、こんにちは。
再度ありがとうございます!

>新潮文庫の「ワニはいかにして愛を語り合うか」は歴史好きの人はまず手に取らなさそうなタイトルですが、おすすめですよ♪
>文化人類学でおすすめの本があったら、教えて下さい

タイトルからしてユニークですね~!!愛をかたりあうワニ…つい頭の中で思い浮かべてみました。いや~、これは知りたいです。本屋さんで探してみますね♪
文化人類学の本は、ほんとかじった程度なのでどれがオススメか分からないんですが、ネタ本はフィリップ・ボック「現代文化人類学入門」というものでした。あとは文化人類学の草分け的存在、レヴィ=ストロースの「悲しき南回帰線」というのが有名です。まだ読破してないのですが…^ ^;
個人的には写真や図柄が豊富な本が欲しいんですけど、なかなか出会えません。
良いものがあったら、記事の中でご紹介しますね!

(2005年07月23日 15時20分35秒)

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