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花と実と魔女と
20~22いけばなX
2020.8.3
ひまわりを使った☆夏のいけばな
(2020年7月撮影)
久しぶりに、
教室の生徒様たちの
いけばなレッスン作品のご紹介です。
ちょっと変わった向日葵を使って
”2020夏”をいけていただきました。
横にのびやかな線
(ソケイ)の表現が良いですね。
(2020年7月撮影)
こちらは粟(アワ)もプラスして
水盤に剣山を使っての 盛り花。
一枚目と二枚目の白い紫陽花は
自宅庭のアナベルを数輪持参して使いました。
ヒマワリのお顔の向きを
意識していけているところが nice!
(2020年7月撮影)
煙の木とデルフィニューム(青い花)
モンステラの葉を使っています。
煙の木は毎年6~7月
好きで良く使います。
黄色の向日葵とデルフィの青の
補色使いが夏らしさを強調!
そのコントラストを
煙の木がふんわり包んで・・・
器選びも良かったですね。
花と器の取り合わせ、
大きなポイントですから^^
2020.8.4
キキョウをいけて☆夏のいけばな
(2020年7月撮影)
昨日にひきつづき、
教室の生徒様の
レッスン作品のご紹介です。
写真の作品は、
雪柳、桔梗、着色霞草。
投げ入れと呼ぶ、
深めの器に
剣山を使わないいけ方です。
(2020年7月撮影)
霞そうは着色してあります。
着色法は外から色付けではなく
色水を吸わせています。
生産者さんの技術によって
綺麗さが違うということですね。
(2020年7月撮影)
こちらは、盛り花。
剣山を使ういけ方です。
Vサインみたいですね(^▽^)/
(2020年7月撮影)
こちらは剣山を使わず
水に浮かべる「浮き花」
ギボウシの葉をうまく使って
作品をまとめています。
(2020年7月撮影)
木陰で雨宿りする
キキョウさん
みたいにも見えますね。
ちなみにこのガラス花器
直径4~50センチあります。
2020.8.4
レッド・ジンジャーをいけて☆夏のいけばな
(2020年7月撮影)
赤い南国の花 レッド・ジンジャーと
フトイという細い植物を折り曲げて
自由花の投げ入れ。
青いガラス器選びも成功しましたね。
(2020年7月撮影)
フトイをこのように折り曲げて使うときは
水揚げが難しいこともあり、
造形を強調する意味でも
穂先は切り落とすことが多いのですが
こちらの生徒様は、
あえて、穂先を生かして、いけました。
ダイナミックな印象のジンジャー
穂先の繊細さにも目が行きますね。
(2020年7月撮影)
こちらもダイナミックな
レッド・ジンジャーを
大きめの器にいけました。
細い線はアルミワイヤーを使っています。
フトイの直線とアルミの曲線の表現がポイント。
縞々の葉はドレセナ サンデリアーナ。
(2020年7月撮影)
ドラセナ・サンデリアーナと
レッド・ジンジャーのパワーを感じる植物を
明快にいけて、インパクトのある作品となりました。
7月の教室の生徒様達のレッスン作品のご紹介でした。
2020.8.9
ドライ・着色花材を使って☆夏のいけばな
(2020年7月撮影)
昨日に続いて、生徒様の
レッスン作品のご紹介です。
向日葵(フレッシュレモン)と
ニューサイラン
ストレリチアの葉
(ブルーに着色したドライ)
ドラセナ・サンデリアナを
つかっての壺いけです。
花瓶の口が狭くて
ちょっと活けにくいのですが
器とのコーディネートも成功!^^
(2020年7月撮影)
ドラセナ・サンデリアナの
インパクトのあるいけ方で
ブルーと白の
オーナメントもプラスし
ポップな雰囲気も生み出して
素敵な表現となりました。
(2020年7月撮影)
濃い青の蘭も、スタイリッシュな
アクセントとなっていますね。
(2020年7月撮影)
おなじみトルコキキョウと
ヤマゴボウの実、
着色ドライの
ストレリチアの葉を使って
爽やかな作品となりました。
(2020年7月撮影)
トルコキキョウは
花持ち抜群!暑い季節の
いけばな花材として重宝します。
夏の切り花として、
お勧めの一つです。
(2020年7月撮影)
スッと立っているのと
折り曲げた直線の花材はフトイ。
細いのにフトイ!です (^▽^)
左側の2本と手前にいけてある曲線は
ニューサイランを生徒様が手で加工して
フトイの直線と対比するように表現。
エキノプス(瑠璃玉アザミ)もマッチして
白のガラスの器にぴったりの作品構成。
何度も花材を手にし、いけることによって
ご覧のような自由な構成を
ご自分で生み出せるようになります。
生徒様たちの成長に、
花に携わる喜びと、エネルギーを頂いて
心から感謝!
私ももっと成長しなければ!と
思うときでもあります。
〈下書き〉
因みに、わたしの教室では 講師が
サンプルをいけて、同じように・・・というレッスンではありません。
それぞれ皆様ご自分で考えていけていらっしゃいます。
初心者のかたにも、
一緒に花材を手にしてご説明したのち
自分で判断して活けていただくようにしています。
失敗しても大丈夫!
なんでも、そこから学びが始まりますものね。
2020.8.24
生徒様の作品☆夏のいけばなとアレンジ
(2020年7月撮影)
教室の生徒様のレッスン作品のご紹介をさせていただきます。
大きな葉は、モンステラ。
切れ込みのある形を生かして、
トルコキキョウやアガパンサス,
スターチス(リモ二ウム)ブルーファンタジーを
配して、楽しい作品になりました。
(2020年7月撮影)
大きなダリアとクルクマの個性的な花材を
スターチス(リモ二ウム)でまとめて
インパクトのある作品になりました。
季節感も感じられます。
(2020年7月撮影)
こちらは、アレンジ作品で
オーバルスタイル。
中抜けのO型を意識して
上の2作品より花材も豊富に使ってアレンジ。
(2020年7月撮影)
ちょっと角度を変えてみると・・・
オーバルスタイルを立体的にご覧いただけるでしょうか。
生け花もアレンジも、現代社会のなかで
床の間に飾ることは少ないと思うので
すくなくとも三方向からの視線は意識して
いけることが大事です。
こちらの作品は
その点でも成功していますね。
〈下書き〉
因みに、わたしの教室では 講師が
サンプルをいけて、同じように・・・というレッスンではありません。
それぞれ皆様ご自分で考えていけていらっしゃいます。
初心者のかたにも、
一緒に花材を手にしてご説明したのち
自分で判断して活けていただくようにしています。
失敗しても大丈夫!
なんでも、そこから学びが始まりますものね。
2020.9.7
生徒様の作品☆夏のいけばな
今日は、教室の生徒様たちの
いけばなのご紹介です。
1作目は、
複数の水盤(花器)を使って
イガナス・菊・ルスカスを
いけてあります。
イガナス(朝鮮朝顔の実)を
折り矯め(おりだめ)して
面白い作品になりました。
赤い器を選んだのも
ぴったりですね。
(2020年7月撮影)
こちらは
石のように見える陶器の器に
スタンダードなスタイルで!
イガナスと菊をいけました。
ブルーの花はアガパンサスかと・・・
(2020年7月撮影)
こちらは、
株分けと言って
剣山を二つ
使っていけてあります。
挿し口を二つにするだけで
表現の幅が広がりますね。
こちらで足元にいけてある
白妙菊は、自宅庭で
摘んで教室に持参し、
生徒様に使っていただきました。
(2020年7月撮影)
そして、今日ご紹介の
作品で使った
イガナス、
こうして近づいてみると・・・
人が万歳しているみたいでしょ。
生徒様たちが、
いけながら
かわいい~~♪と
何度も言ってました。
トゲトゲの実も
いけばなの花材として
よ~く観察すると
いろんな発見があります。
そんな点も、
いけばなの大きな魅力ですね。
〈下書き〉
因みに、わたしの教室では 講師が
サンプルをいけて、同じように・・・というレッスンではありません。
それぞれ皆様ご自分で考えていけていらっしゃいます。
初心者のかたにも、
一緒に花材を手にしてご説明したのち
自分で判断して活けていただくようにしています。
失敗しても大丈夫!
なんでも、そこから学びが始まりますものね。
2020.9.10
生徒様の作品☆夏のいけばな
今日は、生徒様の
レッスン作品のご紹介です。
赤のグラジオラス、
百合、ナナカマドを
藤のつる
(ドライになっています)をつかっての
壺活けです。
つるものを使っていけると
大きさも出せますし、
留めやすいですね。
フレッシュの花材を手に
生徒様が
自由に考えていけてくださいます。
(2020年7月撮影)
こちらは、ガマの穂を
茎の線をいかし、葉を編んで
いけてあるところに
生徒様の発見と工夫があります。
編んだ葉で、
右に長くカーブを描くラインと
他の直線との構成が良いですね。
私の教室で学んでいる草月は
いけるときの制約がほぼ無く、
いけての感性を大切にします。
(2020年7月撮影)
そして、こちらは
異質素材の構成 という
テーマレッスン。
植物にこだわらず、
各自用意した素材で
楽しみながら
作品を作っていきます。
小学校の図画工作の時間の
楽しさを思い出していただけたら
まさに、そんな感じです。
いけてが真剣に楽しんでいると、
拝見する側も、楽しめます。
不思議ですね~
2020.9.14
生徒様達の作品☆夏のいけばな
今日ご紹介するいけばなは
教室の生徒様たちのレッスン作品です。
一作目の花材は、アガパンサス、モンステラ
ハイブリットスターチスです。
三角形の水盤(剣山を使っていける花器)を
二個重ねていけた所も工夫のしどころです。
モンステラの大きな葉っぱを
高さを出すことでうまくいけられましたね。
(2020年7月撮影)
こちらは、生徒様が夏に実家に帰省したとき
庭のヤツデをドライにしてご持参くださいました。
日頃からいけばなの素材を気にかけていればこその
素敵な素材GETですね。
色合わせもぴったりな
ピンクのトルコキキョウにマッチしています。
(2020年7月撮影)
そして、いけ方も工夫して
四方見(オールラウンド)とし
何処からでも鑑賞できる作品に
仕上げたのも良かったですね。
床の間にいける「いけばな」から
現代空間の何処ででも楽しむことができる
「いけばな」へ・・・
四方見のいけばなは、
現代が求めるスタイルの一つでもあります。
(2020年7月撮影)
ミニチュアールと呼ぶテーマレッスン。
小さな器に小さな花を活けます。
こちらの作品の見どころは
地板が生徒様手作りの漆塗りだという事!
以前から漆の教室にも通っていて
こちらの地板は、壁掛けのレリーフとしても
いけばなの地板(敷物)としても使えるように
一年がかりで製作なさいました。
いけばなでも、いつもオリジナルな作品に
トライしてくださる
とても熱心な生徒様の一人です。
2020.9.17
生徒様達の作品☆風船唐綿(フウセントウワタ)をいけて
今日は教室の生徒様の
いけばな作品をご紹介します。
この日用意した花材は
風船唐綿(フウセントウワタ)と
オンシジウム(黄色い蘭)
そして上の作品で使っているのは
モンステラという大き目の葉。
立てても、横にしても使える
ちょっと変わった形の陶器の花器に
自由花でいけてくださいました。
(2020年7月撮影)
こちらは青いガラスの器に
2種(風船唐綿と、オンシジウム)で
スッキリと活けた、
花型法をつかっての投げ入れです。
角度や長さが決められている
基本を学ぶ
花型法でいけるときは
その型(スタイル)が良く分かるように
スッキリいけるのがコツですが、
そのコツをつかんだようですね。
(2020年7月撮影)
同じく花型法のひとつを
水盤を使っていける盛り花。
剣山を使っているのですが
うまく隠れていますね。
これも大きなポイントで
さりげなく剣山かくし・・・
成功していて良かったです。
因みに、
わたしの教室では 講師が
サンプルをいけて、
同じように・・・
というレッスンではありません。
それぞれ皆様ご自分
考えていけていらっしゃいます。
初心者のかたにも、
一緒に花材を手にして
ご説明したのち
自分で判断して
活けていただくようにしています。
失敗しても大丈夫!
なんでも、そこから
学びが始まりますものね。
2020.9.18
生徒様達の作品☆風船唐綿(フウセントウワタ)をいけて(2)
昨日に引き続いて、教室の生徒様の
いけばなレッスン作品のご紹介です。
こちらは、ひとつの花型法のレッスンですが
入門後、一年ほどテキストに沿って
基本的な技術や感性を花型によって学びます。
足元をベビーハンズでしめて
剣山を隠しているのが良いですね。
こちらも、花型法(かけいほう)一つの型で
いけてあります。
投げ入れは応用範囲が広く
是非身に着けたい技術ですが
初心者にとっては、
ちょっとてこずることもあります。
こちらは、しっかり留めて
ぐらつきもなく、いけてくださいました。
上の2作は、花型法という
基礎的技術を身に着けるための
角度や、寸法が決まっているいけ方でした。
3作めのこちらは、自由花の盛り花。
これは経験を多く積まれた方ができます。
花材をよ~く見極めて
自分の感性のままに
好きな花器に、
好きなようにいけてくださいました。
同じ日の同じ花材でも
枝ぶり、花付きも違いますし
同じ「いけばな」は無いのです。
そこが、いけばなの、面白いところですね。
2020.9.20
生徒様達の作品☆風船唐綿(フウセントウワタ)をいけて(3)
またまた、
教室の生徒様たちの
いけばなのご紹介です。
風船唐綿(ふうせんとうわた)と
オンシジウム
ベビーハンズの葉での自由花。
花型法を一通り学び終えた方が
ご自身で教室にある器から
好きなのを選んでいけています。
上の赤い器は
奥行きをとりにくいのですが
器の色と、
フウセントウワタのインパクトで
素材の面白さを
際立たせることに成功しましたね。
こちらも自由花。
大きな葉は、モンステラ。
穴が開いていたり、
切れ込みが深かったりで
こんな風に、葉っぱといえど、
主役を張れる素材です。
オンシジウム(黄色い蘭)を
後ろからチラッと見せる
あしらいが良いですね。
こちらも自由花で、
シャープな印象をうける器を使って、
敢えて花(この日はオンシジウム)を
使わないで
葉とフウセントウワタの実で
インパクトある表現としました。
お花があるからといって
全部使わない・・・、
選び抜いた素材を
吟味して活けるというのも
いけばなのテクニック、
いえ、心意気です。
2020.9.23
生徒様達の作品☆風船唐綿(フウセントウワタ)をいけて(4)
今日も(^^)
教室の生徒様たちの
いけばなレッスン作品の
ご紹介です。
フウセントウワタ、
ピンクッション(針さしみたいでしょ)
ベビーハンズ(キイチゴの仲間)の葉。
テキストを終えられた
生徒様が
復習として
花型法の一つをいけました。
こちらはテーマが
「剣山なし」の自由花。
フウセントウワタの茎を
折り矯め(オリダメ)して立たせ
オンシジウムの曲線を
合わせているのが
良いですね。
もう一つのテーマとして
「直線と曲線の構成」も
成り立っています。
そしてフウセントウワタの実の
マッス(塊)もいい感じ♪
きっと 生徒様ご本人は、
自由花を文字通り自由に
楽しんでくださったのだ
と思います。
こちらにもウキウキ感が
伝わってきますね。
2020.9.25
生徒様達の作品☆テーマは「木の構成」と「掛け花」
こちらの
いけばなは(^▽^)
「木の構成」をテーマとして
活けられた生徒様の作品。
花材は、アリアムシュペルティーと雑木の枝
ともに枯れもの(ドライ)です。
枝ぶりを見極めて組み合わせた雑木と
真ん中にあしらったアリアムシュペルティの
調和が良いですね。
こちらのいけばなのテーマは「掛け花」
ポントは透明のチューブの
造形が花の保水を兼ねていること。
”枯れもの”の藤の蔓と、
無機質の透明チューブが描く曲線に
添えられたグロリオサが効いています。
こちらの生徒様は20代、
入門されて3年目位です。
2020.10.12
生徒様達のいけばな作品☆投げ入れ&盛り花
秋らしい取り合わせの花材で
まずは花型法の投げ入れ。
花材は、紅スモモ、パニカム(ススキみたいな花材)トルコキキョウ。
スタンダードな投げ入れの器に
添え木留めという手法でいけてあります。
同じ花材を使って、盛り花。
剣山を使っていける方法です。
わたしの教室は
月2回のレッスンなので
1度に2テーマのレッスン、
こちらも花材を増やして使って
ボリュームが出ましたね!
そして、器の色とサイズを変えてみました。
印象が変わることを確認していただきました。
レッスンではその都度、
いくつかのポイントを学んで
実感していただけたらと思っています。
2020.10.13
生徒様達のいけばな☆自由花と足元を見せるテーマ作品
紅スモモ、トルコキキョウ、
パニカムをつかっての自由花。
雑木の枝もの(ドライ)を
花留めにして活けてあり
横に広がりのある
のびやかな作品になりました。
しっかりと主張する
枝のラインと
紅スモモのマッス、
そこにパニカム
(ススキの細いようなもの)の
動きが添えられて
作品に風を感じますね。
こちらは、
「足元を見せる」という
テーマ作品。
深めの器を選ぶことで
剣山を隠すことを
気にしないで
植物の茎の美しさを
際立たせています。
カラーは長い茎に
特徴があるので
しっかり見せるのも
良いですね。
この日のカラーのお名前は
『ピカソ』(^▽^)
名づけた人のセンスを
感じますね。
お花の名前も
最近は色々楽しくて
なんと!「幸せな花嫁」
というダリアを
今日(10/13)の
レッスンで使います。
生徒様たち、
どんな風に活けるか
楽しみです♪
作品は後日
ご紹介したいと思います。
2020.10.24
生徒様達のいけばな☆下垂する形
香りが好きな方も多い
ユーカリを使っての壺いけ。
ガーベラも秋色を選んで、
ビバーナムコンパクタベリーも
合わせてみました。
(花選びと組み合わせは、
講師きらら♪です)
ユーカリの枝と、
エリンジウムをつかって
大振りな作品に仕上げてあります。
投げ入れの花留めが上手にできました。
こちらも「投げ入れ」です。
ユーカリの太い枝を添え木にして
お花を固定する方法でいけてあります。
添え木留めは、
草月流で推奨される
投げ入れの基本的な技術です。
いろんな花材で、
何度も繰り返しレッスンすることが
習得の近道(^▽^)?ですね。
こちらは
垂真型(すいしんけい)と呼ぶ
花や枝が花器の口より
下垂した形です。
ガーベラやエリンジウムとの
バランスが
うまくとれましたね。
緊張感を持ったバランスが大事です。
2020.10.27
生徒様達のいけばな☆秋色を意識して
盛り花とよぶ、
剣山にいける、いけばなの自由花。
長く学ばれている、
ベテランの生徒様の作品です。
右側の弓型にまとめた所から
少し飛び出す形でいけたガーベラに
勢いを感じますね。
さりげなく、型を破るということが
上級者に求められている
スタイルかもしれません・・・
こちらは壺いけ。
花材は、どちらも ユーカリ、ガーベラ、
ビバーナム・コンパクタベリー(赤い実)
ユーカリを右側に
自然に下げて使っているのが
面白いですね。
そして、こちらは
上の二作品と同じ花材に
鶏頭、ワックスフラワー、
エリンジウムをプラスして
クレッセントスタイルの
アレンジメントです。
クレッセントに見えるよう
アウトラインを崩さないように
活けることが肝心ですね。
ボリューミーで
存在感ある作品となりました。
2020.10.29
生徒様達のいけばな☆ハロウィンを楽しむ
ハロウィン、もうすぐですね。
10月のレッスンでは
ハロウィンを意識したいけばなも多く
こちらもその一つ。
花材はユーカリ(ポリアンセスモス)
存在感大きいプロテア(マディバ)
黒い実が
ソラナム(=ハナナス)ブラックパール。
赤い花器選びも良かったですね。
こちらは、上と同じ花材に
プラスして、
アリアムシュベルティのドライ花材に
生徒様ご自身で着色したものをプラス。
面白い作品になりましたね。
こちらの
大きな葉は、オオタニワタリ
ピンクッション
(針さしみたいな形から着いた名前)
赤い実の細葉ルスカス。
花材的にもすっかり
ハロウィンの雰囲気ですね。
こちらは
鉄のオブジェ
(花留めにもなります)を使い
複数花器をつかって、
スズバラ、ケイトウ、
赤ドラセナを活けました。
面白い仕上がりですね。
今回それぞれに用意した
ハロウインオーナメント、
実は100均でみつけたカードです。
なにか、お花に
使えるのはないかな~と
時々100均を覗いていますが、
こちらも9月頭に
用意しておいたものです。
花選びとそんな小さなことが、
私の役どころでしょうか・・・。
2020.11.8
生徒様達のいけばな☆パンプキンという名のハナナスをいける
生徒様達の
いけばなレッスンの作品から
最初に、投げ入れの自由花
ソラナム(ハナナス)パンプキンと
薔薇とエリンジウム(リーベンウォルシー)
ソラナムの枝のラインをのびやかに活けて
足元にソラナムのその名通りの
かぼちゃのような実を添えてあるのも
面白いですね。
二作目は
剣山を使っていける「盛り花」
縦のラインを生かしたいけかたで、
足元のレーシーな美しいシダは
ダバリアファーン。
私の大好きなシダです。
こちらも
同じように盛り花。
こちらは紫陽花が
ポイントになってますね。
おそらく輸入物の紫陽花で
花持ちも良いです。
アレンジには良く使いますが
いけばなでも
存在感を見せてくれています。
器、こちらは草月花器で
オリヅルというお名前です。
足元が隠れやすくて、
剣山が見えにくいのが嬉しい花器ですね。
2020.11.11
生徒様達のいけばな ☆ ラインを楽しむ
こちらは
ギンコウバイと蘭オンシジウム、
トルコキキョウを
高さのある器に
横に幅をだしていけています。
こうしてみると、大きな翼を広げ
飛び立つ鳥のようですね。(^▽^)/
こちらは
紫のトルコキキョウの色を意識して
選んだ花器に
ギンコウバイを矯(た)めて
曲線を作っているところがいいですね。
枝ものを矯める
技術を習得することで
思い描くラインを
表現できるようになります。
こちらは
ニューサイラン(長い葉)を使って
器から流れるような
ラインを表現してますね。
葉物(はもの)は
自在な線を描くことができて
楽しい花材ですし、
オリジナルな表現が成功しましたね。
こちらは
ト音記号のような形に
丸くした葉と
カラー(ピカソ)の個性的な色合いで
スッキリとシンプルな表現に
仕上げた点がよかったですね。
2020.11.15
個性が光る☆生徒様達のいけばな
ケイトウとニューサイラン、
エリンジウム(マグネーター)で
第一応用立真型という形の盛り花。
空間を生かしていけてあることが
スッキリとした印象を与えていますね。
エリンジウム(マグネーター)は
比較的新しい品種で、
アフリカの豊かな大地で栽培され
農園から日本に直接輸入されています。
最近は益々輸入花材も多くなっていて
食卓だけでなく、お花も国際的ですね。
ドライにした大きな葉を
プラスした別の生徒様の自由花。
大きなドライの葉は、
こちらを活けた生徒様が
花展で生で使った後、
ドライ花材として再利用したもの。
丸く結んであるのは
ニューサイランを細く割いたものです。
いけばなでは、切ったり、折ったり、
矯(た)めたりのほか、
このように割る!割く!ことで
表現の広がりを模索します。
ニューサイランを丸くして
同じ形を繰り返す・・・
というテーマレッスン。
キュートな印象の
作品になりました。
一つの作品で、
あれこれ表現しようとせず
ポイントを絞って
活けてあるのが良いですね。
おなじ花材を、
あれこれいろんな技法で
いけようとすると、
ぐちゃぐちゃな作品に
なりがちですものね。
こちらは「ミニチュアール」という
テーマレッスン。
お花の小さな表情をじっくり見て
ミニチュアールな世界を楽しみます。
鶏の器は、実は干支の楊枝入れ(^▽^)
しっぽにギンコウバイの枝を
入れられるとは!
ニワトリさんも、
思ってなかったでしょう・・・ね。
ニワトリも^^他の人も
思いつかないことをやってみる!
そのあたりを追求してみるのも、
我が流派の面白いところだと思っています。
2020.11.21
オオタニワタリの葉を使って ☆ 生徒様達のいけばな
今日は、生徒様達の
いけばなレッスン作品の
ご紹介をさせていただきますね。
花材は、オオタニワタリ、
ピンクッション、細葉ルスカス。
大きな葉のシャープな印象
そのままに仕上がりましたね。
こちらは、
水平ラインに伸ばして
幅を出してのいけばな。
こういうときはあえて
高さを出さないのが良いですね。
高さも幅も欲張ると、
インパクトが
弱くなりますから・・・ね。
こちらはオリヅルという
名の草月花器に
ガーベラといけました。
ガーベラをマッス(塊)にいけて
花色の個性を
強く出したのが成功しましたね。
そして、最後は
複数花器にいける…テーマレッスン。
いくつかの器に分けて
それぞれの距離感にリズムを持たせて
いけるのがポイント。
活け終わってから再調整できるのも、
このスタイルのいいところですね。
2020.12.11
サンゴミズキを使って☆生徒様達のアレンジ&いけばな
こちらはアレンジ作品。
サンゴミズキを折って
シュッと右側へのラインが
このアレンジ作品の
ポイントになりましたね。
花材は、サンゴミズキ、
ストレリチア、ピンクッション
鉄砲百合、ヒムロスギ、ブルーファンタジー。
鉄砲百合は用意された本数
全部は使わずにアレンジなさいました。
こちらもアレンジ作品。
花材は一作目と同じですが
こちらは、お花いっぱい使って
ボリューミーな印象に
仕上がりましたね。
スタイルはブイライン。
鉄砲百合を一作目の方より
多く使いました。
こちらは、「線で面を表現」
というテーマでの いけばな。
サンゴミズキを切り揃え、
ピンクッションを
アクセントに配しています。
足元を隠す必要ない
深めの花器(コンポート)を
選ばれたのも
スッキリの秘訣ですね。
2020.12.11
サンゴミズキや薔薇を使って ☆ 生徒様達のいけばな
昨日につづいて、
生徒様達の
いけばなレッスン作品のご紹介です。
三作とも、
サンゴミヅキをつかっていますが
一作目は、直線そのままに使って
スッキリした投げ入れです。
ほかには バラとモンステラ(葉)
こちらは、
サンゴミズキを矯(た)めて
カーブを描いた自由花。
枝の先を弧を描くように
上向きにいけてあります。
枝の先が下がると、
作品に、
元気や張りもなくなりますから・・・
いけばなでは、上向きに活けるための
技術を身に着けることも大事ですね。
花材には、
クリスマスブッシュも使いました。
三作目は、昨日のアレンジで
皆様から反響をいただいた
折り矯め(おりだめ)を
使っていけてあります。
折り矯めができる花材は
全部という訳ではなりませんが
枝ものには、
オリダメが効く花材も多いです。
その辺りの判断も経験でしょうか・・・
いけばなは、
回数をこなすのも大事ですね。
花材はサンゴミズキ、バラ、
モンステラ、クリスマスブッシュ。
2021.1.14
新春を寿ぐ ☆ 玄関のお花
お久しぶりです。
遅ればせながら、今年初めてですので
初春のお慶びを申し上げます。
写真は玄関にいけたお正月花。
今までに経験したことのない
コロナの新年の幕開けとなりましたが
せめて、お花だけでも・・・と
お花の瑞々しさを感じつついけました。
花材は、小松、オリエンタルリリー、菊、
ウィンターベリー(赤い実の枝)
蝋梅、オンシジウム、葉ボタン、銀色の柳。
器は手持ちの大振りの陶器ですが
詳しくはわかりません。
今年は、皆様にとっても、
特に健康に留意し
平穏な一年になるようと願っています。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
2021.9.4
ピンク色の薔薇などを使って ☆ 生徒様達のいけばな
久しぶりに、
生徒様のいけばなレッスン作品を
ご紹介させていただきます。
最初の作品は、
草月テキスト5の
横長を意識しての作品。
ホサキナナカマドをのびやかに広げて
高さは控えた点がいいですね。
お花は
ピンクのトルコキキョウですが
暑い中、
花もちが良い点もうれしい花です。
二作目は
枯れ枝を大胆に逆さに使い
煙の木とトルコキキョウを
自由花でいけてあります。
枯れ枝の使い方と
器のバランスもよかったですね。
こちらは
複数花器を使っての自由花。
ピンクのバラを際立たせて
優しい中にも、
存在感がありますね。
複数花器をつかうことにより、
表情に変化がでました。
2021.9.9
ヒマワリやサンキライなどを使って ☆ 生徒様達のいけばな
少し前の
いけばなレッスンでの
生徒さまの作品から。
ひまわりと
サンキライのつるです。
クリスマスシーズンに大活躍する
サンキライの実は
まだ青いです!
サンキライのつると
ヒマワリの茎の直線の対比、
サンキライの葉の色と形も
ヒマワリと際立たせあって
素敵な作品になりましたね。
こちらは、
ブルーベリーの実付き枝と
ヒマワリの投げ入れ。
赤いガラスの器との
コントラストもくっきりして
それぞれの花材の
個性を際立たせています。
こちらは枯れ枝を使って
縦長を強調した作品。
ドライの枝も、
面白みを出してくれます。
ドライの枝と
コラボさせようと思った
いけ手の意欲も
感じる作品ですね。
2021.9.9
青い実のサンキライなどを使って ☆ 生徒様のいけばな
青い実の
サンキライ(山帰来)を
のびやかに活けた
生徒様のいけばな作品です。
サンキライの
つるの描くラインが
良い仕事^^していますね。
そして、
紫色のカーネーション。
最近は
青いカーネーションも
売られていますが
こちらは、紫色。
縁取りもあって、
表情に深みが感じられ
この日のレッスンに使いました。
そして、
サンキライの青い実、
立派ですね。
これから
クリスマスシーズンには
赤く色づいたサンキライが
沢山出回りますが
輸入品も多いようです。
(お値段も手ごろですし)
この日のサンキライは
国産だそうで
葉も傷んで無くて綺麗!
つる性の植物は
扱いが難しい点もありますが
おおらかに、
かつ力強く表現できましたね。
2021.9.20
マルバノキやジンジャーなどを使って ☆ 生徒様達のいけばな
生徒様の
いけばなレッスン作品の
ご紹介です。
マルバノキ、ニューサイラン、
ジンジャーの葉。
植物それぞれの特徴を生かしながら
赤い器にメリハリを付けたいけ方で
楽しい作品となりました。
ご覧のように、草月いけばなには
緑を極めるとか、
葉物の構成などのテーマもあり
必ずしも
お花が必要ではないのです。(^▽^)
こちらは、
ジンジャーの赤い花と葉
そそてマルバノキ。
個性的で主張する花材を
生かした表現ができてよかったです。
白いシンプルな器選びも、
成功しましたね。
花と器、その関係は
作品制作の大切な要素です。
2021.9.25
姫がまやヒマワリなどを使って ☆ 生徒様達のいけばな
姫がまの一種いけ、
ヒメガマの穂の直線と
葉を丸く矯(た)めた曲線との
コントラストと調和が
うまく表現されていますね。
花を使わなくても「いけばな」
例えば、エノコログサの穂でも
チャレンジできそうですね。
ヒマワリを足して、
四方見のいけばな。
オールラウンドで、
どこからも見られる場所にいける時
使う花型です。
左に、教室に置いてある
私の草月の看板も写ってました^^
同じくヒメガマと、
ひまわりで
テーマ縦の構成の
いけばなです。
気持ち良くすっくと
伸びたライン、
生命力を感じますね。
2021.10.16
瑠璃玉アザミ・トルコキキョウを使って ☆ 生徒様達のいけばな
上の二作品は、
おふたりの生徒様の
いけばな、投げ入れの
レッスン作品。
瑠璃玉アザミとトルコキキョウ、
ドラセナを使っています。
投げ入れは
思う角度に留めるのが
少し難しいのですが
経験値がモノを言います(^▽^)
ご覧のように
留められるようになると、
投げ入れは自由度が高くて、
楽しいです。
そのためにも、
基礎の学びが必要ですね。
こちらはドラセナの葉を
丸くして重ね
トルコキキョウをあえて一輪。
コントラストが際立っていて
シャープな表現になっています。
こちらは、いけばなと
アレンジを長年学ばれている生徒様。
この日はいけばなだったのですが、
ご本人が思い立って、手組のブーケに。
これだと持ち帰りも楽だし、
飾るのも楽です、ね。
生徒様ご自身の
お店に飾られたかな・・・?
2021.10.20
菊アナスタシアを使って ☆ 生徒様達のいけばな
株分けで(一つの水盤に2つの剣山)
菊アナスタシアと、雪柳、
晒シダを活けてあります。
挿し口を二カ所にするだけでも
表情に変化が出ますね。
アナスタシアは
花王国オランダに本社を置く
マム(菊)専門の育種会社、
デリフロール社の菊。
この日に使ったのは
レインボーという名の
虹色に染めてあるものです。
こちらは、横長の構成を
テーマにしたいけばな。
横広がりにして高さは押さえて
いけたことが成功しましたね。
縦横欲張ると(笑)
作品の印象が散漫になりますものね。
アナスタシアには、
いろんな種類の色合いがありますが
こちらのレインボーは、
虹色がくっきり見えてますね。
こちらは草月流では
「投げ入れ」と呼ぶスタイルで
深めの花瓶に剣山を使わずに
いけることを意味します。
決して投げやり・・・ではなく^^
技術をもって「丁寧に」いけます。
ニューサイランという
葉物を使っています。
丸めたり、割いたりして
ニューサイランを自由に表現しているのが
楽しいですね。
活け手がいけばなを
楽しんでいると
拝見する方も、
Happyになるから不思議です。
2021.10.20
菊アナスタシアを使って ☆ 生徒様達のいけばな
先日に続いて、
いけばな教室の生徒様の
作品をご紹介させていただきますね。
今回の花材は、
フトイとアナスタシア(菊)晒シダ。
一作目は複数の花器を重ね
フトイの線で面を作り、
アナスタシアを添えています。
明快な構図が、キマッテますね。(^▽^)/
一輪はあえてフトイの後ろ・・・
作品に奥行きがでます。
私の教室では多くの場合、
作品の奥行きも心配りいただくよう
生徒様にお伝えしています^^
こちらは投げ入れ。
平均的サイズのガラスの花瓶に
△を並べたような表現が
ポップで面白いですね。
同じガラスの花瓶を並べて
複数花器にいけています。
フトイの表現が上の作品とは異なり
のびやかでリズムを感じます。
同じ花材でも
活け手の感性で
様々ないけばなに仕上がります。
いけばなは
手軽に取り組め、かつ奥が深い・・・
自由花で自己表現、楽しいですね (^^)v
2021.10.29
ハロウィンを楽しみましょう ☆ 生徒様達のいけばな
今日は、ハロウィンを意識した
生徒様達のいけばなを
ご紹介させていただきますね。
こちらは
黄色く着色した晒ミツマタと
クエルカス(オレンジ色の葉)
他に雑木の枝(ドライ)を使い、
ハロウインのオーナメントを飾ってあります。
枯れものと呼ぶ
ドライ素材だけを使っても
いきいきとアピール力のある
作品に仕上がりました。
ハロウインのカード、
いい仕事しています(^▽^)/
100均ショップは、使えますね~~♪
こちらは
フレッシュフラワーの
アルストロメリアをプラスして
トイパンプキンも可愛いです。
一気にハロウィンの!
いけばなになりましたね。
こちらは
パンプキンソラナム
(ハナナスの一種)と
紅葉し始めたベビーハンズ
(キイチゴの葉)を使って
パンプキンとのコラボ。
トイパンプキンは食べられないですが
草月レッスンテーマに
野菜や果物をいける
というのがあって
今回はそのテーマレッスンということで(^^)
こちらは
同じように
草月レッスンテーマのひとつ
壁作品。
クモの巣のオーナメントを中心に
ミツマタとクエルカス
(オレンジに染めた葉)で制作なさいました。
壁にかざったら、
ハロウィン盛り上がりそう~~
オバケも喜んでやってきそう~~♪
あ、ハロウィンの飾り物は、
厄払いや魔除けに
ならないといけないのかな?!
2021.11.6
秋の草花で季節を楽しむ ☆ 生徒様達のいけばな
秋の花材を使って、
季節を楽しむいけばな
生徒様達の
レッスン作品からのご紹介です。
こちらで使っている花器は、
草月会館で以前
気にいって求めたもの。
実は縦横、両方に使えます。
この日は横に置いていけていますね。
雪柳、(ススキに似た)パニカム、
リンドウ、ケイトウ
女郎花(オミナエシ)、ベンケイソウ、
吾亦紅(ワレモコウ)
秋の七草風な 混ぜ挿しです。
因みに秋の七草は
女郎花、薄、桔梗、
撫子、藤袴、葛、萩。
こちらはテーマレッスンで
「縦長の構成」
スルッと伸びたラインを
生かしています。
ワンポイントの
リンドウの青が効いていますね。
こちらは「複数花器にいける」
花器選びと、
活け終わった花器の配置が
大きな要素をしめます。
花色とマッチしていて
軽やかな感じも、
花材とのバランスがいいですね。
11月も一週間が過ぎそう・・・
あっという間に
クリスマスになりそうですが
先月初旬にお稽古した
秋の花の生徒様達の作品、
次回につづきます。
2021.11.6
秋の草花で季節を楽しむ ☆ 生徒様達のいけばな
生徒様のいけばなレッスン作品から
ご紹介させていただきます。
花材は緑色の実がついている野ばら、
リンドウ、ニューサイランでの投げ入れです。
ニューサイラン(葉もの)の
丸くしたラインと
野ばらの直線の対比させた表現が
成功しましたね。
テーマは直線と曲線の構成となりました。
リンドウでしっかり足元を引き締めて
投げ入れの花器の口を全部お花でふさがず
右側を開けて
ゆとりを持たせている点もよかったですね。
すっきり仕上げることができました。
こちらは
野ばらをつかって、
分解と再構成というテーマで
いけてくださいました。
高さを出した枝の曲がりを生かしていますね。
横に渡した枝も、表現に幅がでていいですね。
このように、緑の葉や花がついてないものは
水が要らないので、
逆さとか横にしていけることができます。
野ばらの実だけを固めて
マッス(塊)として使っています。
道具である剣山も隠れますし・・・
写真だと見えてしまいますが、
普通に鑑賞する分には剣山見えません^^
ほんの数輪のリンドウの花、
色として効いていますね。
草月で大切に考える要素は
線・色・塊(せん・しき・かい)
ライン・カラー・マッスです。
この作品は、そのことがよくわかりますね。
こちらは、上の作品と対照的で
のびやかな作品です。
のびやかながら、しっかり足元をしめて
なおかつ、空間にリズムが感じられます。
粗密、強弱、リズム、
この事も、
いけばなで大切にしたいことです。
2021.12.4
野バラの実とオンシジウムで ☆ 生徒様達のいけばな
今日は久しぶりに
生徒様のレッスン作品、
いけばなのご紹介です。
横長の構成というテーマレッスンでの
投げ入れです。
幅を出すときは意識して高さを控えますが
そのバランスがうまくいってますね。
花材は、野バラ、
オンシジウム、リューカデンドロ。
オンシジウムは、花もちもいいですし
通年出回る黄色い蘭の花。
渋めの花色のリューカデンドロも
アクセントになっていますね。
こちらは、
コンポート(器の形)にいけた盛り花。
野薔薇の枝の描くラインと
黄色のオンシジウムの
マッスが効いています。
そして、ドラセナの葉を丸くし
重ねて足元の
アクセントになっています。
ドラセナの葉は色々試せて
使い勝手がいいです(^▽^)
こちらも投げ入れ。
投げ入れはちょっとコツが要る
いけばなのスタイルです。
今回はガラスの器なので
器の中での枝の様子が良く分かりますね。
主要な枝の切り口が、
器の内壁にしっかり
密着するように!がポイント。
そうしないと不安定で、
いつまでも留まりません。^^
そうすることで、
こんなに幅広く傾けた枝も
作者の思い通りに、
しっかり留まってくれます。
2021.12.10
「実もの」を使って ☆ 生徒様達のいけばな
いけばなでは、
実のついた主に枝ものを
「実もの」と呼んで、
秋には特に使うことが多いです。
一作目は、
野バラの実とオンシジウム、
リューカデンドロ。
つる薔薇の枝を
器からせり出すように使って
面白い表情をとらえていますね。
足元を、ギュッとマッスにして
枝の曲線のパワーと
バランスを取っています。
こちらは、
ガマズミの
実付き枝を分解し再構成、
レインボーコンシンネンの葉と
二種の投げ入れです。
枝ぶりの面白さを
100パー生かしきっています。
レインボーコンシンネンの葉色との
コラボも、いい感じ♪ですね。
三作目は、
ツルウメモドキの枝ぶりを生かし
ピンクッションと
モンステラの葉をつかった
投げ入れです。
器は草月花器。
見処は、
モンステラの葉を半分にカットして
活け手ならではの表現。
大振りの個性的なモンステラを
半分に切るというのは、
案外できないものです。
いけばなでは
花材を良く見て個性を把握、
その上での
思い切りも必要ですね。
2021.12.20
クリスマスに ☆ 生徒様達のいけばな
いけばなでクリスマス (^^♪
生徒様たちのレッスン作品の
ご紹介をさせて戴きますね。
一作目は、
スタンダードな黒の陶器の
器を使った投げ入れ。
花材は、塗り木と、
ガーベラ、丸葉ユーカリ、
メタリックに着色したルスカス。
水色の塗り木には、ラメも施されていて
クリスマスシーズンに出回る
いけばな花材です。
二作目は
黒の草月花器(陶器)に
鉄でできたフラワーアシストを使って
ユーカリを鉄の線に
絡めた感じに活けています。
赤いガーベラが
クリスマスモードを
演出していますね。
メタリックな着色をしたルスカスは
今年初めて見たので、
11月初めに用意しておいたものです。
花卉農家さんや問屋さんも、
色々工夫して新種を発売・・・
毎年何かしら、
珍しいものと出会います (^▽^)
こちらはシルバーの
メタリックな器(陶器)に
水色の塗り木が映えますね。
器を意識して活けるのも
いけばなの醍醐味です。
ユーカリは
丸めて使うこともでき
自由度が高く楽しめます。
昨年はユーカリで
クリスマスリースを作りましたが
生徒様の家では、
まだきれいに飾られているようです。
ユーカリのように、
ドライになる花材は長く楽しめます。
そして活けているときから、
香りも!喜ばれました。
2021.12.28
雲竜柳とガーベラで ☆ 生徒様達のいけばな
生徒様達のいけばなレッスン作品を
ご紹介させていただきますね。
花材は、雲竜柳、クジャクヒバ、ガーベラ
比較的身近な花材でのレッスンです。
ガラスの器だと、
器の中の枝の組み方も
見えてしまいます。
こちらは添え木留めという方法で
きれいに組んで活けています。
こちらも、上の作品同様、
剣山を使わない「投げ入れ」です。
ガーベラが作品の
中央に縦に並んでいますね!
活け手の意とすることが
ハッキリ伝わってくると、
作品にインパクトがあります。
中央に縦に並んだガーベラ、
良く見ると 向きに少しずつ変化があって・・・
大雑把に見える投げ入れも、
細かなところまで心配りがあると
丁寧な印象をうけ、好感度UP (^▽^)/
みんな前向き前!では変化がなく
作品にリズムも生まれませんものね。
こちらは「盛り花」と呼ぶ、
剣山を使ってのいけばなです。
ガーベラをぐっと低くいけて、
動きと躍動感のある雲竜柳に対し
足元に安定感を生んでいます。
草月流では道具である剣山を
隠すようにいけることが
数少ない決まりごとの一つです。
剣山がちゃんと隠れていますね。
自然の美の恵み・・・花やみどりと
活け手の感性が調和したいけばな、
その「いけばな」がある空間が好きです。
********************
例えばお正月なら、
金銀に着色した雲竜柳と
小松とお花(菊のほか洋花)でも
同じように楽しめます。
ご参考までに・・・(^▽^)
2022.1.1.
新春を寿ぐ ☆ 生徒様のいけばな
皆様には、穏やかで
明るい新年をお迎えのことと存じます。
全国的に冬型の気象予報ですが
お住まいの地域はいかがですか?
暖かく、お正月を過ごされるよう
祈っております。
そして、まさか2年続きで
新型ウイルスに翻弄される
年越しとなろうとは・・・
予想だにしていませんでしたね。
今年こそは、収束を迎えたいものです。
今日ご紹介のお花は
生徒様の活けたお正月花
横長の構成での投げ入れです。
大王松を2本を主枝とし、
のびやかに活けてあります。
花材は 大王松(ダイオウショウ)
蝋梅(ロウバイ)
菊、黄色の千両、南天の実。
蝋梅の香りもかぐわしく
新年を寿ぐ、
風格のある作品に仕上がりました。
********************
今日は近くに住む
4歳と2歳の孫のいる次女一家が来宅。
にぎやかな年初めをむかえました。
そして年末年始と、相変わらず薔薇の剪定を
ボチボチ作業しながら過ごしています。
私事ですが、喪中につき
新年の私の正月のいけばなは控えさせていただき
生徒様の作品をご紹介させていただきます事
添えさせていただきます。
2022.1.3.
新春を寿ぐ ☆ 生徒様のいけばな3作
お正月は、お花を飾るご家庭が多いのではないでしょうか。
やはり、新年を寿ぐ気持ちがお花を飾るということに
つながるのでしょうね。
日頃、お花に触れている私としても嬉しいことです。
最初にご紹介するいけばなは、若松を使っています。
若松は、店頭で一番多く見かける松かと思います。
松の葉の付き方が、縦長で立派な松です。
よりフォーマルな印象のいけばなに仕上がるように思います。
こちらは根引松(小松)をメインに壺活け。
ご実家に眠っている?(笑)
丸くてドンと安定感のある器に活けると、
床の間に似合ういけばなになりますね。
挿し口も、中も大振りなので
ちょっとした技術がいりますが
豪華な仕上がりになりましたね。
三作目は盛り花。
水盤に剣山を使っていけてあります。
正方形の水盤をひし形に置いて
手前に挿し口となる剣山を置くことで
ぐっとせり出し、アピール力のある
お正月花となりました。
同じ水盤でも、向きや、
剣山を置く位置で
表情が変わります。
草月での数少ない決まり事、
剣山も見えなようにいけてあって
足元の根〆めにもなり
ナチュラル感もUP!
松の幹は結構固くて
剣山に挿すだけでも一苦労!という
初心者さんから、学びを深めて
こんな風におひとりで活けることができるように!
嬉しい年初めのいけばな、三作のご紹介でした。
2022.1.3.
枯れ木をつかって☆ 生徒様のいけばな2作
枯れ木とグラジオラス、デルフィニューム、
ソリダスターゴールドを使って
枯れ木を花留めにしての投げ入れ。
横長の構成で、グラジオラスの伸びる線を
意識して活けています。
花器との色合いのコーデも、
枯れ木を花留めとして自然に配している点も
いい感じで作品の個性になっていますね。
こちらも枯れ木以外同じ花材ですが
剣山なしの盛り花です。
すっくと無理なく立って
足元がしっかり自立している点が
見せ場ですね。(^▽^)/
グラジオラスは、夏の花という印象ですが
優しい色合いで、季節感というより
花の形と色が楽しめますね。
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