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2003年04月22日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「恋」

そろそろ松山千春さんのメジャーな曲も紹介してみたい。
いや、最近の曲や、アルバムの隠れた名曲をぜひとも1人でも多くの人に聴いてほしいと願っているのだが、誰もが知ってる曲も、もちろん大切だ。

まずは「恋」である。

この曲、今の若い人は知らないだろうが、私らの世代で知らない人はまずいない。
千春さんの代表曲であると同時に、ニューミュージック、あるいはフォークソングの代表曲の1つといって間違いはあるまい。

また、今でも会社の飲み会で、この曲を熱唱するおじさんがいたりして、それで聴いたことがあるという若い人もいるんじゃないだろうか?

まあ、つまり「恋」については、私ごときがへたな文章書かなくても、もうたくさんの人がメロディーや曲の内容を知っている。
だから、今日はこの曲についての私だけのエピソードを紹介したい。


私の学校には、私の行きつけのカフェがある芸術会館内にMUSIC CENTREがあり、そこには10室ほどの個室の練習場があって、それぞれ中にピアノが一台置いてある。
そこには基本的に誰でも自由に入って練習していいので、私も気分転換に時々練習している。

それとは別に、大学の中には小さな礼拝堂があり、そこにもグランド・ピアノが置いてある。
それも空いていれば自由に弾いていい。ただ礼拝堂には通常誰か人がいるので、多少恥ずかしさもあって、私は通常そこで弾くことはなかった。

今年の1月のことである。

なんとなく、密室の練習場じゃなく、礼拝堂でピアノを弾きたくなった。
礼拝堂を覗いてみると、5人くらい人がいて談笑していたのだが、ピアノは空いている。

やっぱやめようかなと少し思ったのだが、度胸を出して、思い切って弾いてみた。
曲は松山千春「恋」。
5人はちらっとこちらを見たが、特に気にしてるふうでもない。
そのうち私もだんだん調子に乗ってきた。



おと~~~こお~~~~は~~~♪
いいつうううもおおおおお~~~~~~~♪
また~~せえるううううう~~~~だあ~~~~けえでええええ~~~~♪

おん~~~なあわあ~~~~~~♪
いいつううもおおおおおお~~~~~~~♪


(JASRACさん、大丈夫でしょうか?)

すると向こうで談笑していた5人から、1人の英国紳士が私に近づいてきた。
やばい、文句言われるか?

彼は笑いながら私に言った。
「この曲はいったいなんという名前なのだ。実にメロディーがすばらしい。感動した。ぜひ教えてくれ。」

「これは日本の曲だ。松山千春というミュージシャンが作った『恋』という曲だ。」
私は答えた。

そして彼が熱望するので、楽譜のコピーを渡した。私はもう楽譜なしで弾けるのでね。

私は、松山千春というミュージシャンの魅力は、
1.「美しく個性的なメロディーを創造するメロディーメーカーとしての才能」2.「圧倒的歌唱力」だと思っている。

そして、この「恋」は、千春さんの曲のなかでも、メロディーの美しさ、完成度の高さではずば抜けていると思っている。

そのことを、私は異国で実感してしまった。
松山千春なんて、まったく知らない英国紳士が、そのメロディーを聴いただけで、しかもわたしのド下手くそなピアノで聴いただけで、「恋」という楽曲に感動したのである。

いやほんと、すごい曲である。

ちなみにこの曲、代表曲というだけあった、何度もレコード、CDに収録されている。
いろいろなアレンジがあるのだが、私は最も新しい、アルバム「季節の旅人」に収録されているバージョンをお奨めする。

夏目一朗氏編曲のこのバージョンは、この曲の有名なイントロを完全に別の曲に変えてしまった。それに若い頃とは違った円熟した千春さんの歌声が加わる。

これはすばらしい。
元々「恋」は若者の同棲をイメージさせる曲だったが、新しい「恋」は、円熟した大人の恋愛を思わせる曲に生まれ変わった。

同時に、これまで「恋」はフォークソングの名曲の1つにすぎなかったが、
新しい「恋」は日本のスタンダードになりうるクォリティーを備えた作品であると思う。

ぜひシングルカットして、ドラマの主題歌に使ってほしい。
そしたら大ヒット間違いないから、
「紅白歌合戦」で全国民の前で歌ってほしい。

千春さんはそんな商売っ気のある売り方は嫌でしょうが、
私は1人でも多くの人にこの楽曲のすばらしさを知ってもらいたいのである。

シングル          1980年1月21日発売。
アルバム「起承転結II」収録 1981年11月21日発売。
アルバム「旅立ち」収録   1986年10月25日発売。
アルバム「風景」収録    1996年4月20日発売。
アルバム「季節の旅人」収録 2001年3月31日発売。








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最終更新日  2003年04月24日 06時31分37秒


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