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2003年05月28日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日はサッカーネタ。

欧州チャンピオンズリーグ決勝戦ユヴェントスVSACミラン戦をITVでテレビ観戦。

今年の欧州チャンピオンはイタリア勢同士で争われることになった。これは史上初だという。

そこで今日はそのことに敬意を表して、「サッカーから見るイタリア人気質についての一考察」と題し、私の独断と偏見によるイタリア人論を展開してみたい。

私は学校にイタリア人の友人が結構いる。
なにしろ、私の指導教官のソフィアからしてイタリアのおばちゃん(イタリア・マンマ)だ。

その経験から私が思うイタリア人の特徴とは
(1)とにかく時間にルーズ。
(2)いいかげんなので、組織ではむしろ管理を徹底的にする。

(4)守勢になるともろい。
(5)言い訳は徹底してする。
である。

これらを今日はサッカーを題材にして、説明していきたいと思う。

(1)とにかく時間にルーズ。
一昨年、イタリア代表が日本に来て、日本代表と試合をしたとき、当日試合開始に遅刻しそうになった。
これは選手の集合が遅れて、宿舎からの出発が遅れたにも関わらず、バスが制限速度通りに運転されたためだった。
これが不満だったイタリア側はW杯に際し、主催者側に
「試合会場への移動は国賓待遇でお願いしたい」と申し入れ、
警察庁から「日本では国賓でも制限速度を守っていただいてます。選手は集合時間を守っていただくようお願いします」と一蹴された、なんてこともあった。
(すみません。これってフランスだったかもしれません。まあ、いずれにせよラテン系の国ってことで、お許しを)


約束しても平均30分の遅刻は当たり前だ。
彼らはそれを「ラテン・タイム」と呼び、「これが俺たちのいいところなんだ」とまで、言い切る。これはもう、こっちが合わせるしかない。

(2)いいかげんなので、むしろ管理を徹底する。
W杯で私が興味深いと思ったのは、参加チームのなかで選手の生活管理を一番徹底してやったのがイタリア代表だったことだ。
それこそ日本や韓国が一番選手を管理しそうなのだが、そうではなくなぜか、細かいことはどうでもよさそうなイタリアだった。


さすがにまいったトッテイなどは、婚約者をカーリーへアのなんとかという選手に変装させて宿舎に忍び込ませるプランを報道陣に相談。(報道陣に相談して、世界中にバレバレになってしまうところが、またなさけないのだが。。。)

察するに、イタリア首脳陣はもう選手を少しでも自由にしたら、なにをしでかすかわからないという恐怖のどん底に陥っていたと思う。それがこの徹底管理の理由だろう。

管理っていう意味では、例えばマンUのファーガソン監督も管理が厳しくないかって思うかもしれないが、彼の選手管理というのは、基本的に父親が子供をしつける類のものだと思う。

それに対して、イタリアの管理には情が入らないように思える。全体主義、もうムッソリーニの世界である。ただ、ムッソリーニが第二次大戦に入るや否や、あっという間に腰砕けになって負けてしまったように、この全体主義は穴が多い。。。。

(3)臆病さから来る守備的な戦術
これはもう語りつくされているが、イタリアサッカーといえば、「カテナチオ(南京錠)」といわれる守備重視のサッカーである。
1-0で勝つことを最高の勝ち方といい、1点を取ったら徹底的に守備を固める戦術である。

プライドの高いイタリア人は「1-0を最高の勝利」と誇り高く言っているが、要は点を取られるのが怖いのである。

点を取りにいって、その隙を突かれて点を取られて負けてしまうのが怖いから、徹底的に守ろうとするのである。

(4)守勢になるともろい
守備的な戦術を取りながら、守勢になるともろいとはどういうことか?
守備的な戦術、とは「1-0でリードしている時」に機能する戦術だ。つまり自分たちが調子よくゲームを進めているときだけにできることなのだ。

逆にリードされたり、同点にされたりしたとき、イタリア人は冷静さを失いパニックに陥る。そうなるともう誰も立て直せない。。。

典型的な例はW杯の韓国戦だ。
後半38分に同点にされてからのイタリアの混乱ぶりはひどかった。別に同点にされても、あわてずきちっと守ってチャンスを待てばいいだけなのに、もうどうしようもなかった。トッティは退場になるし。。。

守りに回ると、もうへなちょこなのである。

(5)言い訳は徹底してする
韓国戦で負けたあとの往生際の悪さはさすがイタリアだった。
彼らは自分らのプライドが傷つけられるのは、絶対に認めないし、
徹底的に言い訳をする。

まず「審判」。次に「大会運営」。
大統領まで出てきて「わが国のような誇り高い国が、アジアでこのような目にあうのは許されない」
。。。。勝手に言ってなさい。

極右政党が出てきて、審判を告訴してってのもあったな。
。。。。勝手にやってなさい。

「ヨーロッパでブラジル、アルゼンチンを呼んで別途世界一を決める大会をやる」
。。。。勝手にどうぞ。

いや、これは私が「どうぞ」って言ってるのではないのだ。

このようなW杯後のイタリアの大騒ぎに対するイギリスやフランスやドイツの反応は、こんな感じだったと思う。「いつものこと」と冷めた目でイタリアをみて、相手にしていなかった。

それで、今日の決勝戦。
このイタリアらしさが現れたものになったかどうか、それはちょっとよくわからない。どっちのチームにも外国人選手が多いしね。

ただ、日本のスポーツ新聞が、「攻撃的な試合になって、点の取り合いになる」と予想してたけど、私は「攻撃的な試合になっても、点は入らない」と思っていた。これは当たったね。

なぜならイタリア人はプレッシャーに弱いから、シュートをふかしたりしてなかなか点が入らないだろうと。

最後のPKまでどちらとも失敗が多かった。

このあたりは、イタリアらしかったかもしれない。


それでもね、私はイタリア人が大好きなのです。

なにより彼らは明るくて楽天的なのがいい。

どんなにいいかげんで、臆病で、守りに入るともろくて、言い訳ばっかりしても。。。

つまりどんなに傍からめちゃくちゃに見えても、

人生は楽しむのが一番、
それでいいじゃないか、

といって笑いとばすイタリア人を
私は愛してやまない。






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最終更新日  2003年07月25日 17時43分58秒


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