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2003年10月13日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
いつものように、学校の芸術会館のカフェで、コーヒーを飲んでいた。


O田は「かみぽこぽこ」初登場。
経済学部の博士課程(PhD)だ。
あの、S田のおっちゃんの後輩にあたる。

O田は実はうちの学校2年目である。
昨年度は経済学部修士課程に在籍していた。
それを修了し、今年度からPhDに上がった。

彼は、職歴もある。

バリバリ儲けとったらしい。

そう、S田のおっちゃんやわたし、
「黄昏ぶらざ~ず」と同じ道を歩んでいるかわいい後輩なのだ。
ただ違うのは、「黄昏ぶらざ~ず」がただのおっさんなにの対し、
O田はまだぴちぴちの20台。。。。。

これから彼は帰国した「白井秀和」ことR太郎君に代わり、
男前キャラとして活躍してもらうつもりです。

わたしはO田に聞いた。
「家、どうなった?」

O田は、昨年度は大学の寮に住んでいた。
しかし、これは英国の大学では普通だと思うのだが、

2年目からは学校の外に自分でフラットを探さなければならない。

わたしもそうだった。
ただ、わたしの場合は学校の外に住んでいた日本人が帰国するので、
そのフラットを引き継いだ。だから大家さんとの契約など、問題なくスムースにいった。
ラッキーだったと思う。


なぜなら、学生が住める一人暮らしのフラットは、
うちの学校の周りにはほとんどないからである。

だから時々、一緒に住みたいと言ってくる人がいる。
実はO田も一緒に住めるかわたしに問い合わせてきた。

2人で住めるところなのだから、当然家賃は高い。
しかし、わたしはO田の申し出も含めて全て断ってきた。

なぜか。
わたしは一人暮らしにこだわったのである。
理由はいくつかある。

まず、30歳を過ぎて、若い人と住む場所を、特にキッチンやトイレ、シャワーを共用するというのは、はっきり言って嫌だったからである。

また、もし一緒に住むのが外国人だと、外国人とリラックスタイムまで英語で会話しなければならない。気が休まる暇がない。そんなのは勘弁だ。1年の修士課程なら、それも勉強だろうが、3-4年かかるPhDでそれだと気が狂ってしまうと思った。

とにかく、長丁場の研究生活である。
多少金がかかっても、無駄なストレスを少しでも感じないような研究環境を整えることにわたしは徹したのだ。

これは英国ではちょっと変わった考え方らしい。
うちの学校のような田舎だけではなく、
ロンドンなどでも一人暮らしのフラットを見つけるのは難しい。
独身の人なら、学生でなくサラリーマンなどでも、
他人と一つ屋根の下で共同生活をするのは普通らしい。

わたしは一人暮らしを始めるとき、
あるとても国際交流に熱心な日本人女性から説教を受けた。
「外国にいるんだから、外国人と一緒に住んで、いろいろ学ぶべきです。」

まあそれも一理あるかもしれない。
しかしそれは青臭いアマチュアリズムだとわたしは思う。

わたしは学生ではあるが、同時に研究者としては教授陣と同じ土俵で競うプロでもある。
プロの仕事をするための環境を整えることがなによりも優先されるべきだと思う。
だからわたしは、研究生活の根本である住居というところで妥協する気にはなれない。

別に外人のまねなど一生懸命しなくても、
プロとしての研究成果を出していけば、
自然といろんな場で認められて国際交流などできるようになる。

話がだいぶずれてしまったが、
「家はどうした?」
というわたしの質問に、

O田は
「一人暮らしします。
やっぱり他人とは住めません。
研究に集中したいですから。」
と言った。

「一人暮らし派」の誕生である。

外国で勉強する際、
「これは外国の人に合わせられる」
「これはゆずれない」
というものを明確に分けて行動できるようにならないと、
とても成功はおぼつかない、とわたしは思う。





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最終更新日  2003年10月15日 05時50分08秒


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