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2003年11月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
石原伸晃国土交通相が厳しく批判されていますね。

日本道路公団の藤井治芳(はるほ)総裁解任問題である。
今月5日の石原氏と藤井氏の5時間に及ぶ会談の後、石原氏は5日の会談後、「公団の財務諸表などに関する納得できる説明がない」と藤井氏の更迭を決めたが、藤井氏が辞表提出を拒んだため解任を決定。

しかし、この石原氏の性急な解任手続きに藤井総裁が猛反発。
17日の解任に際し藤井氏の言い分を聞く「聴聞会」では、
藤井総裁が実に約9時間にわたる徹底抗戦した上で、
「国交省の解任理由は粉砕された」として解任されれば処分取り消しを求めて行政訴訟を起こすとした。

更に、遊説先で石原国土交通相が「これから(藤井氏の)悪口を言います」と発言したり、安倍晋三自民党幹事長が「(藤井氏は)うそつきです」と言及したことに対し、名誉棄損で民事、刑事両面で提訴するとし、政府・与党と全面対決する構えを鮮明にした。

藤井氏は石原氏との会談の際、道路公団と政治家との癒着の関係について匂わし、


その後、石原国土交通相は藤井総裁解任を断行したわけだが、
藤井総裁の強烈な反発を招いた石原氏の段取りに非難が集中している。
この問題、まだまだ続きがありそうである。

もう1人、安倍晋三自民党幹事長。
国民の高い支持を得た安倍氏の幹事長抜擢ですが、
その人気はともかく、
実務面では早くもぼろが出ている。

田中真紀子元外相の出馬問題では、山崎副総裁の支持を仰ぎ、
中曽根、宮沢両元首相の引退問題では、小泉総裁に解決を委ねざるを得なかった。

わたしの指摘した通りですね。

以前わたしは安倍幹事長抜擢に懸念があると言った。

政治はパフォーマンスや理路整然と政策を語るだけではできないのだということを指摘したのだ。

石原国土交通省も同じ。
いくら立て板に水のように政策を語っても、
当選4回の若手には道路公団の大改革をまとめ上げていく政治力なし、
ということだ。


「わたしの言うことが当たった」ということではない。

わたしはまだまだ甘いな。。。
ということだ。

というのは、
小泉首相は、これら若手抜擢にはわたしの懸念よりもう1段上のことを考えているように思ったからだ。

以前わたしは、山崎拓さんについてこう書いた。
(9月21日日記
「山拓さんについて再び書く:自民党幹事長交代」 )

『森さんがよく言いますが
「山崎幹事長は調整能力がない」
というのは、いったいどういう調整能力のことを言っているのでしょうか?

首相が掲げた改革の方針が、
党内調整を経る間にいつのまにかよくわからないものになって、「落としどころ」にきれいに落ち、幹事長は「調整がうまく行った。改革は進んだ」というものの、
どうみてもなにも進んでいない言葉のごまかしになり、国民はしらける。

こういう調整能力が、今の日本に必要ですか?

彼が「調整能力がない」と言われるのは、
一言で言えば、抵抗勢力の言うことを聞かなかったからに他ならないのです。

党内の誰からどんなにぼろくそに言われようとも、
「首相の意向ですから、ひとつよろしく」
と黙々と頭を下げ続けた山拓さんの姿勢、誠実な姿こそ、
ほんとに地味ではあるが、今の日本の政界に必要なものではないか?』

石原氏と安倍氏の抜擢は、
この小泉さんが山拓さんを幹事長に据え続けることにこだわったのと同じ理由なのではないか、とふと思ったのだ。

つまり、構造改革を推進するのに必要なのは、
熟練の政治家の調整能力ではない。

改革路線を愚直に推進しようとして、
激しい抵抗にさらされても一歩も引かず耐え続け、
世論を喚起し、最後に首相の決断の場面を作ること。

それには若さと勢い、そして改革に対する純粋な気持ちが必要であり、
だからこその石原・安倍抜擢だと思うのだ。

石原・安倍両氏に小泉首相が求めているのは、
老獪な政治力でもなく、理路整然と政策論争をして抵抗勢力を論破することでもない。
スマートさで国民人気を得ることでもない。

どんなに叩かれて、撃たれて、刺されて、傷だらけになっても
一歩も引かず立ち続けて、耐え続けることだ。

石原氏、安倍氏は
「傷だらけの勲章」
を勝ち取ってほしい。

そして、その経験は彼らに未来の総理への道を拓くだろう。





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最終更新日  2003年11月07日 21時04分20秒


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