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2004年04月23日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は、12月19日「レイシズム(民族差別)が始まるとき」


私と同じ政治・国際関係学部のPhDにベルナルドって奴がいる。
年次的には私の1つ上、4年目になる。
私が修士だった時に、PhDの1年目だった。

年次は違っても、うちの学校に来た年は同じなので、
割と親しくしてもらっている。

あ、ちなみに申し遅れましたが、
彼はベルナルドなのだけど、台湾人。


中華系の留学生は、
このような西洋風のニックネームを持つ人が
ほとんどである。

まあ、これは仕方がない。
なんてったって、中華系の人は本名が
チャ、チュ、チャ
みたいな人が多い。

我々日本人からしても覚えにくい。
西洋人には覚えるのは不可能に近い。

ということで、
彼らは西洋風のニックネームを使っている。


親から否応無しにつけられる本名と違って、
自由にニックネームを決めるのはいいのだが、
なんでも自由にやればいいというものではない。

例えば私がこれまで会った台湾人には
「ビスマルク」


おいおい、
ビスマルクって、ドイツ人の名字だろうが。。。
こういうのって、ちょっと悪乗りのような気がする。

ということで、本題に入る。

ベルナルドと会うと、
彼が必ず私に聞いてくることがある。

「レイシズムに遭わないか?」

私は答える。
「全くないよ。ところで、また何かあったのか?」

ベルナルドが言う。
「また、家の近くでイギリス人の少年から石を投げられた。
囲まれて殴られたやつもいる。。。」

私は首をかしげる。
「おかしいな。日本人でそんな目にあったなんて聞いたことないよ。」

ベルナルドも首をかしげる。
「なんでなんだ。中華系も日本人も、英国人からみたら、同じだろ?なんで我々だけこんな目にあうんだ!」

。。。。これはどうしてだろうね。

ベルナルドが、いつもいつもそんなことを言うので、
ちょっと考えてみることにした。

中華系と日本人では身なりが違うからか?

いや、そんなことはない。
私がうちの学校に来た5年前は確かにそうだった。
でもね、その頃とは状況は一変している。
日本の歌手や俳優がアジアで一挙にメジャー化したからか、
中華系の若い子は日本人の真似をするよういなった。
日本の若い子のような髪型をし、
日本の若い子のようなファッションになった。

うちの学校内に限れば、
日本人はどちらかというとあまり構わない格好をしていて、
中華系はがんばった格好をしている。

一見どっちが日本人かわからないのだ。

ということで、
身なりが違うからというのは理由にならない。

それで、その他いろいろ、
中華系は集団になって
耳障りな高音でやかましく話すから
うっとうしいとか、
いろいろ理由を考えてみるのだが、
どれも今一つ説得力に欠ける。

結局私がたどりついた結論は、

「中華系と日本人は、住んでいる場所が違う」

だった。

日本人留学生は、
1年の修士コースの人は、
ほとんどが大学の寮に住んでいる。

私のような2年以上うちの学校にいる人は
学校の外に住むのだが、
私が高級住宅街で
お金持ちが経営しているフラットに、
それも警察署の前に住んでいるように、
多少お金をかけてでも
安全な場所を選んで住んでいる人が多い。

学部生でもそうだ。
例えば昨年卒業したI恵ちゃんは、
日本の女子学生と全く同じように、
セキュリティーのしっかりしたマンションに住んでいた。

これに対して、中華系の人はどうなのか。
大学の寮は値段が高いとすぐ出てしまう。
その次に選ぶのは、
ベルナルドが住んでいるところもそうなのだが、
大学の周りで最も治安が悪く、
労働者階級の若造がうろうろしていると
評判が悪いところなのだ。

そりゃレイシズムに遭うのも当たり前だわ
というような場所。

しかも、その場所が評判悪いのは
もう昔からなのがわかっているのに、
安いからという理由でそこに住む。
そして、レイシズムに遭うのである。

これは、日本人が贅沢だからというわけではない。
中華系も、子供を留学させるような家は裕福なのである。
いや、我々の実家なんかより、はるかに裕福なのだ。

結構贅沢なブランド品とか持っているしね。
要は金をかけるところはどこなのかの価値観が違うだけだ。

日本人は、まず住む場所が一番大事と考える。
だから、住む場所にはお金をかけて安全を買う。

中華系は、結構贅沢にしてる部分があるのに、
住む場所にはお金をかけない。
どんなにレイシズムがひどい場所であっても
そこが値段的に安ければ住む。そして、

「レイシズムだ!レイシズムだ!ひどい!ひどい!」

と大騒ぎしている。

ただね、「レイシズム」を大騒ぎするのは、
彼らにとって英国で生きていくための、
ある種の処世術のような気がするんだよね。

レイシズムだと訴えることで、
本来通らない要求を学校に通してみたりするしね。
英国人も、そういうことを訴えられるのは嫌だからね。
恥部に触れられるみたいだし。。。

まあ、これは少し言い過ぎかもしれないけどね。

ということで、
今回のレイシズムの話も前回と同じような結論。

レイシズム、レイシズムと大騒ぎする前に
レイシズムに遭うような治安の悪い場所に行くな、住むな。
そういう場所にいかなければ、
レイシズムに遭うことはない。

ただ、それだけのことなんだから。

















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最終更新日  2004年04月23日 22時38分10秒


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