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2004年06月09日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
この「かみぽこぽこ」はがんばる人を応援するHPである。

大胆にもこの人を取り上げる。それは、

皇太子様。

最初に申し上げておくが、
今日の文章は天皇制の是非を問うものではない。
そんなものを超越した
一人の人間のがんばっている姿について書くつもりなので、
そのへん、おおらかな気持ちで読んでいただきたい。



『皇太子さま:「人格否定発言」打ち消さず、行間に思い

 「キャリアとそれに基づく人格を否定する動きがあったのも事実です」。皇太子さまが記者会見で衝撃的な話をして から約1カ月。8日午後、皇太子さまが文書で示した「真意」は、「人格否定発言」について詳細に説明することを避け、真相は先送りされた形となった。文書 の行間からはさまざまな思いも読み取れる。宮内庁は今回の皇太子さまの文書公表を受けて公務や皇太子妃雅子さまの医療体制の見直しを含めた具体的対策をどう構築するかが問われる。。。。。』(毎日新聞)

私はね、この記事を読んだとき、
率直に皇太子ってすごい人だと思った。

特に、

『人格否定発言について詳細に説明することを避け、真相は先送りされた』

のくだりには、思わずうならされた。
この部分、もっと詳しく紹介すると、

『文書の中で皇太子さまは「人格の大切な部分を否定するような動きがあった」と5月10日の記者会見での発言に触れた。「対象を特定して公表することは有益とは思いません」と述べるにとどまったが、発言それ自体を打ち消すことはなかった。』

ということなのだが、
私はこの話から、

特定の個人攻撃は避けたいという
「皇太子さまの暖かいお人柄」
を褒め称えたいわけではない。

私は、この特定の個人攻撃はしないという皇太子の姿勢から、
皇太子という人物がなかなかにしたたかであることに感心したのだ。


何を意味するのかを考えてみたからである。

結論から言うと、この皇太子の姿勢で、
宮内庁は頭を抱えて困ってしまっていると思うのだ。

その理由を今から説明する。

もし、皇太子が
「宮内庁の誰々が悪かった!」
と公表したとする。どうなるか。

マスコミが飛びつく。
宮内庁の長官か、担当の誰か知らないが、
名前を挙げられた人物のあることないこと
散々報道するだろう。

やれ、愛人がいるの、
マンションを余計に持っているの、
株を運用しているの、
プライバシーもへったくれもなく
どうのこうのと雑誌に書きたて、
ワイドショーで連日報道するだろう。

それに乗って国民世論も極端に宮内庁の誰々を
バッシングするだろう。

そして、宮内庁はこの名前を挙げられた人物を処分。
マスコミと国民は、これに拍手喝采。
あるいは、生ぬるいとますます怒るかもしれないが。。。

いずれにせよ、宮内庁はこの処分で
皇太子様の「人格否定」問題の幕引きとするだろう。

結果、どうなるか。
結局皇太子が望んだ皇室・宮内庁の体質は
何も改善されないままになってしまうのではないか。

今回の皇太子の「特定人物を個人攻撃しない」という姿勢は、
宮内庁が臭いものに蓋をしてしまうのをはっきりと拒絶し、
本当に皇室・宮内庁の体質改善を求めるものであろう。
皇太子は、宮内庁の逃げ道をふさいだのだ。
実にしたたかな行動ではないか。

皇太子はこう付け加えている。

『公務のあり方も含めて宮内庁ともよく話し合っていきたいと思って います』

皇太子は宮内庁の逃げ道をふさいだ上に、
問題解決のための話し合いを
宮内庁に求めているのだ。

絶対に物事をあいまいなままで終わらせない、
皇室の公務のあり方というものについて、
問題点を明らかにし、これを改革していくという
強い決意の表れだろう。

そして、今回の皇太子の行動は、
皇室の公務のあり方と宮内庁の体質に対する問題提起、
という狭い範囲にとどまらないと思う。

何か問題があっても、
誰かをスケープゴートにして血祭りに揚げて、
臭いものに蓋をして、
結局何1つ本質的な問題は解決されないという、
日本社会全体の悪しき体質に対する
問題提起のように思えてならない。





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最終更新日  2004年06月10日 22時20分28秒


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