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2004年09月27日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、先日外国人地方参政権付与の件について書いたが、


私が実は、本来左翼のものであるロジックを使って、
保守の立場からこの問題を論じていたことを。

私は、外国人地方参政権付与は
実は総連・民団にとって都合が悪いのではないかと、
保守の立場から総連・民団の痛いところを突いたわけだが、
その理由として

「組織構成員個人に権利が与えられて、

組織の構成員に対する統制は弱まっていく。」

というロジックを使ったわけだ。

しかし、これはいわば
一種の民主化のメカニズムともいうべきもので、
実は本来、私のような保守が使うロジックではなく、
左翼のロジックであるはずのものだ。

まあ要するに、この文章には、
実は左翼を思い切り皮肉るという意味も込めておいたのだ。

左翼のロジックを使って
左翼系に思い切り絡んでいると言われている団体の
痛いところを皮肉ってみたということです。


本題に入ります。

今日のテーマは、
左翼の議論にはロジックがない。
だから左翼の議論には説得力がない、
ということだ。


ブログの世界に非常に秀逸な文章が既にある。

竹中平蔵について書いたとき以来
懇意にさせてもらっている「マーケットの馬車馬」さんに
こんな文章がある。
右翼と左翼、論理と感情

この文章で馬車馬さんが論じていることは、
この外国人地方参政権付与の件を例にすれば、
こういうことになるだろうか。

外国人地方参政権付与の件で、
左翼系の方が主張されているのは、
要するに「人権の尊重」という観点から
日本に永住している外国人にも
地方参政権が認められるべきだということだろう。

まあ「全ての人の人権の尊重」というのは、
それそのものは誰も疑義を差し挟めないものである。

しかし、この
「全ての人の人権が尊重された理想的な世界」と
我々が生きている世界の間には、
実際にはいろんな現実があるわけだ。

例えばね。。。。

地方参政権を与えられる人たちは、
なんだか総連とか民団とかいう
ちょっと怖そうな団体に守られてる人たちらしい。

しかも、この団体は外国と繋がっているらしい。
そういう団体の力が強くなったら、
我々は外国に支配されちゃうんじゃないの?

怖い!
やっぱり外国人に地方参政権は与えられない!!

。。。。と、こういう感覚を持ってしまう人が
現実、庶民の間には多いわけだ。
(まあ、これが本当に正しいかどうかは別にして。。。)

つまり、左翼系の方が主張する理想と
その主張を聞く庶民の間には、
非常に大きな距離感というかギャップがあるということだ。

ここで、左翼系の方は本来そのギャップを埋めるために、
例えば私が上に書いたような、

「個人の権利が保障されると民主化のプロセスが働くんです。」

みたいなロジックを使って
理想に至る道は間違ってないのだよと
疑問を持っている庶民にきちんと説明しなければならないのだ。

ところが、
左翼系の方はその説明をしないことが多い。なぜなら、

『左翼思想の根っこにはフランス革命期以来の平等・博愛といった理想主義があるからだ。人々は殺しあってはいけない、人々は平等であるべきだ、汝隣人を愛せよ。これらの言葉には反論の余地がない。ロジック以前に、価値観の問題だからだ。
本来はこれらの価値観の上に様々なロジックを乗せて初めて主張としては完成するのだが、この価値観だけでも十分見栄えがするので、ロジックをすっ飛ばして結論に至るケースが多くなる(隣人を愛せよ→全ての戦争を今すぐやめよ、とか)。』

というのが、馬車馬さんが指摘していることである。

まあ「左翼思想」とか「理想主義」とか言うと、
少し難しいのだが、要するにこれは我々の住むブログの世界では
日常よく起こっていることである。

左翼系の方のブログに行って、
その掲示板で意見したことのある方は
思い当たることがあるだろう。

書き込んだ後、何か反論があるかなと思って、
もう一度掲示板を見てみると。。。

「こんなことを書く人がいるなんて信じられない!」

「こんなことを考えている人がいるような
楽天ではHPは続けられない!!」

と書かれていて、意見に関する回答はなく、
書き込み削除→掲示板閉鎖→HP閉鎖、
となっていく。。。。(苦笑)

書き込んだほうは
別にHPを閉鎖させたいと思ったわけじゃなく、
普通に議論したかっただけなのだと思うのだが、
左翼系の方というのは、
「理想に対する批判は一切許されない」
の一点張りだったりすることが少なくないのである。

こういう思い出のある方、
結構ブログの世界には多いんじゃないだろうか。

まあ左翼系のHPでなくても、
私の保守系のHPにも左翼系の方が来て、

「こんなことを書く人がいるなんて信じられない!」

って書き込み、かつてよくありましたね。(苦笑)
それも、

「貴方の言うことは理解するけれども、信じられない。」

と書いてあったりしましたよね。

あんたの言っていることは間違っていると言われれば
そりゃお答えのしようもあるのだけれど、
あんたの言っていることは間違ってないけど、
あんたの存在自体が信じられないと言われても、
こちらとしても、どうお答えしてよいものか。。。(苦笑)

非常に困った記憶がある。

まあしかし、
こういう左翼系の方の理想主義のスタンスは
残念ながら世の中に対する説得力を著しく欠いている。

だって、ソ連が崩壊して、
世界中でドンパチやテロが起こって、
国際政治は相変わらず複雑怪奇なのを、
日々我々は見せられているわけである。

繰り返すが、左翼系の方が語られる理想と、
我々が実際に立っている場所の間に、
あまりにも距離がありすぎるのである。

その間を埋めるロジックを打ち立てる努力を
左翼系の方にはぜひともしてもらいたいのだ。

世の中右傾化と言われるが、
私は保守・右翼系の議論が発達しているとも
思わないからである。

例えば、

「戦争になってもしゃーない」

とか、保守・右翼系の言うことってのは、
馬車馬さんが指摘しているけど、
なぜそうなのかの説明が
きちんと筋立ってできないと、
ただひたすら下品なだけである。

実際、保守・右翼系の議論には「下品なだけ」のものが多い。(笑)

つまり、保守・右翼系も左翼系と同じく、
きちんとロジックを立てて説明できているものは
私の知る限り正直あんまりないのである。

ただ、保守・右翼の言っていることは下品だけど、
我々が普通に見る現実に割に近かったりするので
なんとなく説得力があるだけのことなのだ。

私自身の文章が下品かどうかはわからないが、
(かつて出入り禁止になった方にそう指摘されましたが。。。=苦笑)
私自身は、そうならないように、
きちんとロジックのしっかりした説明になるように
努めてはいます、はい!

要するにここで言いたいのは、
世の中の右傾化と言われているが、
現実がそれに近いというのはあるのだけれども、
別に保守・右翼系が見事に上から下まで筋が通った
ロジックを打ち立てたということではない。

左翼系の方がもう少しロジックを立てて物事を論じる努力をすれば、
ここまで一方的にはならないんではないだろうかということだ。

じゃあ具体的にはどう左翼の方がロジックを立てたらいいか。
まあ、私が使った

「組織構成員個人に権利が与えられて、
政治的・社会的自立が高まると、
組織の構成員に対する統制は弱まっていく。」

というロジックは、
繰り返すが本来左翼系が使うべきものだ。

この民主化のメカニズムとでもいうべきロジックは
いろんな問題に対して使えそうだと思うよ。

そして、かつて「かみぽこぽこ」では、
左翼論客が鮮やかなロジック打ち立てたのを
紹介したことがある。

今年1月1日の「朝まで生テレビ」で、
姜尚中東大教授が打ち出した

「なぜ日朝、米朝は国交樹立せねばならないか」

という議論は、実に説得力があった。
( 朝まで生テレビの2人の論客 )

『日本大使館、米国大使館が平壤にできたら、
亡命希望者が国外に脱出しようとするのではなく、
大使館に駆け込むようになる。
北朝鮮は、亡命希望者を防ぐことが困難になる。

北朝鮮にとって、
日米との国交回復はどうしても成し遂げたいものだが、
同時に北朝鮮の体制維持を非常に困難な状況に追い込む。

北朝鮮は大変なジレンマを抱え込むことになるのだ。
だからこそ、日本は北朝鮮と国交を樹立すべきなのだ。』

要するに、北朝鮮と国交を樹立すると、、
独裁体制を内部から崩壊させていく
メカニズムが働くようになる、
というロジックである。

小林よしのりを黙らせた説得力。
姜尚中、さすがであった。

しかし、私の知る限り
これは非常に例外的であって、
左翼系の多くはやっぱり大上段から理想論というか
こうあるべき論を振りかざす方がほとんど。

もう少し歯ごたえのある方というか、
説得力のある方に出てきてもらいたいものである。
そうでないと保守側にいるこちらもやる気が出ない。

なんなら私が左翼系に転向しましょうか?(笑)

世の中にとって本当にいいことかどうかを
度外視さえすれば、
ロジックをしっかり組み立てて、
保守・右翼系を滅多切りにするのは
私にとっては、それはそれで、
さほど難しいことではないのでね。

今日は、元気のない左翼系の方々を励ます(?)
ということで書いてみました。

それでは、また。





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最終更新日  2004年09月28日 04時26分05秒


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