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2005年01月14日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、久しぶりに日本人会のことを書こうかな。

私が日本に帰る直前にやった
新入生の歓迎会について書いたのが最後だった。

日本人会は私が日本に帰った後も動いていた。

次のイベントをやったわけではなかったが、
1月にある「ひとつの世界祭」という
うちの学校の文化祭に参加する準備を
若い子たちが始めたのだ。
ここ で少し書いた。

それが、私が帰国した後に本格化したのだ。
でも、若い子だけで動いて
「ひとつの世界祭」参加を果たすのは難しい。
なぜなら「ひとつの世界祭」を主催する、
STUDENT UNION(大学自治会のようなもの)の幹部との交渉、
特に予算獲得について自分で交渉するのは難しいだろうということ。
昨年もT子ちゃんがやってだいぶ自腹を切ったみたいだし。。。

それともう1つ。
若い子たちだけだと、自分たちのやりたいことだけに夢中で、
全体が見れなくなる恐れがある。


若い子たちが何かをやりたいと企画したとき、
企画そのものについてはIを、
お金が絡むときはO田を通して、
私が許可したことだけをやれるということを決めた。

まあ、これが。。。


まず、「ひとつの世界祭」参加のために、
Iが若い子達を集めてミーティングを開いたのだが、
これが大変だったらしい。
(らしいというのは、
Iは愚痴みたいなことは一言も言わないので。
周囲の話を総合するとそういうことかなと。)

「ひとつの世界祭」で
ソーラン節をやりたいと張り切っていた
JYAのS子ちゃんが

「なんであなたに仕切られなきゃならないの?」

という態度を露骨にIに対して見せたらしい。
私たちは自分たちが思うようにやりたいのに、
というわけだ。。。

まあ、そうだろうな。
これは私からすれば予想の範囲内。
驚くことはない。

でも2回、3回とミーティングをやって、
その報告がIからメールで来るのを読むと、
割にスムースに物事が決まっていっている。

Iがなにをどうやって
ミーティングをまとめたのかわからないけど、
彼なりにやったのだろう。

うちの学校に来る前、
彼は兎の丘大学の政治学部を卒業しているわけだが、
寮生活で個性の強烈な外国の若い子に囲まれて
そこで生き抜いてきたわけだし、
日本人会もあって、
くせのある年上の日本人留学生と
なんとかかんとか付き合ってきた。

その経験の蓄積で、
知恵をまわしてうまくやってくれたのだろう。
私は細かいことは聞くまいと思っている。
ただ、Iには感謝している。

次にO田のほうだが、
これも大変だったようだ。
O田はソーラン節の衣装その他の予算獲得を目指して、
STUDENT UNIONに出向いたが、
まあUNION側の対応はひどいもんだった。

「今の段階で予算は出せない。
後日請求されたらお金を出せるかもしれないが
それは領収書をチェックしてなので
確約はできない。」

これはつまり、
事実上自腹を切れと言われたに等しい。
(このUNIONの対応については、
私は言いたいことが山ほどあるのだが、
それは「ひとつの世界祭」が終わった後、
まとめて言わせてもらいたいと思っている。)

しかし、その後の対応はO田らしかった。

ミーティングでO田は
一番費用がかかると思われる
ソーラン節の衣装は
各自が自費で購入するということで
若い子たちを説得して
その他発生した費用については
領収書を持ってくれば
UNIONに話をするということで
手際よくまとめたのだ。

「お金を出せるかもしれないって
曖昧に言っておいて、
後で揉めるのは勘弁ですからね。

一番費用が掛かって、
後で問題になりそうなのは衣装ですから、
それだけはきっちり決めとこうと。」

冷めた言い方だけど、
対応は実に的確だ。

しかしこの件はここで終わらず続きがあった。

UNIONからお金を引き出すのが難しいとなった時、
若い子たちは自分たちでスポンサーを探そうとしたのだ。
おらが街にある日本関連の企業に
お金を出してもらえないか打診しようとしたのだ。

O田はその動き自体はOKを出した。
但し、1つの条件を付けて。

「企業側がお金を出す条件として、
こちら側に何らかの義務を要求してきたら、
特に来年以降も続く義務を要求してきたら、
絶対に受けてはだめだよ。」

案の定、企業側はお金を出す条件を付けてきた。
当然であろう。企業は利益にならないことはやらない。
それに、我々再度も企業側の条件を
絶対に受けるわけにはいかない。

なぜならうちの学校の日本からの留学生約80人のうち、
60人は1年で日本に帰国してしまう人なのだ。
つまり日本人会はメンバーのほとんどが
1年で入れ替わってしまうということなのだ。
何も知らない来年以降に入ってくる学生さんに
いきなり企業に協力する活動を義務付けるなんて
そんな無責任なことをやるわけにはいかない。

ということで、
企業にスポンサーになってしまう話は終わった。

この件については、
O田から日本にいる私に報告はなかったが、
実に的確な対応で、
私がいても若い子たちには
同じ指示をしただろう。

この話はかつて私が書いた
「たけぽんのぷロフェッショナリズム」
の話に似ている。

うまくはいかなかったけど、
企業が利益でしか動かないという現実に触れることで、
若い子たちにとっていい社会勉強になったと信じたい。

年が明けて、私が学校に戻った時。
久しぶりに芸術会館のカフェに行くと、
若い子たちが集まって打ち合わせをしていた。

私を見つけたS子ちゃんが駆け寄ってきた。

「かみぽこさん。
今、みんなでミーティングしてます。
ソーラン節の準備、順調です。
大丈夫です!」

明るい顔だった。

そうか。
上手くいってるなら、
そのまま自由に
思い通りにどんどんやっていいよ。

英国人学生や世界中の国からの留学生大勢の前での
ソーラン節のパフォーマンス。
きっと最高の思い出になるよな。

そして、O田とI。
パーフェクトに私の留守を守ってくれた。
彼らには、

「傷だらけの勲章」

を捧げたい。
それでは、また。





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最終更新日  2005年01月15日 23時54分52秒


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