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2005年01月28日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、自分のことも書かないとね。


年明け早々、
ドン・キーンに会ったわけだ。

私には指導教官が2人いるわけだが、
もう1人のソフィア・デラ=ロッサは
結局私がPhDを終わるまでに
長期出張が終わらないことになった。

その間、実は昨年の夏から

そのことはここに書いてこなかった。

理由は、このHPを見ている人が
口を開くと
「ソフィアがどうなってるか」
と聞くので、うっとうしいからだ。

ただでさえどうにもならんことに
耐えることが多い外国での研究生活なのに、
いちいち人に聞かれるのはたまらん。

ということで、
この件決着するまでここに書かずにおいた。

まあ、結論だけを簡単に言う。

まだ書く気にならない。
これは博士号を取得してから
おおらかな気持ちで書きたい。

ただまあ、ソフィアについては
「留学回想録」で書いているように

PhDに上げてくれたのも彼女だ。
その恩はとても忘れられるものではない。
感謝している。

そして結論なのだが
今後はドン・キーン博士一人の指導を受けて
やっていくということだ。

ドン・キーンはこれまで
私の第二指導教官だったわけで、まあ

「OKだ。お前は最高だ!」

と言っておけばそれでいい立場だったと言えば、
その通りだったのかもしれない。
しかし、その彼もついに

「自分がやる」

と腹を決めたのだろうか。
彼の研究室を訪問してみると、
いつになく真剣な彼がいた。

最初に、私が日本に帰った時の恒例で、
日本酒を彼に渡した。

「おお、いつもすまんな。
これが楽しみなのさ。」

典型的な英国人労働者階級風の
イガグリ頭でとても男前とは言えない顔を
くしゃくしゃにして、
彼は笑った。

さて、その後である。

ドンは分厚い紙の束を取り出して、
私の前に置いた。

「コメントだ。まずはさっと読んでみてくれ。」

分厚い紙とは、
私が前回(10月)に提出していた
博士論文の草稿であった。
そして、その一番上に、
彼のコメントがびっしり入った
ペーパーが2枚添えられてあった。

読んでみる。
いやあ、厳しいコメントの数々。(苦笑)

そしてコメントを読み終えて、
私の論文そのものに移ると、
全ページに渡って、
びっしりと赤ペンが。。。(苦笑)

その内容については
ここでは書かないけれども、
厳しいコメントではあるが、
非常に指摘は的確で、
今後の方針も明確に示してあった。

この男、外見はあれだけれども、
やっぱり頭脳は明晰。
これが博士号を取るということかと、
ちょっと頭の隅で考えたりした。

「さて、次はどうしようか?」

私がコメントを読み終わった様子をみて、
ドンが私に聞いてきた。

「つまり、Introduction(導入部)と
理論の部分をまず書けということだよね。

長さはどれくらいと考えればいいだろう?
それからいつまでに提出すればいい??」

私は答えた。

「Introduction 5000 ワード、
理論部分を 12000ワードでどうだ?  
いつまでにできるか??」

「そうだなあ。
2月末まで提出でどう?」

「できるのか?」

「うん。コメントの部分は、
これまで考えてなかったわけじゃないし、
日本でもいろいろ読んできた。
まあ、まだまだだけど、
とりあえず書いてみるよ。」

というようなやり取りがあって、
次にやることが決まった。

今まで指導教官側から
締め切りを決められて
課題の提出を求められたことはなかった。

今までもいろんな書き物を
指導教官に提出してはいた。
その中には雑誌に載っけたものや
学会発表したものもあった。

しかし、あくまでそれは
私が自発的にやったことであって、
指導教官の指示でやったものは1つもなかった。

それが博士課程もいよいよ最終年となって、
一挙にドンの指導にもエンジンがかかってきた。

ドンがくれたコメントの中には、

「もっと早く言ってくれてれば。
何で昨年とかに言ってくれなかったんだ。」

と思わず言いたくなるようなものもあった。

まあ、普段は力を抜いてだらだらしていて、
いざとなると集中力を高めるのは
英国人のスタイルなのだろうから、
そこは文句を言わず、
これから1年ドンに
ついていってやろうじゃねえかと思う。





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最終更新日  2005年01月29日 22時14分50秒


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