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2005年06月14日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
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多少以上にバタバタした毎日が続いておりまして。。。

ということで、
今日は「かみぽこ異人交遊録」(通算第17回)で。

「アハメッドさん」。

この方はですね、
学校関係者ではなくて、
私の大家。


ビジネスマンとして成功し、
引退して時計台村で悠々自適の生活。

私が彼に初めて会ったのは、
4年前の修士時代、
ちょうど今頃の季節だっただろうか。

その頃私は修士過程が修了したら
PhDに進むことがほぼ内々に
決まりつつあった。

当時私は大学の寮に住んでいたのだが、
学校が住む場所を保障してくれるのは
最初の1年だけ。


自分で大学の外に
住まいを見つけないといけない。

「そろそろ住むところも探さないといけないな」

そんなことを考えている頃、
タイミングよく官僚N子さんが


「ねえ、来年さあ。
けんちゃんのところに住んだらいいじゃない。
あそこ、時計台村の警察の前だし、
いいところだよ。」

N子さんは同じ時計台村に住んでいて、
旦那が官庁エコノミストで
うちの統計学部に派遣されていた関係で、
「経済3人組」のけんちゃんや
同じく時計台村にするS山さんと
日頃から交流があった。

私は当時、ほとんど学校の外に
出ることがない毎日を過ごしていて、
学校から車で10分くらいの
時計台村に行ったことがなかった。

時計台村の先に
ポンプ町という昔温泉があったという
ちょっとおしゃれな町があるのだが、
そこへはたまに食事とか出かけていたけど、
時計台村は途中で通過だけだった。

ただ、この時計台村こそ実は、

「英国人が選ぶ老後に住みたい町NO.1」

だという話であり、
穏やかな雰囲気の高級住宅街だと聞いていた。

街の雰囲気がいい上に、
けんちゃんという日本人が
実際に住んでいるフラットだから、
問題ないだろう。

私はあんまり難しいことを考えずに、
N子さんから話を聞いた瞬間に、

「いいんじゃない。」

と言ってしまった。(苦笑)
そしたらN子さんがこう言った。

「OK!じゃあ、けんちゃんには
私からも言っておくわ。
ところで、時計台村からだと、
車がいるわね。

うちの車、いらない?」

なるほど、こういうことだったのね。
日本に帰るとき、車を私に売りたいと。(苦笑)

さすが、官僚らしからぬ
上手な話の進め方。(笑)

まあ、この「かみぽこカー誕生秘話」や
家を借りるまでの経緯については
また後日の話として、
今日はアハメッドさんである。

私がアハメッドさんと初めて会ったのは、
けんちゃん経由で入居の意思を伝えて、
内々快諾してもらった後、
8月頃だっただろうか。

私は会う前、内心ちょっと緊張していた。
なぜなら、内々入居を快諾してもらっているとしても、
いざ会って私の状況を説明すると、
「それでは入居してもらっても困る」
という話になるかもしれないと思ったからだ。

その頃私がちらほら耳にしていた話では、
学校の外でフラットを探すとき
大家から保証人の推薦状を求められる時があると。
それも英国人の保証人が必要だということだった。

英国人の保障人ったってねえ。
こういうこと、学校の先生に頼めるの?
アラン・レイトン=スミスのおじいちゃんには
これまで散々甘えてきたけど、
保証人とかを頼めるのかは
さすがにわからない。

けんちゃんに聞くと、

「そんなこと言われたことないですよ。」

と淡々と言われたので、
まあ大丈夫かと思ったが。。。

アハメッドさんの家に着く。
森のように木に囲まれた大きな家。
門から入ると、
家の中に入る前からどことなく漂う
カレーのにおい。。。(苦笑)

玄関でブザーを鳴らすと、
アハメッドさんが出てきた。

「いらっしゃい。
さあさあ、中に入って」

おおっ。
どことなくムシャラフ大統領を思わせる
風貌の初老の紳士が出てきた。

応接室に通される。
応接には息子と思われる人が
マントと角帽を着て写った
大学の卒業式と思われる写真と、
その息子がまだ小さいときと思われるが、
軍服に勲章をじゃらじゃら付けた人に
抱かれた写真が2つ飾ってあった。

うーん。
なんか人生成功した人って感じだなあ。。。

とか考えていた。
それでアハメッドさんに自己紹介とかして、
自分の現状を説明したわけだ。
PhDに行くことはほとんど決まってるけど、
まだ正式に受け入れ許可のレターをもらったわけじゃないと。
正式にもらえるのは修士のコースが修了した後になること、
などをね。

そしたらそれを聞いていたアハメッドさん、一言

「なんにも問題はない。」

あ、そうなの?
あまりのあっけなさに、
私は念押しの意味もあってこう聞いた。

「教授とかから、
『かみぽこは今秋からPhDに入る予定です』
とかレターをもらったほうがいいですか?」

アハメッドさん、再び一言、

「なんにもいらない。」

そして、こう続けた。

「けんの紹介だし、日本人だ。
私は何も心配していない。」

ということで、
私のフラットへの入居が
あっさり決定。(笑)

その後はアハメッドさんに

「何か飲み物は?」

と勧められてコーヒーを飲み

「音楽を聴こう。」

と勧められて音楽を聴いた。
ただ、その音楽というのが、
サンタナとかラテン系のポップスのDVDで、
「ひろみ・ごーのあっちっち」
みたいな音楽が延々と流れていた。。。(苦笑)

音楽を聴きながら、
アハメッドさんがしきりに
DVDプレーヤーと巨大なTV画面について、

「ソニー製だ。ハイテクだね。」

と強調していた。
日本製品を愛用していることを言って、
私と打ち解けようとしているようだった。

ということで、
アハメッドさんは、
いかにもインド・パキスタン系の人らしい
細部にこだわらないで、
契約よりも信用を大事にする人で、
私にとっては、
外国で生活していく上での
不安を和らげてくれる
ありがたい大家である。

ただ。。。

1つだけ困ったことがある。
それは、アハメッドさん夫妻の

「夫婦げんか」

である。

私のフラットとアハメッドさんの豪邸は
玄関は全く別なのだが、
壁はひっついているので、
お互いの生活の音はよく聞こえる。

かみぽこ千春の弾き語りの美声も
毎日アハメッド一家に届いているわけで、
さぞや気分のいい毎日をお過ごしかと思うが、(苦笑)
私のほうは大変なのだ。

なんとほぼ毎日深夜の12時から2時にかけて
アハメッド夫妻の大バトルが行われる。

「XXXXXXXXXXXXXX!」
「△△△△△△△△△△!!」
ドスン!バタン!!ガッシャーン!!!

あれはヒンディー語か?
全くわからない言葉での
大喧嘩が延々と続き、
物もいろいろ飛び交っているらしい。。。(苦笑)

まあ私は、騒音は全く気にならない
世界標準の図太い神経の持ち主であるから(苦笑)
別にそんな中でも問題なくぐっすり寝れるので
それはそれでいいといえば
いいのだけれどね。。。

ただ、こっちは深夜というと、
部屋で静かな気分になって

あ~いす~るこ~とに~♪
つかれた~あみ~たい~♪

とか弾き語りやろうと思ってんのに
壁の向こうから

ドスン!バタン!!ギャーギャー!!!

と聞こえてきたんでは
全く気分が出ない。。。(苦笑)

まあ、かみぽこが世話になっている大家さんは
こんな非常に興味深い人だということで。

それでは、またね。





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最終更新日  2005年06月15日 08時22分10秒


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