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2006年12月23日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、後編です。


これね、私はこのエントリーを
書いてるでしょ。
(2006年10月24日
町村派誕生とはなんなのか。(後編) )

これ、地味なエントリーというか、
掲示板とか書き込みのない
人気のないエントリーだったけどね。(苦笑)

書いているよね。(苦笑)

『あと、今後の政局を見るための
1つのポイントを提示しとくと、
町村さんが清和会会長として
特に経済財政政策について
どういう考え方を出していくかだね。

町村さんの考え方は、
外交と教育について以外は
あんまり聞いたことがないよね。

町村さんは通産省出身で、
尾身財務相の後輩でもあるから、


「行革優先路線」

であると思われるけれども、同時に、

「財務省→塩爺→(小泉)→町村ライン」

も、いまだ生きているとも思われるから
安倍内閣で排除された財務省は


町村さんが政局運営上、
財務省よりのスタンスを
取ったほうがいいと
判断する局面も
あるかもしれない。

そして、中川秀さんがそれに同調する形で
行革優先路線を修正することになると
政局は一挙に動くと思うんだよね。』

これ、どうです?(笑)

今、安倍・本間ラインの政府税調と
対立の構図にある
自民税調の中心となっているのは
まさにこの町村さんではないですか。(苦笑)

総裁選後の「安倍人事」で
完全に安倍内閣の意思決定から
財務省は外されてしまったわけだ。
(2006年9月30日
安倍人事で見えたもの。(前編):「敵は排除」でいいのか? )

総裁選を争った
前財務相・谷垣さんを完全に外し、
消費税反対急先鋒の父を持ち、
かつて金融庁を作り、ビッグバンを推進して
財務省の権限削りを徹底してやった
親子二代の財務省の天敵
塩崎さんが官房長官、
そして前・自民税調会長の柳沢さんを
厚生労働大臣に押し込めて
発言力を封じる。。。

ここまで徹底して排除された
財務省が党内第一派閥の領袖
町村さんに擦り寄るのは
自然の流れだったろうね。

私はなんで安倍首相が
町村さんの自民税調入りという
人事を許していたのか、
その甘さにはっきり言って
あきれて物が言えない。

町村さんが清和会会長を
安倍首相が戻るまでの
暫定的なものとして
務めるつもりがなくて、
本気で「ポスト安倍」を
目指していることは
誰の目にも明らかなことだ。

そんな野心満々の人をだよ、
安倍首相が
最重要政策の1つと
位置づけていて
側近の学者を起用してまで
断行しようとした
税制のポジションに
置いておくなんて、
最悪の人事である。(苦笑)

まさに町村さんにとって
財務省と接近することが
政局上有利となるという
判断をするポジションに
置いてしまったと
いうことなのだからね。(苦笑)

町村さんが安倍首相に忠実で
財務省を抑えきるなら
それもいいけれども、
町村さんは野心満々だ。(苦笑)

やはり、町村さんには
外交か教育の要職を
やってもらうようにして
財務省が近寄らないように
細心の注意を払わないと
いけなかったのだ。

今回の本間さんのスキャンダルに
町村さんが関係しているとは
思わないけれども、
スキャンダルが表に出た背景に
財務省の存在の大きさが
見え隠れする状況の中で、
今後、税制改革が政局の中心になり
財務省をバックにした
町村さんの存在感が増していく
ことになるだろうね。

また、この本間さんの件に関しては
もう1つ言いたいことがあるんだよね。

本間さんのスキャンダルについては、
私は小泉内閣の時の
山崎拓幹事長のスキャンダルと
比較できると思うんだよね。

山拓さんのスキャンダルは、
小泉内閣でテロ特措法とかが
官邸主導ですばやく成立した後に、
噴出したんだよね。

おそらくこれは、
小泉首相の盾となって
頑として動かない
山拓さんを攻撃しようとしての
スキャンダルだったと思う。

だが、小泉首相は
山拓さんの幹事長解任の要求を
頑として拒否し、
山拓さんもスキャンダル後も
選挙で落選するまで
一歩もひるむことなく
小泉さんの盾になり続けたんだよね。

私は、安倍首相の頭には
この小泉首相の頑として姿が
残っていたと思う。

だから最初は、

「職務を全うしていただきたい」

と、本間さんを守る姿勢を見せたし、
最後まで守るつもりだったんだと思うよ。

ところが、当の本間さんが
唖然とするほどあっけなく
辞任してしまった。。。

これはね、結局本間さんは
山拓さんとは違って、
政治家ではなかったと
いうことなんだよね。

批判を受けても耐え抜いて
改革をやり抜こうという
気持ちはなかったわけだ。

だから、敵の攻撃に対して
なんにも戦わないで
逃亡してしまった。。。(苦笑)

私は安倍首相ってのは
人を観る目が
どうなのかと思うね。

例えば、小泉首相も
同じように学者であった
竹中平蔵さんを
要職に起用したよね。

でも、小泉首相が
竹中さんを重用したのは、
優秀な学者だからというより

「小泉首相の鉄砲玉となり
盾となれる資質」

を、見抜いていたからだと
思うんだよね。

優秀な学者というだけでの起用ならば
本来、竹中さんの先輩に当たる
本間さんのほうを大臣に起用しても
ぜんぜんおかしくなかったのだから。

実際、竹中さんは
途中から参議院議員となったし
ありとあらゆるバッシングに
一歩もひかない強さを見せたし、
小泉首相辞任と同時に
議員辞職して

「政治家とは使い捨てられるもの」

という、小泉さんの持論を
地でいったような
感じでもあった。

これは、小泉さんの
慧眼だったと思うんだよね。

これに対して安倍首相の
本間さん起用は、ただ、

「優秀な学者であり
安倍首相と考えが同じ」

というだけの起用であり、

「政治的な攻撃に対して
政治的に戦うという資質」

が、本間さんには
全くなかったということを
見抜いていなかったと
いうことだ。

私は安倍首相の人事の問題点は
ここに集約されていると思っている。

例えば、誰とはあえて言わないが、
首相補佐官とかに起用されているけど
ほとんどなんの仕事もできずに
立ち往生されているお歴々。。。(苦笑)

「安倍首相と
年齢も考え方も近くて、
親しいから」

という理由だけで
起用されてないだろうか。

人事で大事なのは、
親しいかどうかではなく、
仕事ができるかどうかだ。

政治家の仕事とは
法律を通していくことだからね。

首相と親しくても、
法律を通す力がなければ
なんの意味もないし、
逆にその力があれば、
首相と考え方が
多少違っていても
使えるということは
小泉内閣のいろんな閣僚を
思い出してみれば
明らかなことだ。

私は、安倍首相が
官邸主導の政治を実現するために
なにをやるべきかについて
少々考え違いをしているのでは
ないかということを
ここで指摘しておきたい。

どういうことかというと、
(3)の道路特定財源の一般財源化の
問題を見ていくとわかるんだよね。

この問題については、
世論の批判が強いみたいだけど、
前編で書いたように、
私は評価しているんだよね。

なにしろ、これまで小泉首相でさえ
手を付けられなかった問題を
少しでも前に進めたのだから。

これは、高く評価していいのだ。

では、なぜこの問題については
一定の成果を挙げられたのか。

それは、自民党道路調査会の会長に
安倍首相の盟友の1人である

石原伸晃さんが

が起用されていたからだ。

これは実は、小泉首相の人事だったわけで
まさに彼の置き土産だったと言える訳だけど(苦笑)

道路族を抑えるポジションに
盟友が起用されていたから
官邸の意向を通すことができたのだ。

そして同時に
政調会長が首相と近い
中川昭一さんだったことも
大きかったと思うね。

彼らが結局、
官邸の意向を拒否するのではなく
党側を官邸の意向に沿って
まとめようとする方向で動いたからね。

つまり、官邸と党が対立する問題について
党側のポジションに
首相に近い人間を
起用していたことが、
官邸主導の結着を実現できた
大きな要因だったのだと思う。

これは、改革を進めようとした矢先に
会長辞任となった税制とケースとの
大きな違いなのだ。

税制改革の場合は、
党税調の会長は
津島派・津島雄二さんだし、
事実上仕切っているのは
野心満々の町村さんだ。

これでは改革への
不協和音が起こるのは
必然なのである。

なぜ安倍首相は
側近を党税調の幹部に
置かなかったのだろうか。

私は、安倍首相に言いたいことがある。
それは、

「官邸主導を実現したければ、
官邸を側近で固めるのではなく、
党を側近で固める必要がある」

ということなのだ。

小泉首相が幹事長人事にだけは
絶対のこだわりを見せたのも
おそらくこのことについて
彼独特の嗅覚で
気づいていたからだろうと思う。
(2006年9月30日
安倍人事で見えたもの。(中編):幹事長人事を譲ったこと。 )

官邸主導は党を固めることで
実現するというのは、
一見、逆説的なようだけれどもね。(苦笑)

安倍流「排除の論理」は
私がこれまで懸念してきた通り、
おそらく破綻してしまったと思う。

安倍首相がこの難しい局面を
打開するには、

「敵との付き合い方」

を、見直すことだと
私は思うね。

それがスキャンダルの噴出を
防ぐことにもつながるから。

それでは、またね。



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最終更新日  2007年11月01日 09時11分41秒


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