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2006年12月31日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、今年最後の


8月末にトルコの名門チーム
ガラタサライに移籍して、
4ヶ月がたった
稲本君なのだけれども
その総括とこれからの稲本君について
自分なりに書いてみたいと思う。

ガラタサライ移籍後の

いろんなことがあったよね。

それはイナ・ファンの
みなさんのほうが
よくご存知だと思うんでね
それはここでは
繰り返さないとして
ここで1つ言いたいことはね、

「ゲレツ監督は稲本君を中心とした
チームを作ることにこだわっている」

ということだよね。

移籍当初、守備重視のプレーをする

厳しい批判が起こったり、
大事な試合の前に病気になったり
転んで点を取られたり
まあ、いろいろあったんだけれども。。。(苦笑)

でも、なにがあっても、

ボランチのポジションに
据え続けたんだよね。

ここで大事なことは
このゲレツ監督と稲本君の関係は
稲本君が海外移籍してから
これまでになかったものだと
いうことだよね。

思い出してみよう。

フルハム時代の監督、
ティガナやコールマンは
稲本君をなんとかして
使いたいという感じだった。

最初はトップ下のレギュラーで。

「攻撃力を期待されてると思うんで」

とか、稲本君は言っていたけど、
実際には

「守備が不安だから
後ろには置けなかった」

ということだったらしい。(苦笑)
(それは、昨年のWBA対フルハムで、
稲本君のゴールが決まった後、
フルハムのアシスタントコーチが
稲本君のフルハム時代について
こうコメントしてたよね。)

稲本君は本来
後ろの選手であるわけで、
守備が不安なら
使わなければいいわけだ。

それをなんとか使うために、
トップ下に起用して先発させた。

でも、稲本君はシーズン始めには
レギュラーとして出場していても、
シーズン半ばには
控えに回ることが多くなった。

プレミアの過密日程や激しいプレーに
体力的についていけなくなると
いうこともあっただろうし、
技術的な問題もあったのかもしれない。

でも、稲本君は途中出場で
出てくることは多かったよね。

どんな試合でも
ベンチ外ということはまずなく、
ベンチ入りしたが出場せずというのも
このフルハム時代には
あんまり記憶がない。

つまり、フルハム時代は
まずは先発、ダメなら途中出場でと
監督がなんとかかんとか
稲本君を使おうとしていたと
思うんだよね。

理由はわかんないけどね。
稲本君の潜在能力を買ったのか、
あるいは商売上の理由だったのか。(苦笑)

とにかく、ティガナもコールマンも
稲本君をとにかく
起用するという前提で、
その起用法を模索し続けたって
感じだった。

次に稲本君が移籍した、
ウェストブロミッチ・アルビオン(WBA)では
イングランド・サッカーのスター選手だった
ブライアン・ロブソン監督がいたのだけれど、
この方、采配の迷走ぶりは
みなさまよくご存知であって(苦笑)
いまさら私が言うこともないが、
ただ、私はこの方については

「非常に公平な人」

という印象を持っていた。

つまりは、簡単に言うと、
この方、ジーコにどこか
似たことがあるんだよね。(苦笑)

どういうことかというと、
このブライアンさん、
選手をきちんとランク化して
そのランクの高い選手から
順番にスタメンに並べるような
感じだった。

ねっ?
誰かさんみたいな
感じでしょ??(笑)

昨シーズンを思い出してみると
よくわかる。

最初、稲本君が
ベンチ入りできなかった
時期を除いたら、
大体稲本君はロブソン監督の頭の中で
12-5番手の選手って感じだった。

だから、稲本君は
レギュラー陣にけが人が続出したら
スタメンに入り、
けが人が戻ってきたら、
ベンチに戻った。

このへん、非常に
シンプルだったんだよね。(苦笑)

そして、ロブソン監督というのは、
選手に対する接し方が
非常に公平な人だった。

スター選手、レギュラー選手だからといって
特に寵愛することはなく、
逆に控えに甘んじる選手たちの
精神面をケアすることはなかった。

スター選手だったロブソン監督は
選手に高いプロ意識を求めていた。

レギュラーであろうが、
控えであろうが、
与えられた役割を果たすために
尽くすのがプロだというような
考え方だよね。

多分、日本から見ていた印象として
ロブソン監督が稲本君に
冷たかったというのがあると
思うんだけれども、
あれは稲本君にだけじゃ
なかったんだよね。

私の印象として、
ロブソン監督は全選手に対して、
同じような態度だったんだよね。

だから、稲本君も
試合に出られない割には
ロブソン監督に対しては
不満があるようには
見えなかった。

ロブソン監督が稲本君に
プレーの問題点について
ビデオを使って丁寧に
説明したという話もあったしね。

稲本君のHPに書かれていたような
前向きな言葉の数々というのは
強がりでもなんでもなく
彼の本音だったように思う。

実際、WBAの練習中での
稲本君を見た方に聞いたけれども
非常によくチームに溶け込んでいて
生き生きとやっていたそうだ。

私の印象だけれど
稲本君はこのWBA時代に
フルハム時代以上に
プレミア・リーガーになれたという
実感を持っていたんじゃないかと思う。

要するに、WBA時代は
ロブソン監督が稲本君に
高いプロ意識を求め、
稲本君もそれによく応えていた。

ただ、監督の考える
稲本君のチーム内での序列が

「12-15番目の選手」

だったということだ。(苦笑)

そして、8月末に
ガラタサライへ移籍。

既に書いたように、
ガラタサライのゲレツ監督は

「ゲレツ監督は稲本君を中心とした
チームを作ることにこだわっている」

わけだよね。

まあ、元々は稲本君というより
一流のボランチを中心に据えての
チーム作りを考えていて、
いろいろ声をかけて、
獲得できたのが稲本君だったと
いうことだったかもしれないけどね。

いずれにせよ、ここで言いたいことは
これは稲本君のサッカー人生では
これまでなかったということだよね。

つまり、これまでの

「監督が優先的になんとかかんとか
使おうとしてくれた時代」
「監督がすべての選手と公平に接する中で
出場機会を得ようとした時代」

を経て、

「監督が稲本君をチームの中心と考える時代」

がやってきているということだよね。

そして、これから半年間、
このシーズンの終了までの間が
稲本君にとってものすごく
大事な時期となるだろうね。

でも、ガラタサライは既に
欧州CLを予選敗退し、
UEFAカップにも進出できず
リーグ戦を残すのみじゃないかと
いう方がいるかもしれないね。

それが、そんなに大事なのかとね。

でも、私は思うんだよね。
だからこそ大事なのだと。

中村俊輔君のことを
考えてみればいい。

いまや、セルティックで
絶対的な評価を勝ち取った
俊輔君だけれども、
それは、昨年俊輔君が入団した時、
セルティックが欧州CLに出れず、
国内リーグの試合に
専念する状況だったことが
大きかったと思うのだ。

チーム内で信頼を得る前に
厳しい欧州CLの試合に出たら、
ボールは回ってこないわ
相手に踏み潰されるわ、
負けたら戦犯にされるわで
大変だったと思うのだ。

そしたら、すぐに
戦力外の烙印を押されてしまう
なんてこともあったかもしれない。

しかし、欧州CLに出られなかったことで
大きく評価を落とすことはなく、
逆に比較的プレッシャーのキツクない
スコティッシュ・プレミアの試合で
確実にいいプレーを積み重ねていくことで
チーム内での確固たる地位を
築くことができた。

その積み重ねがあったから、
俊輔君が今期欧州CLに出場した際には、
完全にチームの中核となっていて、
あれほどの活躍が
できたんじゃないだろうか。

だから、稲本君にとっても
国内リーグに専念できる状況は
決して悪いことではないと思う。

それほど相手が強くない
トルコリーグの試合は
稲本君が相手の攻撃の芽を摘み
稲本君が攻撃の起点となり
というサッカーを
確実に築き上げていく
チャンスを与えてくれるんじゃ
ないだろうか。

がんばってほしいと思うね。

それでは、
来年もよろしくお願いしますね。



「稲本潤一はご近所様だった」バックナンバーは こちら。





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最終更新日  2006年12月31日 02時30分43秒


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