かみぽこぽこ。

かみぽこぽこ。

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

かみぽこちゃん

かみぽこちゃん

お気に入りブログ

暮らしごと 千佳りんさん
中年よ、大志を抱け! 断言児さん
じょん・どー PhDを… じょん・どーさん
エッジ・ランナーズ 猫ジャラしマスターさん
かっちゃんの~1歩… katsuchan55さん
人生やだとはいえな… やだやだもんさん
講師の花道 教師Aさんさん
愛国、日本 パボアホイジオタさん
田中およよNo2の「な… 田中およよNo2さん
スタジアムは燃えて… バロン82さん

コメント新着

ダンスインザダーク@ 政府税制調査会は何をしたか? 結局、政府税制調査会はこっそりと増税し…
まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
タカダ@ アクセス数  アクセス数には、アンテナに登録して放…
ゴルゴムの仕業だ@ 狂信者に薬は効かない…どうしてこうなった かみぽこさんは民主党崩壊時に起こるであ…
2007年07月02日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、「英国留学回想録」は

第一章は、

「博士課程への準備期間」

ということでいきたいと思います。
そして、その第一話は

「かみぽこの9・1・1」
(2001年9月11日)

うん。。。


いわゆる、アメリカでの
同時多発テロが起こった時、
私はうちの学校にいたわけだけれども
その時の話をちょっとね、
したいと思うんだよね。

記念すべき「博士課程1年目編」
第一話にふさわしいでしょ?
今後の前途多難を象徴するような。

うひょひょ。。。

さて、修士論文を提出し終わると、
ほっとする間もなく

しなくてはならなかった。

大学の寮からは9月15日には
完全に出て行かなくてはならないからだ。

前回で「修士課程編」が終わった時、
あれだけ散々苦労して

意外なほどあっさりとした終わり方に
違和感を持った方も
いるんじゃないだろうか。

しかし、実際には
こんなものなのだ。

修士論文を出し終わったら、
その余韻を感じる暇もなく、
みんなバタバタと
それぞれの国に帰っていく。

1年間同じ寮に住み、
苦楽を共にしながら、
なんともあっさりした別れ方で、
そのまま音信不通というのも
よくあることだ。

私自身のことを考えてみても、
修士論文を出した頃は、
やっと終わったという気持ちよりも
次の博士課程のことを考えていた。

なにしろ、以前書いたように
内々には博士課程に
進めることになっていたが、
実際にはまだ願書も
出してなかったわけで。(苦笑)

だから、修士論文出しました、
修士課程編終わりですってのが
決して書くのをさぼっているのではなく(苦笑)
その当時の状況を
正しく伝えていると思う。

ということで、
「かみぽこの9・1・1」に
入りたいのだが、
この9月11日はね、あの

「芝生の上をハイヒールで歩く女」

M子さんの引越しを
手伝うことになっていた。

ただ、引越しと言っても
彼女の場合は日本への帰国ではなく
学校近郊のフラットへの引越し。

彼女は来年度、もう一度
別の修士課程に入学する

「ダブルマスター」

をやることが決まっていたから。

それで彼女の荷物を
学校から車で15分くらいのところにある
彼女のフラットに運んでいくことになった。

そして、これが
7月に購入したまま
学校の駐車場に置きっ放しだった
わが愛車、

「かみぽこカー」

の、記念すべき(?)
初仕事であった。(苦笑)

かみぽこカーで寮に行って、
M子さんの部屋に行ってみると、
化粧品やら洋服やらで
山のような荷物。。。(苦笑)

「こりゃ、1回で全部運ぶのは無理だね。
うちの車、マイクラ(欧州版マーチ)だから
3-4回は往復しないとだめかなあ。。。」

ということで、
後部座席とトランクに
荷物を詰めれるだけ詰めて
とりあえず第一回目ということで
出発した。

「キャー、ドライブみたいでいいですねー!」

いや、だから
そういう問題じゃなくてね。。。(笑)

M子さんのフラットは
「おらが街」中心街の
近くの住宅街にあって、
労働者階級の街の中では
比較的まともなところだった。

そこへ行くには学校を出て、
しばらく森の中の幹線道路を
ずーっとまっすぐ行って、
左折すると住宅街に出るって
感じだった。

出発すると、
なんとなく車の後ろが
重たいというか、
だるい感じがした。

「なんか、重たいよな」

「そうですか。
こんなもんじゃないですか。
ねえねえ、かみぽこさん!
森がきれいですよ。キャー!キャー!」

と、私が察知したかすかな異変も
ドライブとはしゃぐM子さんの
勢いにかき消されたしまった。。。

1回目、2回目と荷物を運んだ時は、
何の問題もなかった。
しかし、2回目の荷物を運び終えた時、
M子さんが

「ちょっと電話をかけたいんで
待っててくれますか?」

と言うので、家の外に出て
タバコをすいながら待つことにした。

空を見上げた。
2001年9月11日、
その日はとても暖かくて
天気のいい日だった。

ふと、下を見た。

「タイヤがへしゃげてる。。。」

車の左側の後輪のタイヤの
空気が抜けているのがわかった。

「どうしたんですかあ?」

M子さんがフラットから出てきて
聞いてきた。

「うん。タイヤの空気が抜けてるみたい」

「どうしますか?」

「あと少しだからこのまま行こう。
明日、車検だからそこまでもってくれれば
取り替えられるから」

実際、明日初めての車検の
予約を取っていた。

再び荷物運びに出発して、
3回目の往復は
何事もなかった。

しかし、すべての荷物を
M子さん宅に運び終えた
4回目の帰り、
悲劇(?)が起こった。

住宅街を出て、
森の幹線道路に入った頃、

ガクン!

という音がして、

ガタガタガタガタ。。。

と車が振動を始めた。

「やべっ!ついにパンクしたな。
明日までもたなかったよ。。。」

普通であれば車を止めるところだが、
なんせここは外国の森の中、
しかも女性を乗せている。
ここでパンクの修理というのは
なんとも心細い。

幸いなことに、
この幹線道路に車は
ほとんど走っていなかった。
ここから学校まで
多分2-3KMくらいの距離、

「M子さん。このまま学校まで
行っちゃいますよ。」

「キャー!行っちゃいましょう!!」

ガガガガガガガガガガガガガガガガ!

激しく車が振動する中、私は

どりゃあああああああああああああああああああっ
ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ
(久しぶりですね、これ=苦笑)

と、無謀にもアクセルを踏んだ。

「キャー!キャー!すごーい!」

このむちゃくちゃな状況も、
M子さんはなんだか楽しんでいるようだ。

ガガガガガガガガガガガガガガガガ!

ますます、振動が激しくなる。
しかし、今更後には引けん。

どりゃあああああああああああああああああああっ
ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ

ガガガガガガガガガガガガガガガガ!

どりゃあああああああああああああああああああっ
ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ

ガガガガガガガガガガガガガガガガ!

どりゃあああああああああああああああああああっ
ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ

ということで、
ようやく学校の駐車場に
たどり着いた。

ぜーぜー、はーはー、
ぜーぜー、はーはー、

車から降りて、
タイヤを見てみる。

タイヤが跡形もなく燃え尽きてしまって
ホイールだけになっていた。

はは、はははは。
とほほ。。。

「かみぽこさん、
スリル満点で楽しかったですう。
また乗せてくださいね。
それじゃ、さようなら」

M子さんがこう言った。
やっぱりこの女、
ただ者ではない。(苦笑)

私は疲れきったので、
タイヤの取替えは後にして、
とりあえず寮に戻ることにした。

寮の前に着いて、
入口のドアを開けようとした時、
台湾人の友人が私に声をかけてきた。

「かみぽこ、大変だ!
ニューヨークでテロがあったらしい。
貿易センタービルに飛行機が
突っ込んだらしいぜ。」

しかし、私は不覚にも

「そんなことより、
俺のほうが車のタイヤが
パンクして大変だ。」

彼にこう言って、
寮の中に入ってしまった。。。

彼はそんな私に構わず

「大変だ!大変だ!大変だ!」

と叫びながら、
どこかへ走っていった。。。

「9・1・1」

全世界の人々が
テレビに釘付けになっている頃、
私は車のタイヤがパンクして
とほほ。。。になっていた。

なんだか、
今後の博士課程の
前途多難を思わせる
出来事であった。

それでは、またね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年08月18日 22時23分59秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: