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2010年02月16日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
参院選で民主党と自民党、

わからないけど、
仮に自民党がどういう形であれ
政権に加わる形になった場合は
農業の構造改革は
一切起こらないと
考えたほうがいい。

もちろん、自民党にも

構造改革の必要性を
理解する政治家はいる。

しかし、自民党と農協の関係が深すぎて
それを乗り越えて
改革を断行できる可能性は
限りなくゼロである。

少なくとも、谷垣禎一総裁が

「みんなでやろうぜ!」

と、言っているうちは、
みんなでやらないだけだ(苦笑)。

現状の自民党については

意味なしです(苦笑)。

一方の民主党だけど、
農協との関係がない。

しかも、戸別農家の所得補償政策は
散々だけれども、

農家から直接的な支持を得ることで
農協の集票マシーンとしての
機能を解体できることにある。

したがって、民主党のほうが
参院選後に「豹変」する
可能性が高い。

まあ、よくも悪くも
既に「豹変」が
お家芸になってるしね。。。(苦笑)

そこで、ここから先は
民主党政権の場合に絞って
農政改革実現の可能性を
検証してみたい。

まず、2001年、2003年のマニフェストで
構造改革路線を打ち出していたのが
誰だったかということから始めたい。

2001年当時の
民主党代表は鳩山由紀夫、
政調会長は岡田克也である。

2003年の代表は菅直人、
政調会長は枝野幸男である。

次に、構造改革の転換が始まる
2004年参院選前の執行部だが
菅さんが年金未納問題で
辞任した後に
代表に就任したのが岡田克也、
政調会長は仙谷由人である。

まあでも、ここで重要なのは、
執行部が変わったこと
そのものよりも
2003年9月の
民主党と自由党の合併では
ないだろうか。

この時、自由党代表だった
小沢一郎さんは
まず横路考弘さんを訪問し、
本来最も政策的に
距離があったとされた
旧社会党系と
強固な関係を築いた。

その結果、民主党内では
傍流とされていた
旧社会党系の影響力が
次第に強くなってきた。

この旧社会党系には、
伝統的に

「自作農主義」

という思想がある。

これは、地主からの小作人解放という
戦前の社会主義的な考え方が
いまだに残っているものだ。

この考えに基づくと、

「兼業農家=小農」

を所得補償から
排除することは
容認できないと
いうことになる。

その結果、「構造改革的」な
マニフェストが
次第に変更されていく
ことになった。

2006年4月の小沢さんの代表就任、
2007年参院選勝利後の
輿石東参院議員会長(旧社会党系)の台頭は、
この傾向に拍車をかけた。

それでは、仮に参院選で
小沢幹事長の選挙戦略が当たり、
単独過半数を実現したら、
ますます小沢・輿石さんの
影響力が強くなり、
農政の転換は
難しいのではないかと
思われるのだが、
事はそう単純では
ないんだよね。

輿石さん率いる
旧社会党系の影響力は、
意外に思われるかもしれないが、
参院選で民主単独過半数が
実現すれば
次第に衰退していく
可能性が高いんだよね。

なぜなら、衆参両院安定多数だと、
相対的に参院の重要性が
弱まるからだ。

私は以前、自民党の参院のボス

青木幹雄さん

について書いたことがある
(2005年7月11日
青木幹雄の合理的行動とは。 )。

ここでは、青木さんが
なぜ自民党内で台頭し、
強い影響力を持ち得たかを
論じたのだけれどもね。

一言でいえば、青木さんは
参院で自民党が
単独過半数を失った
不安定さを煽ることで
意思決定の主導権を
握ったのだ。

「こんなことでは参院選で負けますよ。
連立パートナーと交渉できませんよ」

こういう言い方で、
参院の意思を政府・党の
執行部に飲ませてきたのだ。

輿石さんの影響力も
実は、それに似たところが
あるということだ。

輿石さんの影響力が大きいのは、
民主党の参院の議席が
ジャスト過半数であって、
国会運営において
参院での連立パートナーとの
交渉の重要度が高いからだ。

しかし、衆参単独過半数だと
参院は衆院の議決を承認するだけという
本来的な役割に戻ることになり、
政府・党の意思決定に
参院単独の意向を反映させることは
難しくなっていく。

つまり、輿石さんは
参院の単独過半数を
実現するという
大きな成果を挙げると
それが自らの影響力低下に
つながってしまうことになる。

そして、それは党内における
旧社会党系の地盤低下に直結する。

「政治力学」の作用のおもしろさである(苦笑)。

次に、「戸別農家への所得補償」の修正が
鳩山内閣の閣僚の中から提起される。

仮に、参院選で民主党が
単独過半数を獲得した場合、
内閣改造は小幅となり、
主要閣僚は変更なしと
前提した話だけれども、
まず、菅財務相や野田佳彦財務副大臣が

「すべての販売農家への戸別補償は財政的に困難」

と問題提起するだろう。

続いて枝野行革刷新相が
農水省内部の
意思決定の問題点を
暴いていくと。

更に、仙谷国家戦略相や
岡田外相が
FTA推進を訴え始める。

わかりやすい話でしょ?

鳩山内閣のお家芸である

「不規則発言」

が、農政に対して
炸裂するわけだ(苦笑)。

これについては、
赤松広隆農相をはじめとして
旧社会党系から
猛反発があるだろうが、
ここで登場するのが
小沢幹事長ということになる。

小沢幹事長自身は
そもそもだけれども、

「関税ゼロでもコメ自給率100%は可能」
「日米FTAと戸別補償政策は矛盾しない」

と発言していた、
バリバリの「自由貿易論者」

だったということだ。

その小沢幹事長がなんで、
これまで、旧社会党系と組んで
バラマキを推進してきたかと
いうことだけれども、
それは、選挙戦略に関する
徹底的な「リアリズム」だったと
いうことだろう。

ところが、3年間選挙がないとなると、
小沢さんの「リアリズム」は
どこに向くだろうかと
いうことだ。

小沢幹事長が本来の
「自由貿易論者」に戻ることは
容易に想像できるだろう。

そして、小沢幹事長が豹変すれば
100人を超える
小沢チルドレンが
一斉にそれに従うだろう。

これで、民主党内での
農政改革の流れは
完全に決まることになる。

小沢さんの「豹変」が
農政改革実現の鍵となると
いうことだろうね。

小沢さんの周辺というのは
まだまだいろいろありそうだから
どうなることやら、だね。

今回は、農政を政策論として
語る方が多い中、
「かみぽこ政治学」らしく
「政局論」に徹して
語ってみました(苦笑)。

それでは、またね。



「かみぽこ政治学」バックナンバーは こちら。

「かみぽこ政治学・2」バックナンバーは こちら。






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最終更新日  2010年02月16日 07時32分52秒


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