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〈うまくはないが、完成度は高い〉きんまるは、漫画家としては、絵が下手です。そのことに、ず~~~~~~~っと、劣等感を持っていました。そのせいもあり、10年前、50歳の時には、ほとんど、漫画の仕事がなくなっていまいました。_________その後、何故か,エッセイストに転向することになりました。おかげさまで、15冊ほどの、書籍を書いたり、企画させていただきました。とても、順調です。この世界では、劣等感はありません。とても、心が安定しています。_________最近、また、漫画の仕事が来るようになりました。時事通信社で、毎週、イラストを連載しています。自慢になるので、恐縮なのですが、その、イラストの評判がとてもいいのです。最近その理由が分かりました。_________いまは、エッセイが主なので、イラストや漫画は、とても気楽に描いています。下手なのを認めて、楽しく描いています。それがとてもいいようです。_________きんまるのイラストは〈ちっとも、うまくはないけど、とても、完成度が高い〉そんな、ふうに思っています。♪チャンチャン♪
2011年04月28日
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〈点子さんと選挙〉 こないだの選挙で、何年か前の、選挙のことを思いましました。_________選挙の投票日だ!点子さんは、この朝、異常にコーフンしていた。8時には、もうよそいきに着替えていた。________________点子さんは、政治にキョウミがあるわけではない。ただ、今日の雰囲気に、コーフンしているのだ。東映マンガ祭りの映画へ行く時の、こどものコーフンと、おんなじだ。そういう、レベルだ。________________会場へ行くと、点子さんは、とても無口になった。________________だが、キョロキョロと立会人のおじさんたちを観察している。________________投票にきたというよりも、見物にきたのだ。________________おままごとのように、投票することをしたいのだ。________________電車の切符を買いたがる、子供と同じだ。「あたしが買う~!」といいながら、親に抱えられ、券売機に、100円玉を入れる、あの子供だ。________________いよいよ投票だ。きんまるが終わり、後ろを振り向くと、点子さんは、投票箱の前で、犬のポチのように、とまどっていた。________________なにか、おもいついたように、裁判官の投票箱に、比例区の投票用紙を入れようとした。________________立会人の人が3人ほどあわてて駆け寄ってきた。「ちがいます!ちがいます!ちがいます!」と、あわてて止めていた。________________点子さんは、すっかりあがってしまい。猫のタマのように、しっぽをふっている。________________帰り道、問いただすと。________________小選挙区は、ちゃんと名前を書けたが、比例区の用紙に、なぜか、裁判官の名前を書いたという。________________「白い紙に書いてある名前の人を、緑の紙に書くと思ったの~~~!そいで、いちばんむずかしい字の、裁判官の人をやめさそうとおもったんだあ。________________むずかしい字のひとは、書く人が大変だから、みんなを困らせるからね、________________そういうひとは、みんなに迷惑をかけているから、そのひとをえらんだの。だけど、むずかしい漢字がいっぱいだから書くのたいへんだった~~!」________________「点子さん、じゃ、比例区の用紙に、裁判官の名前を書いたんだね。バカだなあ~~」「え、なんで~~???」________________もう、ポチに説明をしてもむだなので、それいじょう、話すのをやめた。________________「きんちゃん、おもしろかったね~~♪」「返事しない」♪チャンチャン♪
2011年04月28日
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〈きんまるのしごと〉えーと、きんまるは、エッセイストとか、漫画家とかもしていますが、出版プロデューサー、ということもしています。こんな本を作ってみよう、と、企画します。そして、そんな、形のない、アイデアを、形のある、書籍として、出版するまでの、プロデューサーです。それで、いぜん、思いついて企画した本の中に、〈人生の時間銀行〉という、書籍があります。企画と、構成は、きんまるがこしらえ、原稿と、写真は、他の人にお願いしました。内容は時間についての、詩です。これは、ニッポン放送の、朝のラジオ番組で、半年間放送されました。_________きのう、出版社から、連絡がありました。〈人生の時間銀行〉が、教科書に載るというのです。中学生の、道徳の本だそうです。_________企画した本が、そんなふうに、世の中にひろがっていくのは、なんだか、とても、うれしいです。あ、点子さんが、ドアからのぞいています。「点子さん、なんですか?」「きんちゃん、自慢しちゃいけないよ」「は~~い」うっかり、自己陶酔できない、きんまるでした。♪チャンチャン♪
2011年04月22日
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〈ボタンのかけ間違い〉きんまるがじぶんに、いいきかせることば。最初のボタンをかけ間違えると、そのあとのボタンは、すべてずれてくる。それと同じで,勉強にしても仕事にしても、それを始めるときに、最初のボタンをかけ間違えてはいけない。何をするにしても、最初の動機が、恐怖から始まってはいけない。いっけん、積極的に、そして、精力的にやっていることでも、そのなかに、焦りがある場合は、必ず、それは恐怖が元になり、スタートしている。何かを始めるときには、心を整え、そこからでたヒラメキから、方向性を定めよう。最初のボタンをはめるときには、充分に、自分の心を確かめよう。
2011年04月18日
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〈点子さんと、はいこ〉________________点子さんと散歩をしていた。「点子さん、あのねえ」「うん!」「点子さん、返事は、うん、じゃなくてはい!のほうがいいと思うよ」「うん!」「だからあ」「あ、はい!」________________「点子さん、それでね」「はい!」________________しばらく、きんまるが話しかけていると、点子さんの返事がない?振り向くと、________________点子さんは、10メートル後ろほどで、道ばたに座り込み、なにやら熱心に観察している。________________「点子さ~~~ん」「は~~~~い」といいながら、ひとなつこい犬のように、かけよってきた。________________「点子さん、熱心に何をみていたの?」「いぬのはいこ!」「はいこ?・・・なに、はいこって?」「うん、て、いっちゃいけないから、だから、はいこ!だよ」♪チャンチャン♪
2011年04月16日
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〈点子さんと、原発解説〉点子さんと、原発を解説する、テレビを見ていました。学者さんが、3人出ています。「きんちゃん、学者さんは、怖いことをしゃべっているのに、なんだか、どんどんしゃべっていると、自慢が入ってくるね」「あ、そういえば、自分の知識をとうとうとしゃべるね」「三人いると、解説することよりも、自分が一番知ってるって、競争になってるね」「点子さん、たしかに、そうだね」「自慢合戦になってるね」「たしかに、みんなのことを心配しているというより、自分のしゃべりに自己陶酔してるかもね」「あ、この学者さん、今、どや顔に、なったよ」「ほんとうだ、つい、くせがでちゃうんだねえ」今朝、点子さんと、そんな会話をしました。♪チャンチャン♪
2011年04月13日
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〈スイーツな お話〉________________________突然ですが、白砂糖のお話です。________________________真弓定夫先生という、素晴らしい小児科医がいます。1931年生まれで、見かけは「男はつらいよ」のごぜんさまのようなかんじです。吉祥寺で、小さな医院を開業しています。________________________真弓先生はクスリはほとんど使いません。アトピーの患者さんが多いのですが、クスリはほとんど使わず、食生活、日々の生活習慣の指導で直してしまいます。________________________クスリよりも、本来の自己治癒力を活性化する指導をしています。薬も出さない、注射もしない。だから、とても貧乏です。ぼろっちい医院です。しかし、先生の噂を聞きつけたくさんの患者さんが押しかけてきます。________________________その真弓先生に白砂糖のコトを教えていただきながら、シナリオを書きました。だから、内容はほとんど真実です。真弓先生のことは、検索してもらえばどのような方かすぐにわかります。そこに、白砂糖のこともでています。________________________ところで、ぼくは、白砂糖の害は承知ですが、ストイックに、白砂糖を避けてはいません。白砂糖の害を書きながら、息抜きにココアに白砂糖をいっぱい入れて、おいしく飲みます。♪チャンチャン♪________________________真弓先生は、こうおっしゃります。「きんまるさん、なにごとも、禁止はいけません。禁止は無理があり、ストレスになります。それより、白砂糖のことを良く知ればいいのです」「真弓先生、そういえば、このごろ、自然を、ココアに、白砂糖を3杯入れてたのが、1杯になっています。無意識だけ、甘いものを食べる量が少しずつ減っています」「きんまるさん、それでいいんですよ、禁止ではなく、そのことを知る、そこから、自然にしてしまう行動でいいんです。これは、白砂糖に限らず、食品全般にいえることですよ。生活習慣全般にいえることです」真弓先生と、お話をするようになって、一年経ったがその間に、確かに、自然と食習慣が変わった。何の無理もせず、エキセントリックにもならず生活習慣も変わってきた。________________________時には、ケーキをたくさん食べている。それでも、驚いたことに、先日体重を量ったら、健康的に5キロ減っていた。甘いものを食べるのが自然に減ったのが原因だと思う。________________________「禁止をせず、そのことを知る、そこから、自然にしてしまう行動でいいんです」はい!真弓先生わかりました~~!あー気分がいいなあ。アンパンでも食べよ。♪チャンチャン♪
2011年04月11日
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〈点子さんと電車〉打ち合わせで、江戸川橋にある、出版社へいく。_________________________点子さんも、近くの街まで用事があるので、途中の駅まで一緒にいく。_________________________電車の中で、点子さんが突然、「きんちゃん、こないだは、7人いたよ!」「え???」「同じ電車に乗ってて、マスクかけてる人が。7人いたよ」「あ、うん」「きょうは、ふたりしかいないな~。あ!車掌さんもかけてる。3人だ!ひとりもうかったあ~~!」_________________________そして、点子さんがおりる駅にきた。ドアが開き、5人ほどの、乗客が入ってきた。_________________________その中に、ひとり、マスクをかけている、OL風の人がいた。_________________________ドアがしまる直前、点子さんが、ドアの1センチほどのすき間から、大声を吹き込んできた。「きんちゃ~~ん!またいたね~~~!また、ひとりもうかったね~~~つ!」_________________________知らない人のふりをした。電車は走り出す。点子さんは、ホームで、きおつけをしながら、こっちを向いて、満足そうに笑っていた。_________________________う~~~~ん、点子さんとは、ずいぶん長いこと、同じ家に住んでいるけど、いまだによくわからない?_________________________困惑する、きんまるをのせて、電車は池袋に向かうのだった。♪チャンチャン♪
2011年04月04日
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〈点子さんとうぐいすの赤ちゃん〉点子さんと、お散歩をしました。道々、点子さんが、子犬のように、先へ走っていく。かと思うと、道ばたに、しゃがみ込んで何かを熱心に見ている。「きんちゃ~ん、ひからびた犬のウンコがあるよ、面白いから、見てみなよ~」「点子さん、そんなのは、面白くないから、見たくないです」「じゃ、猫のウンコだったらみる?」「そういう、問題じゃないよお」_________道ばたの家の庭に、鳥かごがあった。_________________________なかには、ウグイスのあかちゃんが2羽、チョンチョンと飛んでいた。_________________________「きんちゃん」「え」「ウグイスの赤ちゃんに、ちがう鳴き方おしえちゃお」「え?」「ホー、ホケキョ、じゃなくてね、ぺー、ぺニャラって、おしえるんだよ~」「点子さん、だめだよ~」「こどもだから、きっとおぼえるよ、ぺー、ぺニャラ。 ぺー、ぺニャラ」_________________________点子さんは、その、鳴き方が気に入ったらしく、道々、「ぺー、ぺニャラ。 ぺー、ぺニャラ」をあたり一面にまき散らしていた。♪チャンチャン♪
2011年04月04日
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