流れ雲

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7:何が遺伝子を傷つけるのか



遺伝子はいったい何によって傷つくのでしょうか。

この点に着目してみると、最大の元凶は活性酸素です。

私たちがふだん呼吸しているのは安定した酸素であり、それが糖や脂肪を

燃焼させて生体維持や活動に不可欠なエネルギーを生み出しています。

しかし、呼吸を通じて体内に放出されるまでの代謝過程で、その一部(2~3%)が

不安定な酸素に変化します。

つまり、スーパーオキサイド、ヒドロキシラジカル、過酸化水素といった

極めて毒性の強い活性酸素に変貌してしまうのです。

活性酸素は体内で盛んに酸化反応を起こし、特に脂質(LOOH)が生成したり、

細胞膜だけではなく、細胞のタンパク質や酵素、ついには遺伝子まで傷ついてしまいます。

さらに、活性酸素が引き起こす種々の化学反応は、ガンのみならず、

高血圧や動脈硬化なのど生活習慣病、あるいは老化促進といったあまり有り難くない

影響を全身に及ぼします。

しかも、残念なことに私たちの近辺は、排気ガスやダイオキシンなどの

環境汚染物質、放射線、紫外線、タバコの煙、水道水に含まれるトリハロメタン、

残留農薬、抗ガン剤などの医薬品、食品添加物など、活性酸素を発生させる

要因であふれています。

ウィルスに感染したり、虚血状態に陥ったり、ストレスが蓄積したときなどにも

活性酸素が発生します。







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