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2006.12.10
テーマ： ★つ・ぶ・や・き★(566424)
カテゴリ： 教育
「こんな所で何をしてるの！」。授業をさぼりトイレで化粧中の女子生徒を注意した
「トイレの床に置くなんて汚いと思わないの？」
反応はなかった。「汚いとか、場所をわきまえるといった感覚が欠如している」
（養護教諭）トイレで着替えた服を床に置く。休み時間のトイレはジュースやお菓子を
口にした生徒で混雑。個室内には空き容器が散乱する。昼休みになれば昇降口が
“ランチルーム”に一変。ゲタ箱前に座り込み、パンや弁当を床にじか置きにする。
学校の風景が変わった。当たり前だったはずの常識の規範があいまいになり、
一昔前は想像もしなかった事態がおきる。
東京都内の小学校教諭は、連絡なしに休んだ子供の家に電話して、親の答えに開いた
口がふさがらなかった経験が何度もある。「寝たのが遅かったから、しょうがないでしょ。
今日は休ませます」「どうだっていいじゃない。いちいちうるさいわね」
モーニングコール役を押しつけられた小学校教諭がいれば、「小学校の茶髪は何で
悪いのか」と抗議された校長もいる。「義務教育だから払う必要がない」と給食費の
支払いを拒否する親も急増している。
＜中略＞
ある教育長は強調する「もはや子供のしつけは学校と家庭のどちらが中心になって
やるのかを議論している段階ではない。家庭にしつけや教育力が望めないなら、
学校がやるしか道はないと考えた。目の前の子供をきちんと育てることが先決」
＜中略＞
「わるいこと」といった最低限の教えから始めなければならないほど、状況は深刻だ。
先週から始まった日経新聞のシリーズ「ニッポンの教育」（12月6日掲載）の記事から
の引用です。
本当にモラルのない国になってしまったと実感する。
人間にはモラルがあるから、理性がるから人間でいられるのだ。
道徳教育を受けたという記憶がほとんどない。（あったことはあったが）やはり、
主要な科目の授業が中心であり、その成績だけで人としての評価がされた。
道徳教育は家庭で教えられてきたのが現状だ。だから、戦後2世代・3世代に渡って、
道徳や躾が厳しかった家庭とそうでなかった家庭での人間形成に大きな差が生まれ、
その差が今どっと噴出してきたのだ。いつまでも現在のような成績重視の教育ではなく、
道徳や人間の感性を磨くことを重要視した、全人的な人間を形成する教育が必要だと思う。
ＰＴＡや地域の会合などでもこのような声をきく。
「会合に出席する保護者の家庭は問題ないのよね」。確かにそのとおりである。
しかし、そのような会合にでてこない、親をどうするか、そしてその子供を学校や
地域でどのように育てるかが問題だ。
の言葉どおり、この問題に真剣にとりくまなければ
もはや日本に明るい未来はないかもしれない。
私自身何ができるのか。また何をしなければいけないのか、多いに私を悩ます日々が続く。
しかし、 根本は子どもを変えるのではなく、大人が変わらねばならないのだと思う。
地方の首長そのものがぞくぞくと逮捕される時代なのだから。
また、そんな報道に驚かない時代になってしまったのだから。
このように麻痺した我々人間を覚醒することは根気のいる仕事になるだろう。
「トイレの床に置くなんて汚いと思わないの？」
反応はなかった。「汚いとか、場所をわきまえるといった感覚が欠如している」
（養護教諭）トイレで着替えた服を床に置く。休み時間のトイレはジュースやお菓子を
口にした生徒で混雑。個室内には空き容器が散乱する。昼休みになれば昇降口が
“ランチルーム”に一変。ゲタ箱前に座り込み、パンや弁当を床にじか置きにする。
学校の風景が変わった。当たり前だったはずの常識の規範があいまいになり、
一昔前は想像もしなかった事態がおきる。
東京都内の小学校教諭は、連絡なしに休んだ子供の家に電話して、親の答えに開いた
口がふさがらなかった経験が何度もある。「寝たのが遅かったから、しょうがないでしょ。
今日は休ませます」「どうだっていいじゃない。いちいちうるさいわね」
モーニングコール役を押しつけられた小学校教諭がいれば、「小学校の茶髪は何で
悪いのか」と抗議された校長もいる。「義務教育だから払う必要がない」と給食費の
支払いを拒否する親も急増している。
＜中略＞
ある教育長は強調する「もはや子供のしつけは学校と家庭のどちらが中心になって
やるのかを議論している段階ではない。家庭にしつけや教育力が望めないなら、
学校がやるしか道はないと考えた。目の前の子供をきちんと育てることが先決」
＜中略＞
「わるいこと」といった最低限の教えから始めなければならないほど、状況は深刻だ。
先週から始まった日経新聞のシリーズ「ニッポンの教育」（12月6日掲載）の記事から
の引用です。
本当にモラルのない国になってしまったと実感する。
人間にはモラルがあるから、理性がるから人間でいられるのだ。
道徳教育を受けたという記憶がほとんどない。（あったことはあったが）やはり、
主要な科目の授業が中心であり、その成績だけで人としての評価がされた。
道徳教育は家庭で教えられてきたのが現状だ。だから、戦後2世代・3世代に渡って、
道徳や躾が厳しかった家庭とそうでなかった家庭での人間形成に大きな差が生まれ、
その差が今どっと噴出してきたのだ。いつまでも現在のような成績重視の教育ではなく、
道徳や人間の感性を磨くことを重要視した、全人的な人間を形成する教育が必要だと思う。
ＰＴＡや地域の会合などでもこのような声をきく。
「会合に出席する保護者の家庭は問題ないのよね」。確かにそのとおりである。
しかし、そのような会合にでてこない、親をどうするか、そしてその子供を学校や
地域でどのように育てるかが問題だ。
の言葉どおり、この問題に真剣にとりくまなければ
もはや日本に明るい未来はないかもしれない。
私自身何ができるのか。また何をしなければいけないのか、多いに私を悩ます日々が続く。
しかし、 根本は子どもを変えるのではなく、大人が変わらねばならないのだと思う。
地方の首長そのものがぞくぞくと逮捕される時代なのだから。
また、そんな報道に驚かない時代になってしまったのだから。
このように麻痺した我々人間を覚醒することは根気のいる仕事になるだろう。
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