エレン太のクローンなダイアリ

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カテゴリ: 文献紹介
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クローン病

書店でなにげにこの本を手に取り、読んでみたら、これまで読んできた本とは、ちょっと切り口の違う構成で、ちょっと好感持てたんで買って読んでみました。

まあ、これまで日本人が書いた本ばかり読んできたせいか、さすがに外人が書くと、こうも違うのかというくらいの、構成内容の違いが、なかなか面白い。それに何やら読んでてすがすがしい気分になる。

読んだ後、このすがすがしさは何?と自問してみると、著者であるジョアン・ゴメスというドクターが、わからないことはわからないと明確に記述しているためとわかる。病気の原因やその後の病状変化について、可能性としていろいろなことを挙げるが、結局のところエビデンスがなく不明なんだということが、いくつもでてくる。

こういう明確な表現がとてもメリハリが聞いてすがすがしい気分になる。最近読んだクローン病に関する本で兵○○○大の先生が書かれた本は、原因すら推測であるのに、ガンになるとか患者の不安をあおる表現が多々あり、読むに耐えなかった。

そういう意味で、広義にわたり様々なことについて、事例を挙げ、わかってることとわからないことを明確に分けて説明されているこの本は、読みやすくてわかやすい。患者の不安を必要以上にあおることもないし、本当に秀逸である。おそらく翻訳もセンスのある方がやられたのだろうと推測。

というわけで、クローン病の入門書としては最適だと思われます。興味ある方は一度はお読みください。





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最終更新日  2009.08.27 22:06:06
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