こっぱんの日記

こっぱんの日記

2004.11.18
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カテゴリ: 旅行・ハイキング
 今日は、すずらん会主催の史跡めぐりハイキングの日、御所に9時半集合だが、天満橋を8時23分発の京阪特急に乗ればちょうど間に合うはず、と思って、8時に自宅を出た。

しかし、やはり余裕を持って出発しなければならないものだ。中書島を出てしばらく行ったところで突然停車。「ただ今、踏み切り内で異常が発生しました。安全確認のため調査をしておりますので、しばらくお待ち下さい」のアナウンスがあり、やきもきしつつ待つ。10分くらいの後、安全が確認できたとして発車したが、出町柳に着くのがその時間だけ遅れた。集合時刻まで10分しかない。急ぎ足で歩いたが、着いたのは32分だった。御所への入場は、9時50分なので、特に支障はなかった。

参加者は120人。見学の最初は、京都御所。清所門から入り、御所説明員の案内で、宜秋門、車寄を過ぎ、建礼門(御所の正門)のあたりで説明を受ける。承明門の中に、天皇即位式などが行われる紫宸殿(入母屋造檜皮葺)が見える。階段は18段だそうだ。手前には、南庭があり、左近の桜 右近の橘が見える。左奥には住居にされた清涼殿がある。東に進むと建春門が見える。次に、北へ進むと右に春興殿、左に小御所、御学問所などがある。その間に蹴鞠の庭があり、その前が、御池庭となっていて、紅葉が池に映って美しい。しばらく、庭や建物を見ながら、150年前の姿を想像する。

10時半、御所を出る。ここから、京都府の観光ボランティアの方々の案内で20人ずつ6班に分かれて行動。京都御苑の中を歩いて次の目的地、聖護院へ。御苑の中に、清水谷家の椋というのがあり、蛤御門の変の時、ここで長州藩士・来島又平衛が討死したそうだ。引退天皇の住いであった仙洞御所、萩の花や名水で有名な梨木神社などを見ながら寺町に出る。

現在の府立医大は、元々粟田口にあった青蓮院療病院を移設したものだとか、鴨沂高校が学園紛争のとき荒れたこととか、同志社の創始者・新島襄旧邸があったことなどの話を聞きながら、丸太町へ出る。

女紅場(じょこうば)という女子の学校があったところや、頼山陽の山紫水明処の場所などを見ながら東山通りに出る。熊野神社を経て、11時半ごろ、聖護院八つ橋や聖護院大根で有名な、聖護院御殿荘に到着。院内を、僧侶の案内で見学する。

聖護院は、役行者を開祖とし、天台宗円珍(智証大師)に引き継がれた寺である。古くから皇室から入寺する方が多く、皇室とゆかりの深い寺で、御所が焼けたとき、光格天皇や孝明天皇の仮皇居となったことがあるそうだ。

僧侶の話は、御殿荘各部屋の障壁画の説明から始まる。絵は、松、孔雀、鶴、及び中国故事を題材にしたもの。その中で、文王と呂尚にまつわる太公望の話には感動した。光悦天皇の間で、研単の文字額、瀧の掛け図、書院欄間の鼠穴などを見てその謂れを聞く。最後に不動堂で、不動明王、蔵王権現
像などの説明を聞きを拝観。庭の白砂は雨で箒目がぼんやりしていたが、苔庭は雨を吸って一際きれいであった。1時間ほどの見学を終えて、広間にて食事を取る。



ここは、法然が開いた寺で、本尊は文殊菩薩。本堂に飾られている山越阿弥陀図や涅槃図の説明を聞く。清和殿の部屋には、伊藤若冲の鶏図、円山応挙の鶏図、富岡鉄斎の絵などが描かれている。庭もきれいに手入れされ、紅葉もきれいに色づき初めていた。

また、ここは、幕末に京都守護職本陣が置かれたところで、今回は、会津藩にまつわる品々が展示されていた。会津藩が守護職を引き受ける元となった「会津藩家訓」や武具や旗や地図、新選組との会見所なども見ることが出来た。ここに、5年の間、会津藩士1000人が駐屯していて、近藤勇らは、壬生から連絡をとりに通っていたのだ。

お寺を出て、最後の目的地真如堂に行く。途中、多くのお墓が並ぶ墓地の中を通る。墓石にいろいろな形があることに驚く。曲線を帯びたもの、球形のもの、亀の背に乗っているものなど。墓地を抜ける手前、真如堂近くに会津藩士352霊が眠る会津藩受難者墓所はあった。しばし合掌。

真如堂の手前に小さなお堂があり、石が祀られている。これは、紫雲石と言って、浄土宗の開祖・法然上人が腰を下ろし念仏を唱えたという。この石を護り伝えるために西雲院が建てられたという。

最後の目的地、真如堂に着いたのは2時50分。真如堂は、正しくは真正極楽寺といい、戒算上人が984年に開山したもの。天台宗の寺で本尊は阿弥陀如来立像だそうだ。境内は、雨ながら美しい紅葉に包まれていた。境内を散策し紅葉をしばし楽しむ。一際優美な姿を誇るのは三重の塔で、紅葉との取り合わせはいい写真になると思うが、雨で暗いのがやや残念。

3時10分、世話役から解散の伝令。希望者は、白川通りのバス停まで案内するとのこと。私は、これまでのコース引き返して、京阪丸太町に出て、3時46分の電車で大阪に帰った。
今回の史跡ハイキングは、生憎の雨となったが、内容の充実した、楽しい一日であった。
改めて、お世話いただいたすずらん会の方々、京都府観光ボランティアの方々、聖護院の方々にお礼を申し上げたい。

写真は、金戒光明寺の庭
041118京都史跡ウォーク


他の写真は、下記アルバムをご覧下さい。
京都御所、聖護院、金戒光明寺、真如堂を巡るハイキング





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Last updated  2004.12.28 09:55:10
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