きみなき世界



     きみなき世界   松任谷 由実


 君がいなくなってから 初めての冬が来る
 君なしの 君なしの 途方もない時を
 僕はもう 僕はもう 持て余しすぎている

 あの時の言い訳をまだ 僕は後悔してる
 なぜだろう なぜだろう それしかなかったのに
 寂しくって 寂しくって 仕方がなかった

 傷つけて 傷つけられて もうまだ
 こわれてはいなかった 僕たちは僕たちを捨ててきた

 あの時に君がいなくなってから 少し無口になった
 君なしの 君なしの 広すぎる世界で
 僕はただ 僕はただ 座る場所探してる

 あれから全てが変わったのに 二人の匂いはもう無いのに
 ああ・・なのに

 君には言えなかった言葉があるんだ
 できるなら できるなら 時が戻るなら
 一度だけ 一度だけ 君に言いたかった
 「君なしで 君なしで 生きてゆくなんて
 どうしても どうしても 僕にはできない」

 君なしの 君なしの 途方もない時を
 僕はもう 僕はもう 持て余しすぎてる
 君なしの 君なしの 広すぎる世界で
 僕はただ 僕はただ 座る場所探してる

 君なしの 君なしの 途方もない時を
 僕はもう 僕はもう 持て余しすぎている


★彼の声がこの歌で聞こえました。
 貴方はきっと座る場所を探すでしょう・・・私はそこに行けません。
 違う席を貴方は作らなければいけないから。
 それは、私のところではないから。



蓮4044 


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: