備忘録、ちょこちょこと。

備忘録、ちょこちょこと。

2013年05月22日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
以前働いていた会社の仲間と3年ぶりくらいに会う。
定年後、再雇用で働くKさんの若々しさとパワフルさに圧倒される。
40歳過ぎから走り始め、あちこちのマラソン大会に楽しみながら参加している彼女。
15歳下の私の方が、心身ともに、確実に老けている。

ならぬならぬ!と己に喝を入れ「週に最低3回のウォーキングor水泳」を課しているところ。
気恥ずかしいことも多々あるが、負けないで頑張れ、私。





備忘録。
3月11日夜。
夫の会社へ避難したのはスタッフ家族など、約40人位か。

子供たちをひとまとめにしこたつ布団をかける。大判なのでみんなに行き渡る。
こたつ布団、いい仕事します。
全然ダメだったのは避難グッズによく入っている銀色の薄い防寒シート。
呼吸するたびにカサカサ音がして気に障ることこの上なし。
「寝たら凍死」という事態ならともかく、体を休めたい時には不適と思う。

山の向こう側の空はずっと真っ赤。
延焼で周囲を囲まれてしまったら・・・という不安もよぎる。
サイレンも聞こえない無音の夜。
部屋の隅の狭い隙間に横になっている夫とE長男のいびきに、Eと苦笑い。ちょっと和む。

空が白みはじめた頃、ヘリの音がして、すごくすごく安心する。
アパートに行ってみようと、一人で出てみる。

少し下りると警察がいて「無理ですよ」。
別ルートの細道を行くと途中からヘドロとゴミが散乱。
家に近づくにつれヘドロが深くなり、大きな漂着物や浸水した車が見えてくる。
家まであと80M位の辺りで水が引かずに残っている。
油が浮いた黒い水。腰まで濡れた男性が歩いてくる。

「そこから先はまだ深いよ。濡れたら乾かせないんだからいかない方がいい」
と止められる。
警察が規制して降りれなかった海に近い方に行くと、5差路の交差点にがれきと車が押し重なっている。
ヘドロは足首よりも上まで。泥まみれの濡れた人たちが歩いている。
道を引き返し、下りてきたルートで会社に戻りながらおんおんと泣く。泣いて気を取り直す。
会社に着くと子供達がインスタント味噌汁をいただいていた。ありがたい。
ひとりひとり名前を書いたペットボトルの水を1本づついただく。ありがたい。

子供たちに会社に居るように言い、M長女の行方を探しに夫とMが学校へ向かう。
私は近所の親戚の家に行ってみるが不在。
戻り際、ドラッグストアに行列が出来ており中に従業員がいたので私も並ぶ。
水が深くて学校へ行けない、と戻ってきた夫に「買い物要員をよこして」と頼む。
E長男がやってくる。
「本当は今日、卒業式なのにね」と話しながら、裸足にスリッパ履きの卒業生と一緒に、3時間以上並んで買い物をする。
電卓での計算なので時間がかかった。
E長男、ポテチを凝視(笑)
誰よりも腹の空くヤツが、昨日からほとんど飲まず食わず。
卒業祝い、みんなに内緒にするから食っちゃえ、というと一気食いする。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年05月22日 11時26分52秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ru-sa

ru-sa

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

もじゃじゃら子 @ 、、、、 日記にしてくれてありがとう。 本当に…
そうま王子 @ Re:3月28日(03/27) よかった!ホントによかった! 何もで…
アカオニ。 @ Re:3月28日(03/27) えーん。 よかったよー。本当によかった…
もじゃじゃら子 @ 大丈夫?? 大丈夫?大丈夫かな?
ru-sa @ Re[1]:11月5日(11/05) アカオニ。さん >私は、帯状疱疹になっ…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: