この視点の日々

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novel 真実

3章 真実


自分の記憶を無くしてから3日目。治療室で。

「もう大丈夫でしょうね。明日からはリハビリとして院内を自由に移動してもよろしいです。」

嬉しかった。
何故なら、無菌室にいる自分の彼女、――自分の記憶を取り戻すであろう1番の可能性を秘めた人――に会いにいけるからだ。

彼女がどんな人か知りたい。いったい何があったのかを知りたい。

「ああ、あと、親の2人はちょっとこちらへ・・・・」
何か気になったので、トイレに行くフリをして廊下で聞き耳をたてていた。
妹が学校でよかった。今ここにいたら、「プライバシーの侵害でしょ!」とか言って確実にベッドまで引っ張っていくだろう。


――
  「そろそろ真実を伝えた方が宜しいのではないですか?」
  『ええ、そうなんですが・・・・』
  「どのみち明日には知ってしまうことなんです。それならちゃんと言っておいた方が・・・・」
  『では、私が言いましょうか。』
  「いいえ、私が言いましょう。」
  『それでは、ここに連れてきましょうか。』
  「その必要はありません。彼は今、ドアの前にいますから。」
――

バレてた。
微妙な気持ちでドアを開け、中に入る。

「私が同じ状態だったらガラスに影が映らないように聞くがね。」

やっぱりか。



「で、ここからは真面目な話だ。」
急に医者の顔が変わる。それにつられて自分も笑いが消える。



嫌な予感がした。

そしてそれはだいたい当たっていた。



「君の彼女の結城さんなんだが・・・・」



無菌室で治療というのは嘘だった。








既に死んでいた。






それを聞いた瞬間、一つの場面がフラッシュバックを起こした。



  夜、それもかなりの夜中、事故を起こしたのだろうか、ぐしゃぐしゃになった車の中にいる。
  運転席の自分はハンドルとシートに右足を挟まれて動けない。

  『・・・っ・・大丈夫か?』
  助手席を見てみると、



  「う・・・・・・」

  フロントガラスの破片が刺さって、大量出血している彼女――綾がいた。



突然泣きだす俺。


全員が「彼女が死んだ事実を知らされたショックで泣いている」のだと思っているが、違う。


そっちの方なら昨日ぐらいからなんとなく気づいてた。


あのときの俺だって無菌室ぐらいなら会いにいけたはずである。



だから、「やっぱりそうか」ぐらいにしか思っていない。






じゃあ、なぜ泣いたのか?




わずかながら事故当時の記憶を取り戻したからだ。


その時俺は運転席にいた。自分の運転していた車が事故ったことになる。



とならば、意味する事は一つである。








自分のせいで彼女は死んだ。




あとがき

すいませんすいませんすいませんすいま(以下略)

小説書こうと思ってた日に体調崩してたので、1週間遅れになりました_| ̄|○


取り戻した唯一の彼女の記憶は彼にとって最悪の記憶だった・・・・ごめんよ元章、君をいじめる気は当初の設定では無かったんだよヽ(`Д´)ノ


自分でも何処へ行くのか分からなくなってきました_| ̄|○ドウスルヨコレカラ

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