サイボーグ023

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第5話 トルファン


いつのまにか未舗装になってました。
細かい砂地の道で両側に緑色の木々が生い茂り、
CM(異邦人で有名、確か三洋電機だったかな?)で見る
オアシスなんです。
ちょっと感激。

お昼近くなって
トルファン郊外にある交河故城(こうがこじょう)に到着。
交河故城は紀元前2世紀に建てられ
14世紀にさびれるまで続いた城跡で
400m四方の台地の上にある。
柔らかい岩を削ったものなのか、
乾燥させた土の固まりを積み上げたものなのか、
辺り一面に建っている。

空は快晴、
太陽はギラギラ、
空気は乾燥、
暑い、暑い、暑い。

トルファンは人口約25万人。
トルファン盆地の中心地で、
火州とよばれるくらい夏は気温が高い。
ウルムチとは平均10度以上差があり、
季節によって差が激しく、年間降水量は30mmくらい。
あまりの暑さにくらくら。

でも、おじさんはこういう城跡が大好きで、
中央官庁跡や井戸跡を見つけ大はしゃぎ。
興奮の中、30分ほど見学してから、
今日の目的地トルファン市内へ。

着いたのは「トルファン賓館」。
イスラム風建築のちょっと洒落たホテル。
部屋は奥の葡萄棚の脇にある客室棟でエアコンもあり快適。
葡萄棚の下で踊るおねえさん達を横目で見ながらお昼ご飯。
5皿ほどの料理とご飯、
それに名物の手打ちラーメン(みてくれはうどん)。
暑いのを我慢した後の冷えたビールを飲みながら最高の気分。

ガイド氏も
「1時間ほど休憩してから次の見学場所へ行きます」なんて
気がきいてるやん。

昼間からビール3本ほど飲んで、
もう動きたくない状態。

ああ、極楽、極楽。

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