シングルママは大忙し

その１：出会いから出産まで

シングルママになってはや２年が過ぎ、明日から３年目へ突入します。
結婚相手との出逢いから結婚までが約８ヵ月（つき合ってからは約４ヵ月）。結婚してから約８ヵ月後に出産。離婚までトータル３年余り。
仕事をしていた時の上司に「お前は仕事も早かったけど、他の事も早いなぁ～～」なんていわれながら、突っ走ってきた我が人生。そろそろ一息入れておこうかなぁ。

そもそも、日記にしてもダイエットにしても勉強にして三日坊主なこの私。きっとノートに書くと続かない。そこでみなさんに公開することにしました。どこまで続くかは分らないけれど、結婚・離婚・子育てを中心に自分が体験してきたこと、今考えていることなどを綴っていきたいと思います。

で、本日はその１（ちょっと長くて退屈かもなぁ～）

そもそも私は自分の人生計画に「結婚」と「出産・子育て」を組み入れていなかった。人生計画にないことはするもんじゃぁないなぁ。やっぱり初心貫徹。一生独身がよかったのかも。なんて思ったこと数限り無く。『早く生きて早く死のう』なんて思っていたこともある。自分が骨を埋める場所も決めている。この世から消えてなくなることばかり考えていた私。そんな私が結婚、出産、離婚。人生計画通りにはいかないものです。
でも子供と出会えた事はすばらしい。子供がいなかったら生きようなんて思わなかった。きっと子供がいなかったら今生きていないかもなぁ．．．

事のはじまりは。
出逢ってしまった「運命の人」。同じ職場で出逢った元旦（もとだん、がんたんじゃないよ）。私がしていた仕事は主に海外輸出向けの家電製品の取扱説明書を作ること。仕事が忙しい時期は残業時間だけで月に２００時間を超えることもしばしば。徹夜なんて当り前。一週間に２、３日は徹夜仕事。そんな大変な時間を共有してしまったのです、その人と。そうして二人はつき合うようになり、めでたくゴールイン。しかし．．．．「この人こそは我が一生涯連れ添う人！」なんて思ったのもつかの間、結婚生活、子育ての厳しい現実が待っていた。
それでも妊婦時代はそれなりに楽しかったのだけれど．．．

出逢ってから駆け足で結婚に辿り着き、結婚して新居へ引っ越しする際、嫌な腹痛が．．．妊娠しているかもと思いつつ病院へ行くのを先送りにしていた私に、第一の試練が。
切迫流産。ヒョエ～～。絶対安静。甘い新婚生活などなく、一ヵ月間ただひたすら寝て過ごす日々。
どうか神様子供を救ってください！そう毎日祈っていました。特に信仰する宗教があるわけでもないのにひたすら神様助けて！そう願うしかなかった日々でした。
切迫流産の症状とともに酷いつわり。なぜか温かい食べ物が食べられず、御飯を炊いても、煮物を作ってもわざわざそれを冷蔵庫で冷やしてから食べていた。そうじゃないと気持ちが悪くて食べられなかったのです。因に切迫流産の為起き上がることができずその頃の食事の支度は元旦がしていました。そうその頃は。やればできるじゃん！

一ヵ月後切迫流産から復活。「引き続き切迫早産の危険があるので絶対に無理はしないこと」との条件付きで医者から許可がでたので仕事に復活。だんだんと大きくなるお腹を抱えて夫婦仲良く通勤していた頃。しかし妊婦とはいえ仕事は忙しい。徹夜は流石にできないけれで終電で家にかえる日々。無理しちゃいけないっていわれているんだけどなぁ～。
というころ第二の試練が．．．
「前置胎盤です。大量出血の可能性があるのでこのまま改善（改善することもあるけれど）しなければ大きい病院に移ってください。」
前置胎盤ってなに？！そう胎盤が子宮口を塞いでいるため自然分娩では出産できない。または臨月を待たずに大量出血を引き起こす可能性があり、そうなった場合は母子共に危険です。
ヒョエ～～。なんで！一難去ってまた一難。
無理をして子宮がキュ～っと収縮する感覚がある時はもう気が気ではなかった。再び神様助けて！！

祈りは通じるのかはたまた偶然か。胎盤の位置が改善。低位胎盤といって、いまだ低い位置。でも分娩には差しつかえ無し。
よかったよかった。そうして迎えた出産予定日。陣痛は予定日の朝７時半に始り午後４時には子供が生まれていた。「初めてにしては安産ですよ！」などどいわれたけれど、いつになく先生が焦っている。どうやら私の出血が止まらないらしい。出血を止める為の注射を３本。マッサージをしながら先生の処置は続く。
低位胎盤での出産は出産後出血が止まりにくいらしい。子供は無事に出産できたけれど、私の方が偉いこっちゃ！「私ってヤバいの．．．」と不安になる。
その結果は約１リットル。「こんなに出血したよ。」と言って見せてくれた銀のトレーのようなものになみなみと入っている私の血液。人の血液でも自分のでも１リットルもの血液見たことがない。「．．．．」言葉のない私でした。

ともあれ子供は無事に出産。不思議なことにわが子の体重は私生まれた時の体重と一緒。看護婦さんにも「めずらしい～～！」と言われ変な感じ。自分と子供の生まれた体重が一緒ってやっぱり珍しいことなのかしら？
体重は２７８０グラム。体が小さい為かげっぷが上手に出せない。しかも「あらぁ、この子ミルク飲むのへたくそねぁ～」なんて看護婦さんに言われて不安に。
ミルクを飲んじゃ吐き、げっぷをしては吐き、の繰り返し。３時間おきの定期的な授乳なんてとてもできない。初めての母子同室の日私は一睡もできなかった。徹夜は慣れてるけどさぁ～、出産直後はキツイ！もともと寝つきが悪い私。とにかく子供が気になって寝ていられない。妊娠中から熟睡できていなかった私は毎日が睡魔との戦い。さらに悪いことに、母子同室になった日から腰痛と股関節痛が始り、真直ぐ歩けなくなってしまった。原因は未だによくわからないけど。
それでも出産してからの一週間はまだよかった。病院にいて看護婦さんが「甘えちゃっていいからね」なんて言ってくれてよく助けてくれたから。問題は退院して自宅に帰ってから。嫌な予感がしていた．．．

子供が生まれた喜びに有頂天の元旦。「家の事も子供の世話も全部オレがやる」なんて豪語していた。やって頂こうじゃないの。とりあえず子供は吐きやすいので、１時間から２時間おきの短い間隔で授乳。『げっぷがうまく出せずにすぐに吐き戻すので授乳後は最低でも１時間は立て抱きにすること。』そう言われて退院してきた。そうミルクをあげてからそのまま１時間は抱きっぱなし。でも授乳間隔は１時間半から２時間、長くても２時間半。一日中子供を抱きっぱなし。片手で御飯の支度をしたり、家の用事を済ませたり。
仕事から帰ってきた元旦に育児を交代。最初のうちはとても楽しそうにやっていたけれど、短い間隔の授乳にそのうちお疲れぎみ。お互い仕事柄徹夜にはなれていたけれど、授乳で夜中に頻繁に寝たりおきたり。しだいに二人とも睡眠不足で不機嫌に。
そうこうして親子３人の生活が一週間が過ぎようかという頃、余りにも吐く回数が多いので元旦が「受診したほうがいいのでは」と言い出し出産した産院へ二人で相談へ。その待ち合い室での出来事。もともと歯並びが悪いので口をあまり開けたがらない元旦。当然話す言葉もよく聞こえない。しかも待合室だから押さえめの声。なんていったかよく聞こえなかったので「なに？」っとただ一言、何気なく聞き返した。その行為に元旦がいきなりキレた！待合室という場所もわきまえず、デカ声で怒鳴り出す。最後の決め台詞は「オレだって疲れてんだ！」
はぁ～（ため息）。一番いわれたくないことを言われちゃったよ。分っていますとも。仕事から帰ってきて夜中授乳してるんですから、そんなこと。でも私だって疲れている。私が貴方に「疲れているんだ！」なんて怒鳴って家事を放り投げたことありましたか？

そう、その時からはじまってしまったのです。離婚へのカウントダウンが．．．．
次回へ続く

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