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2011.06.01
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カテゴリ: 仕事
彼女の性格も過分にあったと思うけれど、私はやっと、少しだけいつもより悔いが少ない別れを経験した気がします。

話してくれる人だったから、きちんと要望が聞くことが出来た。
彼女が辛い時に、たまたま勤務で居ることが出来たから、話せた。
色んな意味で幸運だったろうなと。

もちろん、悔いがあるのだけど。
あの時、外泊、いや外出だけでも出来ないかどうか、もっと強く主張すべきだった。
どこかで、今度の週末までは・・・と理解していたはずだったけれど、
延命の可能性がある治療をすると言われて、躊躇してしまった。
今、外出しなくても、もっと長く自宅で過ごせるかもしれないし、

そこまで体力がないだろうって経験的に知ってたのに、希望によった気がする。

もっと、鎮痛剤以外の方法だって、やってあげられたと思う。

悔いが残らない別れなんて絶対ないけど、それでも私がいつもより少ない別れだったって思えたのは、
何年も逢っていなかった息子さんと会って、ちゃんと話したいって思いと、
もういいから眠らせてって思いを、両立できたこと。

「これから、眠くなる点滴をしようと思いますが、いいですか?」
という私の声かけに、息も絶え絶え、ほとんど声は出ていなかった彼女の口を読んで、
「息子と話してから」
というのを読み取れた。

二人だけの時間で、最期の別れをする時間を作ってあげられたこと、
息子さんは聞こえていなかったけれど、眠りに落ちる前に「お世話になっているの」と私を紹介してくれたこと、


悔いは沢山あるけれど、だから少なかったって思える。

だから、そういう時間を、沢山作ってあげられるように。
看護の力って、実はそう言うところなのかなって、ちょっと思った。





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Last updated  2011.06.02 00:03:33
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